top.gifmenu01.gifmenu01.gifmenu02.gifmenu02.gifmenu03.gifmenu03.gifmenu04.gifmenu04.gifmenu05.gifmenu05.gifmenu06.gifmenu06.gifmenu07.gifmenu07.gif

見落としがちな小さいパーツ
ブラインドプラグについて

2018.08.17.fri

酷暑だったり突然の雷雨に襲われたり、自然のことなので仕方ありませんが、激しい天気の移り変わりに振り回されぱなしの今日この頃です。会社員の方々の夏休みは終わる頃でしょうが、当方は休みなく働いております。そして今回は、先日車検整備の際に見つけたブレーキライニングのチェック用のパーツ、ブラインドプラグについて触れて見たいと思います。

ブラインドプラグは、リアドラムのバックプレートにちょこんと付いたゴム製のグロメット(穴にハメる管など)です。ドラム内を覗くために開いた穴にハメる部品です。’97以降のミニには標準装備されている純正部品ですが、ゴム製の部品なので劣化で切れたり脱落している車両をよく見かけます。単なる覗き穴のグロメットとは言え、取れたら付けておきましょう。

この部品が外れているとドラム内に水が入ってしまうので、長く乗り続けるためには取り付けておくのが間違いないです。特に入手しにくいものではないので気になったらチェックしてみてください。ブラインドプラグが外れているようでしたら、ネットでも簡単に手に入りますので思いついた時に確認してみるのもいいかもしれませんね。


ブラインドプラグが脱落しているドラムの写真
指差した先がブラインドプラグが脱落した覗き穴です。

ブラインドプラグが付いているドラムの写真
こちらは付いています。ここを外して中をチェックします。


ハブベアリングの交換時期
グリスが教えてくれること

2018.08.07.tue

ずっと面倒を見させていただいているお客さんのミニは、各パーツの交換時期も自然にわかるものです。足まわりの異音が気になる場合、ハブベアリングのオーバーホールか交換となりますが、いつ交換するかは走行距離が目安になります。先日のお客さんは、前の車検の際に「次の車検で交換となるでしょう」と予言した通りに、足まわりをチェックするとベアリングのグリスが真っ黒でした。

グリスアップにはパーツの健康状態をチェックする意味もあります。変色は熱による変化もありますが、多くは摩擦により劣化した鉄粉が混ざって黒く見えるわけです。この色の変化を見極めるために無色のグリスを使うようにしています。モリブデングリスなどの高品質なものもあるのですが、元々の色が黒っぽいので(変色が確認できないから)当社では使えなかったりします。

今回のお客さんは新車から面倒を見ているのですが、ハブベアリングの交換は走行18万キロにして初めてのことです。もちろん足まわりは車検のたびにチェックしていたし、5年に一度はオーバーホールしていました。そうやって長いこと見ていると、クルマの状態をケーススタディとして理解することができます。その代わり多くのクルマを面倒見れないという欠点はありますが(汗)。


ハブベアリングの写真1
今回交換したハブベアリング。リースに当たりの跡がついています。

ハブベアリングの写真2
こちらはそれほど色はついてないですがリースには跡がついてます。

新しいベアリングの写真
ベアリングを交換してたっぷりのグリスを塗り込みます。この色が使用前です。


忘れずに交換しよう
クラッチマスターのクレビスピン

2018.07.24.tue

毎年「異常気象」だとか言っているような気がしますが、それは年々記録を更新し続けているからでしょう。気温が観測以来の記録更新という言葉を天気予報やニュースで聞かない日はありません。それほど現在の日本列島は酷暑に襲われて、日々「暑い」が口癖になってしまいますね。暑くてもクルマの調子が悪ければピットに入ります。今回はクレビスピン交換のススメの巻です。

クラッチペダルのフィーリングが「なんかおかしい」と感じたら、クラッチマスターのクレビスピンを交換することをオススメします。クラッチマスターを新品に交換したとしても、クレビスピンは付いてきません。だからクラッチマスターの交換時にはクレビスピンも同時に交換しなければ、ピンだけが劣化してしまいクラッチフィールにガタが生じるので気をつけてくださいね。

クレビスピンはクラッチを踏み込む際に、シリンダーを押す部分にあたるので消耗品なのです。ピンと言うだけあって小さい部品ですが、マスターと同時に交換しておけば長く気持ちのいいクラッチフィールをキープできます。細かすぎて見落としがちな部分ではありますが、ミニオーナーならば記憶の片隅にとどめておけば、いざという時に役に立つことがあるかもしれません。


使用済みと新品のクレビスピン
色が黒ずんでいる方が使用後のクレビスピン、キレイな方は当然ながら新品です。

ピンの受けの写真
ちょっとピンボケですが(汗)ふたまた形状の先端がピンの受けになっています。


ボールジョイント&ダストブーツ
補修メンテナンスの一部始終

2018.07.17.tue

当店のミニの車検では、足まわりのチェックは欠かせないポイントです。ハブのグリスアップや定期的なオーバーホールをすることで、長く乗れる安心な足まわりに仕上げていきます。工場出荷状態には戻せないにしても、基本の健康な足まわりをキープする努力をしていきたいのです。ちゃんとメンテした足まわりなら常にそのクルマの健康状態を把握できるので、大きなトラブルは起こりません。

先日、車検で持ち込まれたミニは安価な社外品のボールジョイントを持ち込みで取り付けたものでした。安価だからといってすぐに壊れるわけじゃありませんが、素性を把握しておくのは後々大事なことです。部品を取り換えるときに「カタチが違う」となって焦らずに済みます。単に「社外品はこうなんだな」と思うだけです。自分でメンテする人も、整備手帳に記しておいた方が良いと思います。

今回の車検ではボールジョイントは交換せず、破損したダストブーツとボールジョイントの受けのカップを交換しました。ブーツは片方が切れており、もう片方は消失していました。千切れて、なくなってしまったようです。常にチェックしている足まわりなので段階的にどんなトラブルが生じるか想像できます。そうやって把握しておくとお客さんに「次の準備」を事前に知らせられるので楽です。


ボールジョイントの受けの写真
ボールジョイントの受け。右が新しいもので、底部の形状が平らになっているのが特徴です。

受けの内側の写真
受けの内側。汚れが目立つ方が今まで使っていた部品です。

切れたブーツと新品のブーツの写真
切れたブーツと新品のブーツ(手前)。元のブーツはパックリ割れちゃってますね。


高年式のミニの補修パーツは
現行品でも代用できる

2018.07.10.tue

久しぶりにミニの話です。’97以降のミニのお客さんが「ウォッシャー液が出なくなっちゃった」と言うことだったので、早速見てみることにしました。ウォッシャータンクはリア右側のタイヤハウス内にあります。スイッチを入れるとモーター音は聞こえます。それなのに水は出ないと言う状態で持ち込まれたミニ。とりあえずノズルの詰まりを疑って、ノズルの洗浄を試みました。

コチラはハズレでしたが、たまにはノズルも掃除した方が良いので構いません。モーターも生きているしノズルも詰まってないとなると、あとは「リリーフバルブ」の故障しかあり得ないと思います。ウォッシャータンクの出口にあるバルブですが、特に高価なパーツでもないので故障しているなら交換しちゃいましょう。国産の現行品が使えるのでなんら問題なく補修できるのです。

Mk I などの旧車であればオリジナルの専用部品にこだわる理由があります。それは、当時の状態のままで運転することに意義を感じるからです。あの頃の(不便さも含めてと言う意味の)乗り味を追体験するために当時モノに揃えるのです。でも高年式のミニは仕上がったクルマなので、Mk I のような不完全さはありません。だから現行品で対応しても罪悪感を感じません(当方の持論)。


ウォッシャータンクの写真
取り外したウォッシャータンク。

リア右側の写真
タンクはリアの右側が定位置。

リリーフバルブの写真
リリーフバルブはコレ。ホースのつなぎ目に取り付けてあります。


狭いエンジンルームに効果的な
ボディショップならではのアイデア?

2018.07.3.tue

前回の続きなのですが、ミニ専門店でありながらランチアのネタを2回続けて申し訳ありません。しかも、売り物でもお客様のクルマでもなく、私物のオーバーホールネタというのが手前味噌ですみません。前回、タイベル交換の際にエンジンルームのクリアランスを出すために、当店ならではのアイデアを生かさせていただきました。鈑金塗装の技術というか、工具の利点を生かした工夫です。

当初は狭いエンジンルームに手が入らないため、スパナの外径を削って作業しやすく加工したりしていました。でも、そんなことをしなくてもエンジンを少しだけ動かすことができれば手を入れるスペースは作れます。そんな時に思いついたのが「ポートパワー」という工具です。いわゆる油圧ジャッキなのですが、これをエンジンマウントの留めを外した段階で差し込み、圧を加えて動かします。

20ミリも動かせば作業できるスペースができるので、それでエンジンを上げ下ろしするのとは比べ物にならない早さでタイベル交換を済ませられました。ただ、このポートパワー自体を使うのも久しぶりだったので、今回の使用の際は工具のオーバーホールも済ませました。ひと手間どころではない手間がかかっているのです。まあ、自分のクルマの作業だからできた裏技ともいえるでしょう。


ボートパワーを差し込んでいる写真
写真の右側、ホース状の先っぽが赤くなっている工具がポートパワーの先端です。

ボートパワー先端の拡大写真
この赤い部分がカニのハサミのように開くことでジャッキアップされるのです。

ボートパワー仕様書の写真
ポートパワーの仕様書。今回オーバーホールするのに必要な部品を交換しました。

ボートパワーポンプ側の写真
ポートパワーのポンプ側。

加工したスパナの写真
ちなみにコチラは狭い隙間で作業できるように加工したスパナです。


ランチア・デルタのタイベル交換
日常の足となるまでの長い道のり

2018.06.28.thu

先日も紹介した我が愛車のランチアですが、長いことミニの作業に集中していたせいか、気がついたら16年ほど動かしていなかったのです。で、前回はフューエルポンプを交換するところまで紹介しました。今回はタイミングベルトの交換をレポートします。少し前の欧州車はタイミングベルトの交換時期が早いんですよね。このクルマも日常的に乗っていた時は30,000kmに1回ペースでした。

以前交換したのがいつだったかにせよ、動いてない期間を考えれば「交換やむなし」という結論に達し、嫌々ながらデルタのエンジンルームに頭を突っ込みました。なぜ嫌々なのかと言えば、このクルマのエンジンルームがとても狭いからです。ミニに慣れているからとは言え、あちらは勝手知ったるシンプル構造ですがコチラはビッチリ具の詰まったイタリア車の世界です。そこで奥の手を使いました(この奥の手の顛末については次号に続く)。

ちなみにタイベル交換2回(つまり60,000km目安)でウォーターポンプも交換することをオススメします。こちらも安全性を見て替えておきました。ベアリング、ベルト、ウォーターポンプを交換するまでが今回の工程です。この後、何事もなくエンジンがかかり日常の足としてビュンビュン走るという姿が思い浮かぶと言いたいところですが、イタリアのじゃじゃ馬はそんなに甘くない?


エンジンルームの写真
狭いエンジンルームの作業、ミニとは勝手の違うヘビーな作業となります。

ベアリングの写真
ベアリング類も交換、安心して走るためには初期投資(?)が肝心です。

ベルトの写真
こちらは古いベルト、ベアリングとの位置関係通りに置いてみました。

新品のパーツの写真
はい新品パーツです!これでサクッと動いてくれることを祈ります。


ミニの遺伝子を継承する者
NEW MINIとOLD MINIとの共通点?

2018.06.19.tue

いわゆるクラシックミニと言われている型の、BMCから始まってローバーで終焉を迎えたミニの専門店として当店は営業しております。その後BMWにて製造されている現在のミニは「NEW MINI」と呼称されているだけあって、旧ミニとは「全然違う」というのがクラシックなファンからの意見のような気がします。当方は単純に、伝統あるモデルが現代のテクノロジーで蘇ったと解釈しています。

先日当社の仲間になったNEW MINIに低価格タイヤを履かせて、テストも兼ねて乗り回していたのですが、なにやら足回りから異音がするのです。やっぱり安いタイヤはダメかなと思ってチェックすると、タイヤではなくハブベアリングからの異音だとわかりました。この車両は走行8万キロというところなので、この年式のクルマにしてはハブベアリングに不具合が生じる時期が早いように感じます。

この、フロントハブベアリングの弱さという部分がクラシックミニとの類似点のように思えて、足回りのオーバーホールをしながら微笑ましく思えてきました。こんな走行上重要な部分を「あえて」弱く作るとは思えませんが、当方のようなクラシックファンにはこういう細かい部分に愛着を感じるところがあります。特にNEW MINIを推すワケじゃありませんが、乗ってみたら可愛いところもあるなって思いました。


分解されたフロントの足回り写真
ハブベアリングの異音やガタつきは、先代ミニから引き継いだ負の遺産か?なんちゃって。


OUR OWNER’S CUSTOMIZED MINI
お客様ご自身で仕上げたラリー仕様

2018.06.13.wed

ミニの楽しいところを伺うと、お客様ご自身で自由にカスタマイズできることを上げる方が多くいらっしゃいます。アフターパーツも多く出回っているし、諸先輩のカスタムを参考に自分なりに楽しむこともできます。当方のように歴史に忠実に仕上げたいタイプもいれば、自分のオリジナリティとセンスで勝負する素敵なオーナーさんもいらっしゃいます。今回は、そんなミニをご紹介いたします。

こちらのオーナーさん、ミニ1000ベースにラリー仕様をコツコツとDIYで仕上げたツワモノです。特に秀逸なのは、フロントにリア用のドラムブレーキを装着してツラを合わせてあるところです。こういうアイデアはオーナーさんの自由な発想から出てくるので、こちらも勉強になります。ミニ自体は完成したパッケージでありながら、ユーザーも遊べる「余地」を残しているクルマなんですよね。

ちなみにこちらのベース車両は82年頃のミニ1000ですが、このあたりの年式はボディコンディションが良いのでモディファイベースとしては正しい選択だと思います。オーナーさんご自身がイジリ倒すことでクルマにも詳しくなるし、細部まで触ることで常にコンディションを把握でき、トラブルの少ない車両に育て上げることができます。触るほどに愛着を深める、クルマも人も同じことですね。


ミニ全体写真
ミニ1000ベースのラリー仕様、オーナーさんのDIYが詰まった渾身のカスタムミニです。

フロント部分寄り写真
フォグ3灯で仕上げ、ヘッドランプカバーやボンネットストラップ等もビシッとキマってます。

運転席内部写真
メーターパネルもラリー仕様らしく、無骨で男くさいストイックなコクピットに仕上がっています。

リアの写真
Mk I テールに仕上げ、リアフォグやGBプレート、トランクのストラップもバッチリです。


Mk I クーラント大噴射
そして、ちょっとだけ方言指導(笑)

2018.06.04.mon

先日、クーラント漏れで入庫したミニを預かって修理しました。症状としては良くあるのですが、今回のケースでは漏れるというより吹き出すといったほうが正しいかと思います。ちなみにこの話をした際に「ヒョゴる」と伝えたのですが、相手にはそのヒョゴるが伝わりません。栃木の方言なのでしょうか。ネットで検索してみると茨城、栃木あたりの方言のようですね。(水などが)吹き出すという意味です。

さて、そのクーラントがヒョゴったミニですが、ヒーターバルブを交換することで対応します。この箇所からの水漏れは比較的よくあるのですが、今回は漏れるなんて生易しい感じじゃなかったので思わず「ヒョゴった」と言ってしまいました。Mk I 用のヒーターバルブが欠品していたので、とりあえずMk III 用にて代用してます。問題はありませんが、部品の年式を揃えたいタイプなので一応本国よりMk I 用を取り寄せ中です。

この水漏れにより急速冷却されたせいでしょう、イグニッションコイルの先端も割れていたので交換しました。Mk I のクーラント漏れは比較的よくあるトラブルなのですが、このクルマの場合イグニッションコイルの位置が変更されていたので、今回のように水をかぶってクラックが生じてしまったようです。珍しいケースなので記憶にとどめておくとともに、そうならない部品の取り付け位置を考えたいと思います。


ボンネットの中の写真
入庫時に確認したらヒーターバルブからクーラントが大噴射したんです。

ヒーターバルブ、点火コイル写真
交換したヒーターバルブと点火コイル、ヒーターバルブはMk III用です。

点火コイルの拡大写真
こちらは点火コイルのベークライト部にクラックが入ったもの。これは交換しました。


愛車復活計画?
ランチア・デルタHFインテグラーレ

2018.05.23.wed

当社のファクトリー内に長年眠っていた車両があり、最近少しずつ目覚めさせようと触り始めたところです。ランチア・デルタ、イタリア車好きならずとも胸躍る車名じゃないでしょうか。このHFはブリスターフェンダーで、アルカンターラシートを標準装備した上位グレードのものです。そのクルマに16年ぶりに火を入れようと思ったら、当然のように一発始動してくれません。

フューエルポンプが回ってないので油圧が上がらず、当然エンジンに火が点くはずもありません。長年放置したイタリア車は大体ポンプが傷んでしまっているもの、この点は想定内ではありましたが、あとはその痛みの程度によって簡単な部品交換で済むのか、補修が必要かが変わってきます。ヨーロッパのクルマは交換部品の品質が良くないので、シールなどのゴム製品も痛んでます。

部品の品質が良くないというのは日本でクルマに乗る側の解釈であり、本来は交換部品を時期ごとに変えればいいだけの話です。メンテナンスフリーが常識の日本だとゴム製品の品質も高く、乗り潰すまで一度も交換しないで済みます。でも(このデルタの場合、旧いクルマということもありますが)クルマを運転する人がある程度のメンテナンスは自分でする土壌が欧州にはあるように思います。


ポンプを外したタンクの写真
タンクからガソリンを抜き、フューエルポンプを取り外します。抜いたガソリンは真っ黒でした。

ちぎれたベルトとポンプの写真
取り外したポンプは、シール類が溶けてドロドロの状態、ベルトも千切れてしまいました。

汚れたポンプの拡大写真
ポンプのケースは再利用できるので、このゴムのカスを洗浄します。

洗浄したポンプの写真
強力な洗剤を用いて徐々に綺麗になっていきます。

ベルトの拡大写真
千切れたベルトはスポット溶接します。厚さのない鉄の溶接は難しいのですよ(汗)


タイヤインプレッション?
格安輸入タイヤを履いてみた

2018.05.16.wed

当社にて下取ったBMWミニのタイヤを輸入の格安タイヤ履き替えてみました。メーカー指定サイズ205/45R17のタイヤで、メーカー名はちょっと聞いたことないモノです。納入されたタイヤには、メーカー規定の評価シールが貼られていました。この評価がかなり厳しいというか、こんな低い評価のタイヤを「わざわざ使うかな?」という疑問が残りました。

まず、燃費の評価「E」。7段階評価の5番目です。かなり低い評価ですね。そして雨の日の走行性能(グリップ力のことかと思いますが)が「C」です。こちらは7段階の3番目です。普通レベルといったところでしょうか。確かにコレが低いと心配ですからね。最後に静粛性ですが、こちらは「72dB」と表記されています。バイク並みでしょうかね。

この評価を頭に入れた上で、インプレッション感覚で通勤に使っていますが、現状の感想でいえば「そんなに悪くないんじゃない?」といったところでしょうか。この価格(結構安いと思います)でコレなら許せるし、予算がなくてメーカーを気にしない人にはオススメです。とはいえコレ、あくまでBMWミニの話ですけどね(ちなみに当社では常時在庫してませんので悪しからず)。


タイヤ刻印部分アップの写真
メイド・イン・チャイナの刻印が見えます。メーカーはよくわかりません。

評価シールの写真
正直すぎる評価、というかあえてシビアに設定してるということでしょう。


分解すればよくわかる
高級シートの性能

2018.05.08.tue

先日、ピット内の清掃をしていたところ、使い物にならない古いレカロシートが出てきました。処分するには素材ごとに分別しなければいけないので手をつけたら、これが結構な重労働になりました。ミニのシートのような感覚で布地とベースを分離しようと思ったら、細かい箇所ごとにしっかりとした職人の仕事が入っているのです。使っているビスの数も多く、また念入りに留められてました。

そもそもベースの鉄板がかなり重くて、これがレカロシートの座り心地を支えているというしっかりとした安心感があります。電動リクライニングなので、モーターとコンプレッサーが仕込まれています。これらの部品がシート重量を重くし、当方のように部品解体までしている者を悩ませるのです。まあバラすのに手間はかかりましたが、パーツの中身を見るのはとても勉強になります。

ちなみにミニのフロントシートをバラすのと比べて10倍の時間を要しました。実際の作業時間は企業秘密ですが(笑)、それくらい高性能シートの作り込みは手が込んでいるのです。この差が乗り心地の差として歴然と出ていると思えば、ミニの乗り心地もガマンできるような気がします。いや、そこまで酷い乗り心地だと言ってるわけじゃありませんが、高性能シートと比べれば、という話です。


レカロシートの写真
こちらが今回処分したレカロシートです。

座面の鉄板の写真
座面の鉄板はこのようにしっかりした物が使われているのです。

袋詰めされたパーツの写真
分解したパーツを箇所ごとに袋詰めして処分します。

ミニのフロントシートの写真
ちなみにこちらはミニのフロントシート。

表面を剥がしたミニのフロントシートの写真
表面を剥がしたらこんな感じ。作業時間が早いのは「慣れ」もありますが。


ラリー用パーツふたたび
細かい配慮のクラッシュパッド

2018.04.27.fri

Mk I のミニはシンプル構造なので、インテリアなどは無骨な鉄板むき出しの仕様となっております。それは、前回もここで述べたように「プロトタイプ」として発展途上な部分が多々あったからだと思います。そんなむき出しのインテリアのままでラリーを走ったら、ドライバーは肉体的に辛い思いをすることになります。そんな思いをしないための社外部品がクラッシュパッドです。

ただでさえ狭いミニの車内、ラリー仕様となるとさらに計器類の増設で圧迫感が増しています。それらの操作で、車内での動きは意外とアクティブになります。そんなアクティブな動きに対して邪魔にならないようにクラッシュパッドが装着されます。左右ドアの膝が当たる部分やセンターピラー、むき出しになったドアハンドルなどをカバーするために後付けで装着するものです。

今回紹介するのは当時モノの社外部品で、いわゆるデッドストックというやつです。赤い型押しレザーの素材感などは、現行の部品には出せない味を濃厚に醸し出しております。純正部品ではないので、このようなパーツは当時のラリー出場者がワンオフで作ったり、別の車両からの流用でDIYで取り付けてたりもしていたんだと思います。ラリー仕様にはお金がかかるので、アイデアで代用するのも楽しいのです。


クラッシュパッド(赤色)の写真
当時モノのクラッシュパッドセット。デッドストックです。

ドア用クラッシュパッドの写真
上が運転席側、下が助手席側のドアに装着するパッドです。

センターピラー用クラッシュパッドの写真
センターピラー用。

インナードアハンドルカバーの写真
インナードアハンドルのカバーです。激しい運転で引っかかっちゃいますからね。

ドアハンドルカバー取り付け写真
ドアハンドルカバーはこの部分に付きます。


Mk I ならではの”味”があるから
オリジナルにこだわる

2018.04.19.thu

当方の解釈ではありますが、Mk I ミニの良さというのは、その「不完全さ」にあると思っております。ミニがクルマとして真に完成するのはMk III クーパーSになると思います。そこに至るMk I ~II というのはプロトタイプ的な部分が少なからずあるのです。ミニが完成に至る経過が見て取れるというか、当時のメーカーの努力や時代の空気も含めて内包されているようなクルマ趣味のロマンがあります。

そのように解釈しているから、どうしてもMk I を触るときはオリジナルに固執したくなります。このクルマに関しては、当時のパーツをチョイスしなければ気持ちが悪いのです。快適仕様にして乗るのも全然構わないし、それが現代に合わせたある種の正解だとは思います。ただ、当方のように「当時もの」にこだわる人間というのは、時代考証を合わせないと感覚的にスッキリできないというだけです。

そんなわけで、このページで当時ものパーツをよく紹介するのも当方のそんな趣味が反映された結果です。今回はMk I クーパーS純正エキゾーストシステムの復刻版を紹介します。当時としては口径が大きいチューニングマフラーで、競技用部品になると思います。わざわざスチール製のマフラーを復刻しているということは、それだけ時代考証を大事にするマニアが世界に存在するということでしょうか。


クーパーS純正エキゾーストシステムの写真
クーパーS純正エキゾーストシステム。この形状からギョウザマフラーなどとも呼ばれていますね。

マクーパーS純正エキゾーストシステム拡大写真
サイド出しになるのですが、カット&溶接でセンター出しに変更しようかなとも考え中です。


金属製のマフラーステーは
振動による劣化で割れてしまいがち

2018.04.11.wed

ミニのマフラーは社外品に変えている人が多いと思います。社外品への変更を特におススメしているワケじゃありませんが、時間の流れから結果的にマフラーを変更しているということでしょう。現在、新たにミニに乗ろうと思ったら中古車を買わなければいけません。その中古のミニに装着されているマフラーがすでに社外品である場合が多いのではないでしょうか。

その社外マフラーのうち吊りゴムタイプじゃなく、金属製のステーでボディとマフラーエンドを固定させているタイプの場合、エンジンの振動がエキゾーストに響いてクランプが割れてしまうのです。エンジンの始動時にブルンと震える、あの振動の繰り返しによってヒビが入ってしまうというのは構造上当然のような気もしますが、そのまま放置はできないので補強しましょう。

今回のクルマもステーの補強はしていたようです。それでも年数を経てまた、振動によりステー(クランプ)がひび割れてエキゾーストの異音(ガタガタ音)も増したのでしょう。この場合、ステーの取り付け面積を増すことで補強を強化したいと思います。溶接により増設したマフラーエンドクランプを装着して、しばらくは異音とはおさらばできることでしょう。


割れてしまったマフラーエンドクランプの写真
割れてしまったマフラーエンドクランプを溶接により補強します。

マフラーエンドクランプ補強後の写真
補強完了。マフラーとの設置面積を増やしたワケです。

マフラーエンドクランプ装着箇所の写真
ちょっと見えにくいですが、この部分に装着します。

マフラーエンドクランプ装着後の写真
装着完了。とりあえずエキゾーストのガタガタ音はおさまりました。


ミニのマイナートラブル
触媒が詰まって吹け上がらない

2018.03.28.wed

もともと英国では触媒レスで作られたミニなので、日本国内向けに触媒を取り付けるとなると結構骨が折れる仕事になる場合があります。今回は触媒の取り付けの話ではなく、その触媒が詰まってエンジンが吹け上がらないというお話です。排気のフィルタとして有害物質を緩和するのが触媒です。触媒の内部はセラミック製となっており、そのセラミックが破損して詰まったようです。

どうしてセラミックが破損してしまったかといえば、長年かけてオイル漏れや不純物などが触媒内部にたまり、セラミックを傷めてしまったからでしょう。傷んだセラミックが部分的に破損して、どんどん目詰まりを起こしてしまったんだと思います。結構高いパーツなので簡単に交換で済ませたくはないのですが、とは言え補修で済むような破損でもないので交換することになりました。

このように高価な部品に関してはユーズドを使うのが経済的だとは思います。でも、使用済みの触媒のコンディションは分かりません。自分で乗っていたミニで、乗り換える際に部品取りするならコンディションは想像できます。それにしたって想像でしかありませんが……。今回は当方のストックから対応しましたが、このような触媒のトラブルは今後も増えていくと思います。


ミニのボンネットを開けている写真
もともとアイドリング不調で入庫したミニでした。

触媒の写真
いろいろチェックした結果、犯人は「触媒」と判明。

触媒の取り外し箇所の写真
触媒を外した状態。この位置にてフィルタの役割をするわけです。

触媒の中身の写真
今回の触媒、中身が破損しているのはわかります(ピンボケなのは愛嬌です)。


ラリー用、3点式シートベルト
見覚えのあるアパレルブランド製

2018.03.17.sat

旧いクルマは当時の法令に準じて作られているので、今では当たり前の装備が付いていない場合があります。旧車におけるシートベルトはその最たるもので、当時付いてなかったクルマなら現状でもシートベルトなしで問題ないようです。’60年代のミニもシートベルトは必須じゃなかったのですが、当方が現在ハマっているラリーの世界では、シートベルトの装着が義務付けられていました。

そんなわけで、当時のBMC純正のシートベルトを手に入れました。需要がそんなになかったせいなのか、現在このパーツも品薄で手に入りにくいようです。このシートベルトをよく見ると、BMCのロゴ以外に「KANGOL」という表記が見えます。アパレルブランドのカンゴール、ハットでよく知られたあのブランドですね。当時のシートベルトは、こちらとのダブルネームとなっています。

カンゴールのブランドヒストリーをみると、確かにイギリス発祥のブランドのようです。どういう経緯でシートベルトのプロダクトに絡んでいるのかは不明ですが、当社のMk III クーパーSの純正シートベルトもBLMCとカンゴールのダブルネームとなっています。音楽やファッションなど、いろんな文化と繋がってきたミニだから、このようなコラボレーションにも違和感はありませんが。


シートベルトと取説の写真
当時モノのシートベルト、取説と商品タグも付いてます。

取説の拡大写真
取説にも「KANGOL」のロゴが見られます。

シートベルトKANGOLと書かれた部分拡大写真
これは当社の1971年式Mk III 1275Sの純正シートベルト、この頃まではKANGOL製です。


実は希少なドアハンドル
助手席側はレアなのだ

2018.03.10.sat

ミニの中でもMk I くらい古い物になると、オリジナルコンディションで残っているものが少なく、またオリジナル状態で維持することも困難になってきます。パーツは現行品を使った方が楽だし、コスト的にもかなり違います。それは、限られたミニの車体を維持し続けるためには仕方ないことと言えます。新車が作られない以上、なるべく「減らさない」ことが大事になってきます。

Mk I の助手席側のドアハンドル、これの純正品というのが希少で手に入りにくいのです。リプロ品は出回っているんですが、これはキー付きの運転席側と共用タイプのドアハンドルなんです。確かに2種類造るよりは共用タイプにして統合した方が効率的だと思います。しかし、当方のように「オリジナル至上主義者」というのはミニの世界には少なからず存在すると思うんですよね。

というわけで助手席側ドアハンドルの当時物が必要だったので、苦労して手に入れました。Mk I の部品取りだと思われますが、このようなユーズド品しか手に入らない現状ということです。当時から交換用のハンドルは運転席と共用ということでしょうか。やはりクラシックカーを長く、しかもオリジナルコンディションで維持し続けていくのは大変手間のかかる趣味ということです。


キー付きじゃないドアハンドル写真
キー付きじゃない、普通の助手席側ドアハンドル。

キー付きドアハンドル写真
当方のバックヤードにあるレーシングMk I クーパーSの助手席側にはキー付きドアハンドル装着車です。


今はラリー仕様に燃えているけれど
あの頃はサーキットで燃えていた

2018.03.04.sun

現在、熱心なお客さんとの共同作業という感じでラリー仕様のミニにどっぷりとハマっている当方ですが、かつてはサーキットで走るための相棒としてミニとつき合っていました。当店の看板に「ミニクーパーファクトリー」と掲げてあるのは、レースのためのクルマである”クーパーS”を念頭に置いてあります。ただ、それだけではお客様も限られてしまうので、柔らかく「ミニクーパー」としてあるのですが(笑)。

かつてのサーキット熱の燃え残りが、ピットのいたるところに眠っております。エンジンを載せ替えようと思いつつ、日常業務に忙殺されて手付かずのMk III クーパーSもそんな1台です。改造の準備は整っているのですが、当面はラリー仕様のことで頭がいっぱいなので放置しておくしかありません。たまにホームページの取材にくる人間には「部品取り車かなんかですか?」と失礼極まりないことを言われてしまいましたが……。

これからもラリー仕様のネタが続くので別の話も入れようと思いましたが、結局現在はラリーがイチバン(当方にとって)ホットなのでどうしてもラリーの影がちらつく内容になりがちです(笑)。ちなみに、写真の車両は外観を仕上げないので見せたくないのですが、ロールケージのことだけ触れておきます。このロールケージはMk I・II用のものをカスタマイズしてMk IIIに組み付けました。バーが邪魔で乗り込む時に不便な点は愛嬌です。


ロールゲージ写真
クルマの剛性を高めるロールケージは、サーキットでは必須の装備でもあります。

バーが乗り込む部分を邪魔している写真
欠点は居住性が悪くなることと乗降時の不便さですが、レギュレーションなので仕方ありません。


スイッチにもこだわりアリ
ホーンスイッチ~その2~

2018.02.21.wed

ラリー仕様を製作中の当方にとって当時モノのパーツは、常にアンテナを張って情報を集めておかないと不安なのです。ひとつふたつ手に入れるだけなら、出物があった際にお客さんに相談して、値段が折り合えば購入すればいいのです。でも、複数箇所に使用するパーツに関しては、必要な時に都合よくまとめ買いできないわけです。そのせいで改造が進まないという言い訳です(笑)。

ここに紹介するのは当時モノのトグルスイッチ(LUCAS製)です。前回紹介したホーン&パッシングのスイッチです。リターンスプリング式になっているのは前回のロングステーバージョンと同じです。ラリーで使用するための使い勝手がいいとされているのがロングステーですが、こちらも普通に使われていたタイプのスイッチです。このスイッチが「なぜ複数必要か?」という話ですね。

ラリーというハードな環境での使用を考慮した場合、予備のスイッチを正規の位置以外にも用意しておくものです。このホーンスイッチでいえば、通常位置以外にナビ側とか、他にもう1箇所くらいの予備スイッチと予備回線を通しておくと安心なのです。そして、現在制作中のラリー仕様においても、リアルなラリー仕様を想定した予備スイッチを設置する予定なので複数使うというわけです!


複数のトグルスイッチの写真
複数手に入れてある当時モノのトグルスイッチですが、結構値の張る代物なんですよ(汗)。

指で持っているトグルスイッチの写真その1
当方の指と比べてみればわかる通り、実際のサイズ感はこんな感じです。LUCASの刻印入り。

指で持っているトグルスイッチの写真その2
上のものよりもさらに小さく、ケースの形状も異なるタイプも用意して万全の構え。


スイッチにもこだわりアリ
ホーンスイッチ~その1~

2018.02.14.wed

ホーンまたはクラクションを鳴らす時、現行のクルマであれば大抵はステアリングの中心を押すものだと思っているでしょう。でも、60年代のクルマは必ずしもプッシュボタン式のホーンじゃありません。ノブを倒して鳴らすタイプのスイッチとなっております。しかも、当方(のお客様)は現在ラリー仕様に夢中なので、当時のラリーで使われていたロングステースイッチを手に入れたというわけです。

普通のスイッチに比べて格段に長い仕様のこちらは、ホーンを鳴らす機会の多いラリーシーンでの使い勝手を考えた作りになっております。短いスイッチだと手を伸ばさなきゃいけないところを、少ない動きでサッとホーンスイッチをタッチすることができます。このスイッチはリターンスプリング式となっておりますので、タッチしても自動的に戻る仕組みです。こういう細かいパーツにこだわり出してから、ラリー仕様が遅々として進みません(笑)。

このロングステータイプのスイッチも、ジョンクーパーワークスが手がけた当時のラリー仕様ミニに使われていたパーツだと思います。マセラティホーンと同様に、その販権をジョンクーパーが持っていたから「付けちゃえ」とノリで装着したような気がしているのは当方だけでしょうか。このように無数にあるラリー仕様の当時モノパーツたち、全てを装着し終わる頃には燃え尽きてしまいそうな予感がしております(汗)。


ホーン・パッシングスイッチの写真
全長約20センチほどの棒状のホーン・パッシングスイッチ、リターンスプリング式なのでどの角度でも音が鳴らせます。


暗いインパネを照らす
小さなスポットライト

2018.02.07.wed

現代のクルマには当たり前のようについているパーツでも、数10年前まではオプションだったり、ハイエンドモデルにしか付いてないというモノがあります。例えば夜の運転の際、ヘッドライトを点灯させると自動的にインパネ周りの計器をバックライトが照らします。ですが、ミニが生まれて間もない60年代当時は、レース用の車両に関しては昼間のレースがメインでした。唯一、夜間走行していたのがル・マンくらいで、競技用車両のメーターを照らすという感覚が薄かったのです。

ラリーでは夜間走行時にトリップメーターやストップウォッチなど、もろもろの計器を視認する必要があります。そのためのライトが「Pライト」です。照らしたい計器の上に取り付ける小さなパーツなのですが、こちらのLUCAS製当時モノがかなり入手困難となっております。そもそも現在こんな細かいパーツを作っているメーカーがあるとは思えませんが……。とにかく、こだわりのラリー仕様にしたいという熱心な要望にお答えするために手に入れました。

このPライト、ひとつあれば事足りるという生易しいパーツではありません。照らしたい箇所ごとにPライトも必要になるのです。入手困難な状況を考えて複数手に入れておきましたが、それだけじゃ不安です。交換用のバルブも手に入れて、これでやっと安心というものです。このような細かい部品が無数に存在し、それらが事あるごとにレアというのがラリー仕様の難しいところでもあり、また面白くてハマってしまう要因でもあるのです。私もすでにハマっているようです。


Pライトとパッケージの写真
いくつか手に入れたPライトのパッケージ。当時モノの色あせた包材が渋いですね。

Pライト(黒)の写真
先端に口のようになっている部分から照射します。これは赤いバルブのタイプですね。

Pライト(白)の写真
こちらは黒いタイプよりも新しいパーツで、ヘッド部分の留め金が無くなっています。

交換用バルブの写真
備えあれば憂いなし、交換用のバルブも用意しておくのが正しいマニアというものです。


インテリアメイクの夢が広がる
ラリー用メーターパネル

2018.01.31.wed

クルマを運転していると視界に入るのは当然室内の景色です。エクステリアを綺麗に仕上げても、外観を自分で見られるのは、クルマを降りた時だけです。だからインテリアの作り込みはエクステリアよりも大事なポイントなのです。特に、ミニのラリー仕様というスパルタンかつカスタム箇所の多い仕様の場合は、細部に至るまでしっかり作り込んでおかないといけません。

そんなインテリアカスタムのベースとなるのがメーターパネルです。今回取り寄せたのは「ワークスダッシュセット」という運転席側と助手席側のメーターパネルのセットです。当時の雰囲気を再現した縮み塗装が効いた、雰囲気のあるスチール製のパネルです。ここに、当時の資料をチェックしながら自分好みのメーター類を取り付けていくのは、ある種の男のロマンです。

普通のクルマのインテリアとは一線を画す「コクピット」を作り込むのです。複数の計器に囲まれながらシフトを操作するのは、いかにもクルマを「操っている」という感覚を得られます。そんな「自分だけの世界」に酔いしれるためにも、インテリアはしっかりコッテリ作り込まなければいけないのです。メーターパネルは、そんな夢を実現させるパレットなのです(名言?)。


ワークスダッシュセット(運転席側と助手席側)の写真
ワークスダッシュセット。右:運転席側、左:助手席側。

ワークスダッシュセット(運転席側)寄りの写真
まだ何も書き込まれてないまっさらなパレットです。

ワークスダッシュセット(助手席側)寄りの写真
ベースのスチールに施された縮み塗装がクールなインテリアを演出します。


寒さが身にしみる季節
ミニも寒がっている?

2018.01.23.tue

日本各地で雪の知らせが聞こえてきていましたが、関東でも本格的な寒波の到来とともに各地で大雪が観測されています。寒いとインドアに気持ちが向かってしまいますが、やまない雨はない! とけない雪はない! と気持ちを奮い立たせて、来たる春先のツーリングシーズンに備えてミニの改造計画などを練ってみてはいかがでしょうか。などと言いつつ、今回のネタは寒冷地仕様のパーツのお話という……(笑)。

今回もラリー仕様向けに仕入れたパーツではありますが、ラリーに限らず寒冷地では重要になってくるオーバークールへの対策パーツなのです。フロントグリルマフ。ミニのグリルはフロントがガッツリ開いているので、このようなパーツで冷たい外気を遮断するワケです。しかも、今回紹介するのはラリーに特化した2分割タイプです。

なぜ2分割できるようになっているかといえば、ラジエター側だけ外して冷却効率を下げないようにするためです。ラリーという極限の状況で走っているからこそ、このような細かい仕様のパーツが必要になるのですが、一般的にはワンピース構造のグリルマフで十分だとは思います。とにかく、ミニも寒さに震えているので、オーナー様の大きな愛で温めてあげてください。


グリフマフの写真
ちょうど真ん中で2分割できるグリルマフ。当時モノのエンボスタイプの生地も渋いです。

グリフマフの小窓を開けている写真
小窓もついているので、ピンポイントで冷やすこともできる優れものです。


旧いクルマには
当時のパーツがよく似合う

2018.01.15.mon

このページでは当時モノのパーツやラリー仕様のアイテムなどをいろいろ紹介させていただいておりますが、それらは全て入手困難というワケではありません。現在でもリプレイスメントパーツ(消耗品・交換部品)などは、新品で流通しております。Mk I ・ II 専用品として普通に手に入るのです。それは、英国で今でも現役でクルマが走っているからでしょう。

英国人の「ものを大事に使い続ける」お国柄が、当方のような旧車マニアを間接的に助けてくれいます。そんな、現在でも入手可能なリプロ品のひとつ、ウォッシャータンクを紹介しましょう。オリジナルの形状なので、キャップが小さいのが特徴です。他にも社外品のTUDOR(チュードル)もロゴがかっこ良くて人気です。この辺は好みなので、好きなモノを選べばいいと思います。

ごく初期の850には、このウォッシャータンクじゃなくてガラスの瓶が使われていたと記憶しております。その形状は「ジャムの瓶」のようで、キャップも例の力まかせで開けるタイプのものでした。エンジンルームにガラスの瓶というのもミスマッチで、初めて見たら「誰か、ジャムの瓶を置き忘れてるぞ!」と思ってしまいそうです。パン食だし。


オリジナルタイプのウォーシャータンク写真
オリジナルタイプのウォーシャータンク(Mk I / II用)、ミニスペアーズで購入しました。

キャップの形状が小さいタイプのウォーシャータンク写真
キャップの形状が小さいタイプ。ジャム瓶のタイプは想像してみてください。


2018年もよろしくお願いします
年始のネタはアンチミストパネル

2018.01.05.fri

あけましておめでとうございます。今年も、皆さまの楽しいミニライフのヒントとなるようなネタを提案できればと、いろいろ考えてアップしていきたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。早速、新年最初の更新となる今回も、昨年に引き続きラリー仕様に関連したパーツを紹介したいと思います。当方も紹介して楽しいネタの方が良いんじゃないかと都合よく解釈しております(笑)。

今回紹介するのは「アンチミストパネル」という、リアガラスのくもり止め用パネルです。現代のクルマには電熱線が入っているので、曇ってもスイッチひとつで対応できます。でも、発売当初のミニには電熱線が入ってないので、このようなパーツが必要となるのです。まあ、電熱線の入ったミニも曇りやすいってことで、アンチミストパネルを付けている人もいるようですが……。

特にラリーに特化したパーツではありませんが、とは言えラリーでは必須のパーツだと思います。ガラスとパネルとの間にエアが入ることで空気の層ができ、その温度差により曇り止めとして機能するそうです。と、人に説明してもあまり理解されないのですが、とにかくこれが意外と効くんです。取り付けは両面テープでつけるだけの簡単な作り、自作する人も多いのでチャレンジしてみては!


アンチミストパネル写真
アンチミストパネル。こういうシンプルなパーツが役に立つんです。

BMCのラベル拡大写真
BMCのラベル入り。

アンチミストパネル取り付け写真
内側に取り付けるのですが、このように両面テープで簡単取り付けです。


bar02.gif
ミニクーパーファクトリー・バグパイプ 〒320-0065 栃木県宇都宮市駒生町1377-3 TEL&FAX:028-652-0064 E-mail:info@mini-bagpipe.com
bar01.gif