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冬季休業の予定
2015年12月29日(火)〜2016年1月4日(月)

2015.12.28.mon

早いもので今年もあと数日。もう休みに入っている方もいらっしゃるでしょうし、ギリギリまで仕事をされている方もいることでしょう。当店は一応12月29日から、明けて1月4日までを休業日にさせていただきたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。

とは言え、例年のことながらファクトリーにてクルマをいじっていると思います。自分のクルマの作業を進めてツーリングにでも行きたいところですが、そんなに時間は取れないかもしれませんね。お近くの方で急なトラブルで困ったら駆け込んでくるでしょうし、それに対応するのもいつものことですから。

とりあえず、今年も一年ありがとうございました。来年も地道にやっていきたいと思っておりますので、皆さまよろしくお願い申し上げます。店主



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この冬は、再入庫したジャックナイトを仕上げたいところですが……。



謎のヒューズ切れ連発
追いかけて、ワイパーリレー

2015.12.21.tue

あるお客さんのミニが、ワイパーが動かなくなりヒューズが飛ぶという謎の現象を繰り返していました。予備のヒューズを常備して対策していましたが、あまりに頻発するので……ということで入庫したんですが。当方としても意味が分からない症状なので、とりあえずとことんに詰めて原因を探ってみるしかないと、腰を据えて作業にかかりました。

テスターでは「断線」と診断されるので電気が来てないようです。どこに原因が隠れているのやら見当もつかないままワイパースイッチを分解したり、配線を探っていき、ひとつの仮説に行き当たります。リレーかな……!? そこで調べてみると1997年式以降のミニにはワイパーリレーが付いてることに思い至りました。

ワイパーリレーを取り寄せて交換したところ、どうやら問題なくワイパーは動くしヒューズも飛ばないようです。リレーとヒューズの相関関係は原因不明のままですが、長い付き合いの電装屋さんが「調べてみる」と言ってくれたのでいずれ解明することでしょう。何はともあれ、97以降のミニにはワイパーリレーがあるってことは覚えておきましょう(と、自分に言い聞かせます)。


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コイツが交換したワイパーリレー、半導体部分に接触不良が見られます。


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原因が分からず迷走中の図。ワイパースイッチを取り外したところ。


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ここまで分解してみましたが、当然コイツは真犯人じゃありません。


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リレーと見当を付けて探し当てましたが、取り外すのもひと苦労でした。



ミニのお仕事ばかりじゃない
〜板金塗装の仕事〜

2015.12.14.mon

ミニ屋を開業して5年以上になりますが、それまでやっていたクルマ屋さんの仕事をやめたワケではありません。ミニを仕上げながら、車検整備をしながら、かたわらにはいつも国産車の板金仕事が同時進行で進んでいるというのが当社の「ありふれた日常」なのです。そんな板金の仕事で、最近ショックなことがひとつありました。

以前1071クーパーSに乗っていたオーナーさんのポルテが事故板金で入庫されました。右の後方をぶつけたその車両、右後方フェンダーに2箇所のヘコミを確認して補修したんです。で、リアから写真を撮って確認したところ、下の方にもう1箇所のヘコミがありました。入庫した時の写真を再度見てみたら、しっかりヘコミを視認できました。

作業の手順でこまめに写真を撮っておくと、こういう場合の確認用としても便利です。もちろんお客さんに作業状況を報告する時に写真の方が分かりやすいから撮ってるんですが。ただ、本当は最初に見た時点でイッパツで分かるヘコミです。途中で気づいたから良いようなモノの、塗装を仕上げた後だったらと思うと……我ながら初めての経験にヘコミますわ。


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入庫した時の状態、タイヤの上方に大きな凹みが見えます。


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ボディを修正した後に写真を撮ってみたら下の方にまだヘコミがあるぞ。


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改めて下部も直しました。二度手間にならなくて良かったと割り切りましょう。


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ちなみにブラックの塗装は結構難しいんですが、それはまた別の機会に……。



延長シフトノブはすぐ折れる?
事前に補強しておこう!

2015.12.2.thu

むかしからあるパーツなのに、どうも強度がイマイチだったり使い勝手に難のあるモノってありますよね?シフトノブエクステンション、このMT車のシフトノブを延長するパーツはWナットで取り付けるタイプです。このパーツが、当方の場合やけに接合部分から折れちゃうということが多発しまして……。

もしかしたら当方の運転が荒いのかもしれません。そこはあくまで「当社比」ということで、でも、折れちゃうからといって放置はできないワケです。どうすれば良いか?折れそうな部位を「折れないように」細工すればいいワケです。その一部始終を説明しましょう。

弱い部分を補強すればいいワケで、当方の場合折れてしまうのはエクステンションの付け根の部分です。ここと、装着する本体側を溶接しちゃいます。ただ、単に溶接しても強度は上がらないと思ったので、シフト本体とエクステンション側の接地面を尖らせて、3重に溶接することで強化しました。チョット強引でしたかね。


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先日紹介したヘリテイジの在庫車に装着してあるシフトノブです。
よく見ると、本体側に補強した形跡が分かると思います。




シッカリ暖気したのに
水温計の針が上がらない!

2015.11.19.thu

久しぶりに在庫車を動かそうと思って暖機して、いざ乗ろうと思ったら水温計の針が全然上がってません。「もしや!?」と思ってエンジンルームを開けてみると、ほんのり煙ってます。ラジエター液が減っているのでしょう。とりあえず足してみましたが、一体原因は何かと思い調べてみたところ……。

ここでもやっぱり重要なのはパッキンなのですが、ラジエターキャップのゴムシールが劣化で剥がれていたので、そこから蒸気として漏れてしまったようです。このキャップはラジエターの機能を担う重要なパーツでもあるので、劣化したら交換することをオススメします。

それほど頻繁に交換を必要とする部品じゃありませんが、買ってから一度も換えてないという人は確認してみても良いんじゃないでしょうか。それほど高い部品じゃありませんし、目視で分かると思います。ただし、ラジエターキャップを外す際はエンジンが冷えた状態で開けてくださいね。ラジエター液が噴出しますから!


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このラジエターキャップ、見るからに明らかにゴムの劣化が分かります。




原因不明のトラブル
追いかけてみれば意外と……

2015.11.4.wed

先日のMk II クーパーS、ハイドロラスティックサス関連の修復でかなり苦戦しましたが、その車検整備の際、別の細かいトラブルもありましたので載せておきます。リアのウインカー・ハザードが点灯しなくなっていました。原因究明のためリレーを交換したところ、リレーからの音が変なので「電気が止まっているのでは?」との疑いが……。

メカニックというのは五感を使って作業するのです。この場合は「聴覚」ですね。異音にもパターンがあるので、こういう音の時はココみたいな経験上の判断が出来ます。で、テスターにかけてみたのですが、断線はありません。コレは大元に原因があると考え、ウォッシャータンク裏のヒューズボックスから伸びる白いリード線に軽く触れたら、リレーから正常な音がして治りました。

レストアやオールペイントなどで塗装のカスが管ヒューズに詰まって接触不良を起こすことがあるのです。一応、接触不良防止のための接点復活剤を塗布してクリーニングしておきました。このように、何ら部品交換することなくリペアできるケースもあります。原因さえ分かれば対策できるし、トラブルを解消しておけば安心して乗れます。放置せず、正しく対策することが、長くミニに乗り続ける秘訣です。


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ウインカー・ハザードが点かないので、まずは末端から調べてみます。


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リレーを調べると電気が来てないようです、それならさらに遡りましょう。


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裏に隠れてますが、ヒューズボックスからのリード線に触れるだけで通電するという。



クーパーSのアイデンティティ
ハイドロサスを守れ!!〜その2〜

2015.10.30.fri

前回の続きですが、Mk II クーパーSのハイドロオイルの漏れを修理して、ひと安心したと思っていたところ……。他の車検整備でリフトに上げていたところ、どこからかオイルが漏れています。探検隊のようにオイルの跡をたどってみると、ハイドロのリア部分のホース、エルボの継ぎ目から折れているのを発見してしまいました。

今回のオイル漏れの原因もパッキンの劣化です。ホースのジョイント部のワッシャーが消失していました。取り付ける際に銅ワッシャーを自作してはめ込みましたが、この閉める作業が思いのほか大変でして……。バッチリ締めたかと思うと、翌日には漏れてくる、そこでさらに増し締めして待つと、やはりすこし漏れているという。

この繰り返しを5日間することで完全にオイル漏れは収まりましたが、当方の心は折れる寸前でした。もういっそ溶接しちゃおうかとも考えましたが、後々のメンテナンスを考えてガマンしました。なにせハイドロラスティックサスペンションを守るためですから! このようにして、なんとか今回のトラブルはすべて解決することが出来ました。


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ハイドロタンクからのオイル漏れを直したと思ったら、また漏れてきました。


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ホースジョイントのパッキンがなくなっていたので、自作の銅ワッシャーで対応。


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無事装着完了。何度も増し締めしてヘトヘトの5日間でした。



クーパーSのアイデンティティ
ハイドロサスを守れ!!〜その1〜

2015.10.23.fri

旧いミニの特徴的なサスペンションシステムに、油圧式のハイドロラスティックサスペンションシステムという構造があります。好き者(失礼)のあいだでは今でも愛好されている、ミニ・クーパー「S」信者の絶対的なサスペンションです。だから、どんなトラブルが発生しても直せるように専用工具も手に入れてメンテナンスをしています。

ハイドラディスプレッサーという、この道具なしではハイドロの部品交換などは困難を極めます。先日も、当店のお客さんのMk II クーパーSが車検で入庫した際、ハイドロオイルが漏れてるのを発見しました。大手術の予感を覚えつつ、原因を遡るとハイドロ本体からオイルが漏れてます。でも安心?こちらにはハイドロディスプレッサーがある!

この道具はハイドロタンク内をバキューム処理が出来、真空状態で作業が出来るのです。オイル注入口のバルブのゴムパッキンの劣化が原因のようで、こちらを交換し、ついでにハイドロダストカバー(ブーツ)も劣化していたので同時交換します。いやぁ、専門工具バンザイです。コレで問題なし……と思っていたら別の箇所からオイル漏れが発見……つづく。


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この小さなピンが注入口のバルブです。オイル漏れの原因となった箇所です。


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ハイドロダストカバーもこんな状態なので、新品に交換しておきましょう。


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コレがハイドロタンク本体。クーパーSの足まわり象徴です。


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専門工具を使わないと面倒臭いこの部分の作業、買っておいてヨカッタ。。。


原因不明の下回りからのオイル漏れ
今回の犯人はデフシール

2015.10.15.thu

クルマを買うときは専門店で買うモノだと思っていましたが、最近ではネットで気軽に(もしくは真剣に)クルマを購入する人もいるようです。確かにわれわれ専門店も、オークションで購入するときはネットだけで決めるときはあります。でもそれはプロの目で見ているわけで、ある程度現車のコンディションは想像がついた状態で購入しているんだということは伝えておきます。

で、当店のお客さまで、ミニをネットオークションで購入された方がいらっしゃいます。車検で面倒を見ることになったのですが、その際、アンダーガードにタオルを詰めていたので「何かな?」と思ったらオイルが漏れていました。原因不明のオイル染み、そのままだと駐車場にオイルの跡が広がってしまいます。応急処置でタオルを詰めている方って結構いるんですよね。

漏れた形跡をたどったら、このケースで疑わしきは「デフシール」かなと思い至りました。当店の車検の定番メニューにより、足回りはバラしてチェックするので、そのタイミングで見てみました。案の定、デフシールが腐食しているので早速交換です。ミニのメンテナンスは基本的に、ゴムパッキンやシール類の交換が多いですね。でも交換すれば気持ち良く走れるんですから、諦めずにコツコツメンテナンスしながら乗り続けていきましょうね。


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アンダーガードからチラリ見えるタオルで、オイル漏れの応急処置。


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アンダーガードを外してみると、じわりとオイル漏れが広がっています。


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洗浄しながら追いかけてみたところ、デフからのオイル漏れと判明。


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バラした際にシールを確認すると劣化しているので交換です。


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こちらが新品のデフシール。車検整備時に同時交換したので工賃はお得です。

走行距離が少なくても
経年劣化はやってくる

2015.10.8.thu

当店のお客さまで、非常に走行距離の少ないポールスミスにお乗りのお客さまがいらっしゃいます。以前(2013年8月13日)に当コラムでもご紹介しましたが、低走行でコンディションも良い車両です。とは言え、経年劣化の波は押し寄せてきます。消耗パーツは走行距離に関係なく傷んでくるモノです。

車検整備でリフトに上げてみると、ステアリングラックブーツが破損していました。走ってないから傷まないというモノではないんです。もちろん放置したままでは更なるトラブルの元になりますから交換します。このような部品交換は定期検診の感覚で、クルマの健康維持に努めて永く乗り続けてください。

特にゴム製品は劣化するモノです。漏れたオイルが染みこんだりしても劣化は進みますし、クルマの下まわりは走っていれば汚れたり濡れたりする部分です。ミニの場合、最低でも15年前に製造された車両なので当然劣化してきます。そこから生じるトラブルを防ぐため、気が付いたら早めに交換しておきましょう。


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ステアリングラックブーツがペロッとめくれ上がってます。


ガラガラうがい(?)して
溜まったサビを洗浄せよ

2015.9.30.tue

前回もラジエターネタでしたが、今回はクーラント交換です。冷却水です。先日入庫したMk II クーパーS(元は当方の愛車)のクーラントが真っ茶色になっていたので交換しました。ラジエター内にシリンダーブロックの鉄サビが溜まって、それが凝固してクーラントが変色してしまったのではないかと読んでいます。

旧車のメンテナンスはサビとの戦いって部分もありますが、まあ今回のクーラントの変色事案については急いで交換する必要はないでしょう。たまたま車検のタイミングだったので洗浄して入れ替えましたが、当方で推奨しているのは2回目の車検のタイミングで洗浄交換というのがクルマに優しいかと思われます。

今回のケースでは、オーナーさんがあまり乗ってなかったので、その間にシリンダーブロックの鉄サビがラジエター内で固まったようです。それを久しぶりに動かしたので、そのサビの固まりが拡散してクーラントを変色させたんだと思います。異物混入ですから決して良い状態ではありません。なので、ここは根をつめて5回に渡って洗浄を試みました。中年以降の健康診断にもこんなのなかったっけ?


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まずクーラントを抜きます。見えづらいですが真っ茶色です。


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1回目の洗浄で洗った水の色、こんなに茶色いんですよ。


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3回目でかなり色が薄くなってきました、まだまだいきます。


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最後の5回目。ここまでキレイにしたらしばらくは問題ないでしょう。

パッキンは劣化するモノ
症状が出たら交換しましょう

2015.9.24.thu

ミニの生まれた国・イングランドで現在開催されているラグビーワールドカップ。日本代表は初戦の南アフリカ戦を逆転で制し、大いに盛り上がっています。ラグビーとミニの共通点と言えばやはり英国。英国生まれのスポーツとクルマ。ラグビー選手たちのような巨体がミニに乗られるのか疑問ですが……。今回はミニのメンテナンス、ラジエターのドレンプラグからの水漏れについてです。

社外の強化ラジエターに交換しているユーザーさんは多いと思いますが、社外品にはドレンプラグ付のモノが多く出回っております。自分で交換されていれば気が付くんでしょうけど、中古で手に入れてたりすると最初から社外品が付いてることもあるでしょう。このラジエターのドレンプラグからクーラントが漏れている入庫車両があったんですが、パッキンを交換することで簡単に修復できました。

この手の部品は消耗品なので、まあ車検整備をシッカリしていれば、そのタイミングで発見し対応できる範疇のメンテナンスです。細かい修理や部品交換でお金ばっかりかかって全然楽しめない……なんて話は、実際には滅多にないんですよ。もちろんメンテナンスフリーで乗り続けられるようなクルマでもないですが、人間だって歳を取れば関節が痛んだりするワケで、パッキンの劣化もそれと同じだと考えれば納得できるんじゃないでしょうか!?


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ドレンプラグのパッキン、ベラベラにめくれちゃってますね。


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新品のパッキンです。大きさはこんな小さい部品です。


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装着するとこんな感じ。交換前の状態と比べてみてください。

ワッシャーひとつと侮るなかれ
すべての部品はクルマの大事なパーツです

2015.9.15.tue

本題に入る前に、先週の大雨の際は多数のご連絡をいただきましてありがとうございました。
幸いにも当店は無事でしたが、被害に遭われた皆さまには心よりお見舞い申し上げます。

先日より佳境に入ったキャブクーパーの仕上げですが、販売者ラインアップに乗せるのはまだしばらくお待ちください。その前にミニの部品のありがちなエピソードをひとつ。水温計のブルドン管を取り外す際に、銅ワッシャーを紛失することがよくあるんです。これは取り付ける時にトルクを掛けすぎて、締まった状態のまま中で折れてしまい、ハズした瞬間にポロッと落ちちゃうことがあるからです。

そして銅ワッシャーがないと、取り付ける際に安定せず、結局現場合わせでムリヤリ装着することになったりします。そんなクルマが他の整備工場に行っても、メカニックの人も困ってしまうでしょうね。今回キャブクーパーのメンテ中にも、この銅ワッシャーが割れていたんです。仕方ないので同様の銅ワッシャーを使い、削りだしてサイズ調整して合わせました。

自作のワッシャーとはいえ自信作です。コレで問題なく装着できました。細かい部分ですが、こういうパーツの補修に予算を取られると車両代に上乗せされちゃうのでなるべく安価で済ませられる部分は対応しています。今回は販売車両の部品補修ですが、当店でミニを任せてくれるお客さんの要望ならなるべく答えたいと思っていますのでご相談ください。


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オーバーホール済みのエンジン、調子良いですよ〜。


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親指の先の削りだした部品が自作の銅ワッシャーです。


ある日のピットレポート
平和の象徴、ハト降臨

2015.9.9.wed

現在仕上げ中のキャブクーパー。通常業務の合間にエンジンオーバーホールから始めて、もうすぐ売り出せる状態まで仕上がってきました。この日もコツコツと点検&修理していると、いつのまにかボンネットにハトが居座っています。この工場のどこかに住みついた土鳩の子供のようです。平和の象徴のハトが止まったミニ。なんとなく縁起が良いです。

フンの始末など、何かと面倒の多いハトですが、可愛くなってきたので名前でも付けてやろうかと思ってたら見かけなくなりました。薄情なヤツだなぁと思ってましたが、しばらくすると工場の天井付近に別の小鳩が居座っております。ミニ屋のハトなので「ミニパト」とでも名付けようかと思ってますが、他に良い名前があれば募集中です(ウソです)。

ちなみにキャブクーパーの作業はあと塗装を残すのみです。その間、別の車検整備やら何やらで忙しさに埋もれて作業は滞りがちですが……。近々「ストックカー」のコーナーにラインナップする予定ですのでしばしお待ちください。ただキャブクーパーは人気あるので、アップする前に売れちゃったらご容赦くださいね。


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赤いキャブクーパーにちょこんと居座る小鳩1号です。


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汗水流して働く当方を高みの見物しているのが2号、またの名をミニパトです。


グリスが漏れていたら
グリスニップルを交換しよう

2015.8.26.wed

ミニの足まわりのメンテナンスと言えば「グリスアップ」がまず浮かんできます。ミニ・ユーザーさんの中でも「自分で出来るメンテナンス」として楽しんでやっている人が結構いるのではないでしょうか。自分の手で気軽に出来るメンテナンスはクルマへの愛着を深めるとともに、普段からクルマの健康状態を気にするクセが身につくと思います。

オイル交換を自分でやる人は見かけるけど、グリスアップって……かなり限定された趣味グルマと言えます。しかもマメにやった方が良いので、その分クルマに触る機会も増えます。もちろん専門店でも承っている一般的なメンテナンスです。グリスアップに限らず、ミニのメンテナンスをユーザーさんに委ねてしまっては当方の仕事はなくなってしまいますが(笑)。

先日、車検整備で診たミニ1000はグリスニップルからグリスが垂れ流れていました。グリスニップルの劣化でしょう、この部品は大した金額じゃないので即交換しちゃいます。もちろん車検整備の範疇なので部品代だけで対応しましたよ。ミニのように旧いクルマはメンテナンスフリーというワケにはいきませんので、逆にメンテナンスを楽しんでみてはいかがでしょうか!?


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青いグリスがメロンと垂れて来ちゃってますね、交換です。


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コレがグリスニップル。小さな部品で簡単に手に入ります。


ミニ1000の車検
4輪ドラムブレーキのリフレッシュ

2015.8.21.fri

最近はフロントディスクブレーキのミニが多かったので、久しぶりのミニ1000・4輪ドラムブレーキとの対決(?)となりました。当社の車検では、足まわりをバラして組み直すことにしています。このミニ1000もシッカリ細部にわたりリフレッシュしました。クルマにとって大事なのは「走る、曲がる、止まる」ってこと。特に「止まる」を司るブレーキのメンテナンスには気を使いたいところです。

バラした足まわりはいつもの通り、必要に応じて磨いたりグリスアップして、オリジナルの状態に戻します。性能を良くするというより、初期化するようなメンテナンスだと思います。最初の、工場出荷時がイチバン安定した状態なワケですから、そこを目指して再設定することで当方なりのゼロベースにその車両を戻すような感覚です。そうすることで、以降のメンテナンスもやりやすくなります。

このミニ1000はクーパーSのリアドラムを4輪に入れてあるようです。これによりタイヤの位置がツラ位置にセットできます(オーバーフェンダーが必要ですが)。スペーサーを入れるよりも安定感のある足まわりだと思います。もともと走りに特化したクーパーSのパーツですから、走行性能向上にはうってつけと言えます。


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4輪ドラムブレーキのミニ1000、久しぶりのご対面です。


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ホーニングした後のホイールシリンダー。


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ベアリングの汚れは洗浄し、グリスをタップリ塗りこんでセットアップしました。


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すべてのリフレッシュメニューを終えた図。


愛煙家の皆さま、安心してください
当店はタバコ吸ってOKです!

2015.8.12.wed

最近はどこへ行っても分煙だったり禁煙タイムだったりで、何かと肩身の狭い思いをしているであろう愛煙家の皆さま。当方もタバコを吸い始めてウン十年のスモーカーであります。当然この店では、私の目の黒いうちは(笑)喫煙OKとさせていただいております。逆にタバコを吸われない方もご安心ください。禁煙車の中では吸いませんし(というかお客さんのクルマの中では吸いませんが)、店もタバコの匂いが染みつくにはまだ時間がかかりそうです。

この暑い日々に、タバコを吸うたびに所定の場所に移動するのは億劫でしょう。愛煙家でミニ好きの皆さん、当店に来れば遠慮せずにタバコを吸えます。エアコンの効いた室内で、クラシック・ミニを眺めながら紫煙をくゆらせてください。なんて言って、愛煙家の方々のたまり場となってしまったら、タバコを吸われない方が来難くなるかもしれません。そうなったら当方でも禁煙を……考えないでしょうね。その際は空気清浄機でも導入しようかな?



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当方はずっとピースです。平和主義者なんです(笑)。





お盆休みの期間中も
絶賛営業中!!!

2015.8.3.mon

暑い日が続く今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。来週になればお盆休みということで、ツライ体にムチ打って仕事に励んでいるのでしょうか。お体を壊すことなく、健康で夏休みを迎えられることをお祈りいたします。きっと休み中の楽しい予定などがタップリあって、それを糧に日々頑張っていらっしゃることでしょう。誰ですか? 寝て過ごすなんて言ってるお父さんは!?

夏休みと言えば、ぜひ愛車のミニを走らせてドライブに、旅行に出かけて欲しいものです。休みに入る前に調子を見ておきたい、不安を解消しておきたいという方はどうぞ当店までご来店ください。また、休みの間はファミリーカーのミニバンでお出かけ、その間に自分用のミニをリフレッシュして欲しいというオーダーもオッケーです。なぜなら当店はお盆休み中も休まないからです。

と言うワケで、休みの期間中も当店は開いてます。たぶん、普段進められていない個人的なミニのチューニングなんかに手をつけられたら良いなぁ……なんて思いながら、別の仕事をやっていることでしょう。だからショールームには誰もいないかもしれません。そんな時は裏のピットにいます。もし、ご来店の予定があるなら事前にお電話いただくか、諦めずに奥まで入って声をかけてください。




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年中無休というワケでもありませんが、お盆休み中は休まず営業いたします。





Snap-on信者
キーホルダーにこだわる

2015.7.29.wed

何度かここで紹介させて頂いたように、当方はスナップオンの工具やアイテムを非常に気に入って使っています。愛着を超えて「信者」であると言っても過言ではありません。世界中のメカニックの信頼に足るツールとして、長いこと愛用され続けているブランド力が魅力なんでしょう。だから、修業時代からコツコツと揃えてきたんです。当時はヴァンセールスもなかったので、給料が入ると東急ハンズまで買いに行っていたものです。

古くからのスナップオン・ユーザーなら知ってる人も多いかと思いますが、今回紹介するのはユニヴァーサルジョイントを模したキーホルダーです。小さいキーホルダーなんですが、当時の値段で1万円近くしたと思います。30年以上使ってますが、本物のデザインは飽きがこないものですね。このユニヴァーサルジョイント型キーホルダーの復刻版が出たので、信者としては迷わず買わせて頂きました。現行のロゴ入りで、使い勝手も向上しているそうです。

このキーホルダーにはストーリーがあって、本国のヴァンセールスが客先から修理か何かで預かっていたユニヴァーサルジョイントをキーホルダーに流用したのがはじまりだと聞きました。だから、アクセサリーとはいえ本物のツールを使っているんです。そこにクラフトマンシップを感じてファンはグッと来るんです。一生モノのツールは男の憧れですよね。




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当時、六工社という代理店が扱っていた頃の製品です。


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コチラは最近復刻したキーホルダー。ロゴが現行のパターンになってます。


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手前から、実際のユニヴァーサルジョイント、復刻版、当時モノ。
ジョイントの剛性を上げるため、復刻版の径は2/1000mmほど大きいです。
ちなみに当時モノには当方私物のMk III クーパーSのキーが付いてます。





クーパーSにサビが……!?
その正体は接着剤のあと

2015.7.18.sat

すこし前に、このページを閲覧してくれている方から連絡をいただきました。その方が言うには「そちらの970クーパーS、サビが浮いてるように見えるんですが」との指摘でした。しかも「リアのクオーターガラスの下」と具体的に言われたので改めてチェックしてみると……。確かに写真ではサビのように見えますが、コレはクオーターガラスモールが剥がれてボンドが露出しちゃっているんです。

実際に肉眼で見ても「あれ、サビか?」って勘違いしちゃうくらいですから、写真じゃ尚更そう見えるでしょう。指で軽くこすると、凝固したボンドが粉状にパラパラッと落ちてきます。修繕は問題なくできるんですが、コレも当時モノの雰囲気と言うことでしばらく保存(?)しておきましょう。どうせやるなら全部リフレッシュしたいので、栃木県内で買い手がついてからにしようかな……。

このクーパーS、県外からは何度か商談が入ってるんですが、当方の都合でお断りさせて頂いてます。他県に移ってしまったら二度と戻ってこないと思うので、まだしばらく近くに置いて面倒を見させて欲しいんですよね。もちろん墓場まで持って行けるワケじゃないので「いつかは」手放すつもりではいますが……。しかし、宇都宮近辺のミニ好きはこのページを見てないのでしょうか(笑)。



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このくらいの距離で見ると確かにサビが浮いてるように見えます。


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で、近づくと接着剤がたれちゃってるんです。


ミニのセカンドカーとして?
ユーロコンパクトの雄・VW ポロ

2015.7.10.fri

ミニの人気は広い年齢層に及んでいるようで、様々な客層からの熱烈なオーダーがあります。中には現行のBMWミニとの区別がついてないような方もいらっしゃいますが、ほとんどの方はミニを「指名買い」するような根っからのミニ好きです。とは言え21世紀に入ってから生産していないミニなので。現存する車両が限られた財産となるワケで、その分希少性も高くなるのです。

オークションでも、近いセグメントのクルマ(ユーロコンパクト系)に比べると断然高値が付きます。そんな時に「どうせならコッチ」と浮気心が芽生える方もいるでしょう。そうやって様々な車種を乗り回すのは良いことだと思います。その比較の中で「自分好み」のクルマが見つかることもあるでしょう。今回紹介するVWポロも、そんな浮気心をくすぐる名車だと思います。

このクルマは、ミニに乗りたがっているお子様に「あてがう」ためにミニオーナーのお父さんから頼まれて手に入れた車両です。2008年式のワンオーナー車で、走行距離も少なく、とても綺麗に乗られていた車両です。値段もこなれてきているのでミニとの2台持ちや、仕事と普段で使い分けたい場合などにも意外とオススメの車両かもしれません。在庫車ではありませんが(汗)。



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2008年式VW ポロ1.4コンフォート、走行距離2.2万kmです。


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ワンオーナーで禁煙車、内装も綺麗です。オークション評価は「5A」。


大きなトラブルの前に……
燃料フィルターをチェック

2015.6.30.tue

古いクルマに乗ると修理にやたらとお金がかかるとか、いつでも「入院中」で家にいるよりファクトリーのリフトに上がってる時間の方が長いなんて話をよく聞きます。クラシックカーの中には、そうやって延命治療のように走らせてる車両も中にはあることでしょう。でもミニはそうじゃなく、乗り出し時の整備が万全じゃないコトがあるようです。

当方のお客さんでも、最初に整備を入念にしている車両なら、車検整備のスパンまでトラブルなく過ごせています。メカニックが自分で触って来たクルマなら、何をどうしたとかいう履歴が残っているし、体や記憶でも覚えているモノです。でも、他から来た履歴の分からないクルマに関しては、お客さんの予算と相談しながらトラブルを解決していくしかありません。

フューエル(燃料)フィルターなどは滅多に換えることのない部品ですが、ミニの場合は走行距離50,000kmくらいで交換しないとインジェクションに悪影響が出るようです。燃料をエンジンに供給する際のフィルターですから、そこが汚れてきたらエンストを起こしたりパワーダウンが生じたりします。部品自体は(年式にもよりますが)3,000円〜4,600円くらいのものです(別途工賃)。永く乗り続けるための先行投資だと思えば安いモンじゃないでしょうか?



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50,000km以上走ったミニの燃料フィルターを車検整備で交換しました。


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特に症状が出ていなくても早めに換えた方が、その後のトラブルも未然に防げます。


転ばぬ先の杖
車検整備の際はブレーキもチェック

2015.6.23.tue

ミニに乗っている方で、「ブレーキの利きが悪い」とか「強く踏まないと止まらない」などと言う話をよく聞きます。古いクルマだし、設計もむかしのままだから仕方ないと思ってる人もいるみたいです。でも、クルマの大事な要素として【ちゃんと止まる】というのは最優先事項のひとつです。だから、調子が悪いと感じただ迷わずプロに相談してみることをオススメします。

'97以降のミニでも10年以上経ってるワケですから、そろそろ細かい部分の劣化がはじまってることでしょう。そんな中で忘れがちな部分としてブレーキオイルがあります。ブレーキの利きが悪く、かなり力を入れて踏まないと止まらないなんて時にチェックしてみると、マスターバックにブレーキオイルが染みている時があります。オイルシールの劣化で漏れてしまったのでしょう。

この時、ブレーキオイルを足すことで症状を軽減させることが出来る場合もあります。でもオイルシールの部品代を考えれば交換するのが間違いないでしょう。ブレーキオイルの残量は、パッドの減り具合を見る目安にもなるので、漏れて足すんじゃなくてちゃんと適量入ってることが前提ですから。当社では、ミニの車検整備の際にはチェックする項目ですので、そういうタイミングで漏れていたら、オイルシールの交換をオススメします。




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ブレーキオイル漏れのミニのマスターバックに吸水ペーパーを入れてみたら……。
漏れたオイルが周辺に影響しないように吸い取っておきます。



ある日のピットレポート
〜スーパーセブンの車検〜

2015.6.9.tue

趣味と実益を兼ねた商売をしていると時々あるんですが、自分で乗ろうと仕上げたクルマに限ってすぐに売れたりします。コツコツとエンジンをオーバーホールして仕上がったと思ったら、熱烈なお客さまに「ぜひ欲しい」と言われたり……。そんな我が子のようなクルマが車検で帰ってくると嬉しいモノです。ひとときの再会。おかえりスーパーセブン。

車検の間の短い帰省なので、我がクルマのように乗り回すことは出来ません。検査場の行き帰りくらいじゃ、このクルマ本来の乗り味は楽しめませんから。それでも、このサーキット走行のために生まれたモデルのコクピットに乗るだけで血が騒ぎます。ただ最近はコースを走る機会もあまりないので、どのみちこのクルマのポテンシャルを発揮することはできませんが……。

昨年、新しいシリーズ・ケータハム セブン160として、日本では軽の規格で流通がはじまりました。スズキ製の660ccエンジンを搭載し、ボディサイズも日本の軽規格に合わせた特別設計の新型車で、この手のクルマのエントリーモデルとして位置づけているようです。とは言え気軽に「買ってみよう」と思える価格ではないんですが(笑)若いクルマ好きが増えればいいと切に思います。




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自分の好きなクルマを揃えているので、車検で帰ってくると本当に嬉しいんです。


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オーバーホールしてすぐに人手に渡ってしまったBDRエンジンとの再会(笑)。


高年式でも楽しいMINI
走りのキャブと安定のインジェクション

2015.6.1.mon

これまでクーパーSばかり紹介してきましたが、当社のMINIはヴィンテージばかりではありません。MINIのシリーズは、高年式に至るまですべて好きです。そんな中で、当社のキャブクーパーとメイフェアを紹介させて頂きたいと思います。どちらも程度の良い車両ですので、興味のある方はぜひ当社まで見に来てください。

まずキャブクーパーの方ですが、コチラは当方が手に入れた際にかなり作り込んだ車両に仕上がっていました。いわゆるMk I 仕様のワークスカーレプリカといった作り込みが為されてます。エンジンから内装に至るまで寸分の隙もない仕上がりで、これ以上やるところと言ったら外装のドア周りくらいでしょうか。

もう一台は2000年式のメイフェアです。一応ペイントはクーパー風に仕上がってますが、紛れもなくメイフェアです(笑)。こういうシックな色味のクルマって飽きがこないんですよね。走行距離も少ないし、安心して長く乗れるし、愛着の湧く一台になると思いますよ。ATなので女性や初心者にもオススメです。人と違う個性的なクルマに乗りたい方は、ココから始めてみるのも良いかも知れませんね。




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'91 キャブクーパー。アーモンドグリーンはタミヤカラーに合わせたそうです。


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'00 メイフェア。高年式低走行は希少なので、ピンと来たら即ゲットですよ。


自分なりの思い入れ
クルマごとのこだわり

2015.5.23.sat

クルマ趣味の人はそれぞれ、人とは違うそれぞれのストーリーを持っていると思います。乗っているクルマへのこだわりや、今まで乗ってきたクルマへの愛着など、オーナーの数だけ物語は無限にあると思います。当社のミニもそれぞれこだわりがあります。それは単純にヴィンテージの希少車であるとか、現存する台数がごく僅かであるとか、そういったこともあります。でも、自分だけが「良い」と思っている、他人から見たら勘違いとも思えるようなこだわりもあるかもしれません。

私のクーパーSへの愛着は前回お話しさせていただきました。当時のテクノロジーと速さへのあくなき追求の結晶が「S」には凝縮されてると思います。そんな究極のミニの最終形態がMk III 1275 Sになるんだと思います。でも、当社のMk III 1275 Sには、それだけじゃないヒストリーがあります。特にブロンズイエローの車両は日英自動車2号車で、当時のディーラーのポスターにも使用されたという過去があります。このようなバックボーンは、当時を知る者にとっては抗いがたい魅力を放っています。

もう一台のグレーのMk III 1275 Sは、これはもう語呂合わせなのですが「キャピタル32号車」という、日本のミニオーナーにとっては有り難いというかおめでたい数字なのです。ナンバーを指定して「32(ミニ)」や「32-98(ミニクーパー)」にする方は多いですが、車台番号までは指定できません。だから、この車両を見つけたときは「出合ってしまった」と思い、即購入を決意したというわけです。もちろん、車両のコンディションも抜群だったというのもありますが……。

皆さまもオリジナルルールのこだわりで、これからもずっとミニ(もしくは現在乗られている愛車)を愛し続けてください。




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日英自動車2号車のMk III 1275 S。


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キャピタル32号車のMk III 1275 S。


いまさらですが……
当店自慢の「S」をご紹介

2015.5.15.fri

英国車を愛するがゆえにプロショップを始めた方は大勢いると思います。当方もその例に漏れず若い頃からクルマ好きで、チューニングしたりレースに出場したりで辿り着いたのが英国ライトウェイトスポーツの世界。そして、もっと深く趣味の世界に没頭しようとMINI専門店を開業したというワケです。好きなクルマに囲まれて過ごす悠々自適の生活……なんて言うにはまだ程遠いんですが(汗)。

MINIの中でも別格なのが、これらのクーパーSでしょう。発売当時は走りに特化したMINIとして生まれ、ハイエンドモデルとして登場しました。その中でも、とりわけ販売台数の少ない970Sは希少車種となっています。さらにフェスタイエローとなると台数はかなり絞られてくるでしょう。悲しいことに、販売当時は不人気色だったようです。走りのモデルとポップな色調が合わなかったのかな。

もう一台、1963年式の1071Sも'64年8月にモデルチェンジするまでの生産台数は4,030台というから、現存台数としてはそれほど残ってはいないでしょう。ただ、希少性もさることながら、やはりMINIと言えば「クーパーS」なんです。クルマ趣味人としては特別な思い入れのある車種なのです。だから、現在プライスを掲げておりますが、なるべくなら栃木県内で、当方が面倒を見てあげあられる範囲のお客さんに譲りたいなぁ……というのが希望です。



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'63 オースチンクーパー Mk I 1071 S


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'64 オースチンクーパー Mk I 970 S


慣らし運転終了
当社デモカーは絶好調

2015.5.8.fri

少し前に仕入れた'99年式クーパー・ヘリテイジをエンジン・ミッション等オーバーホールしたので、しばらく慣らし運転してました。その間、どういうワケかこの車両に興味を持ったお客さまが数組あらわれ、商談を持ちかけられたんですが……。O/H後の不調が出たらイヤだったので、「しばらく慣らし運転させて欲しいと」と断り、同様のヘリテイジカラー(アーモンドグリーン)を探して用意しました。

慣らし運転は最初の1,000kmは2,000回転まで、後半1,000kmは3,000回転までまわしました。現在は高年式インジェクションチューンの見本として、デモカー的に使っていきたいと思っています。とは言え「欲しい」という熱烈なお客さまがいらっしゃったら商談に入ってしまうかもしれませんが……。しばらくは当方の足として走り回りたいと思っている、絶好調の高年式クーパーです。

エクステリアはMk IIグリル、Mk IIテール、エンブレムなどで、足まわりは10インチで仕上げてます。内装はステアリングや運転席のローバックシートなどで、レーシーな雰囲気もほんのり漂います。オーバーホールでエンジンは快調、とても乗りやすいMT車に仕上がっております。ルーフの後方にサビがあったので現在はサフェーサーの状態ですが、これは作業スペースの都合なので納車時にでも仕上げようと思っております。



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'99 ローバーミニ クーパー ヘリテイジ。当社デモカーでございます。


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リアから見ると、ルーフのサフェーサーがワンポイントとなっております。


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計2,000kmの慣らし運転が終わりました。快調なエンジンです。


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インテリアにはワンポイントの赤がお洒落な雰囲気を演出しております。


自己満足工作機械シリーズ
その3〜ベルトサンダー〜

2015.4.27.mon

当方の自己満足でそろえた工作機械の自慢もこれでひとまず最後となります。自分が触ったクルマを「最後まで面倒見たい」と思って始めたクルマ屋稼業なので、いざとなったら自作パーツを作って、メンテナンスなりチューニングなりドレスアップなり……何なりと対応しつつ、ついでに(と言うかコッチがメイン?)自分のクルマ趣味も極めていきたいと日々考えております。

今回紹介するベルトサンダーは研磨する面の幅があるので、カット面に大して均一に磨きをかけられるスグレモノなんです。それは当然仕上がりにも反映される部分なので、シビアなパーツのマッチングは元より、バリもなく均一に磨かれた部材は愛着のわくパーツになることでしょう。サンダー自体は以前から持ってるし、使ってますが、この幅のある研磨面が使い勝手良くて気に入りました。

これまで紹介してきた溶接、バンドソーと来て、切ってくっつけたパーツの最終工程は研磨です。この研磨にこだわってこそのクラフトマンシップかと思います。それに、精度の低いパーツは見てすぐ分かります。どこかでプロの目が「この仕上げはイマイチだな」と思われるのはシャクじゃないですか?むしろプロが何も気づかないくらいの自然なマッチングが理想です。



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この幅の面取りをいっぺんに出来るのはラクで良いですね。


自己満足工作機械シリーズ
その2〜バンドソー〜

2015.4.17.fri

前回は溶接機の導入をお知らせいたしましたが、今回紹介するのはバンドソーです。バンドソーでカットした部品を溶接するという流れがあるので、この2つの工作機械の導入は繋がっているのです。そしてこのシリーズはいつまで続くのかというと、今回含めてあと2回、お付き合いください。

このバンドソーも前回のTIG溶接同様、非鉄の部材でも切断できるのが売りです。現場合わせで部品を自作しなくちゃいけないシーンでは大活躍することでしょう。当方の中では既に青写真は出来ているんですが、なにせ導入した工作機械を触る時間がないもので、構想に実力が追いついていない状態です。

当店を理想的なファクトリーにするために、すこしずつ変わり続けてきました。クルマ屋として、触ったクルマの最初から最後までを面倒見てあげたいというのが、その発端ではあります。それは、クルマ趣味人としての自分が「そういう店が良い」と思う理想でもあります。あと、自分が趣味でイジッてるミニを仕上げるのに必要な工作機械だったというのはここだけの話……。




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コチラはいわゆる電ノコなので技術的な修練は必要ないかもしれませんが。


自己満足工作機械シリーズ
その1〜TIG溶接機〜

2015.4.6.mon

クルマに関する行程では、何から何まで独りでやり通せるのが理想です。でも、中には設備上の問題や時間の制約などにより、どうしても外部に委託しなければ出来ない場合があるのも事実です。ただ、時間の制約は仕方ないとしても、設備に関しては後悔したくないと思っています。あとで後悔しても、仕事をモノにする時間すらないかもしれません。ですので、最近いくつかの工作機械を導入したので紹介します。

ミニの修理などで、どうしても加工が必要だったり、ワンオフで部品を作らないと対応出来ない場合があります。部品の材質が鉄なら問題ないんですが、アルミやステンレスなどの特殊な鋼材に対してはTIG溶接が威力を発揮します。溶接は学校で習ってますが、この新しく導入した機械は溶接跡(ビード)の美しさもキモなので、仕上がった部品はワンランク上の高級感を得られるはずです。そのために日々練習しているところです。

これでアルミやステンレスのパーツの補修でも自社で仕上げることが出来ます。さらに当社オリジナルのパーツも製作可能だし、車両に合わせてワンオフで部品を仕上げることも可能かもしれません。とは言え独りでやってるお店ですから、当然キャパは限られてますが……。ここではまだ発表できないし、いつ発表できるかも分かりませんが、作りたいパーツがあって技術を磨いているところです。夢は広がります。



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アルミの板をたくさん取り寄せて練習に励んでおります。熱で溶着させたり、アルミの棒を解かして強度を出したり……。



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風に弱いので風防を自作しました。溶接マスクはスナップオンで格好良いのがあったのでつい。



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これがTIG溶接機の本体です。TIGとはタングステン・イナート・ガス溶接の略だそうです。


プランは無限大!?
ミニバンの使い道

2015.3.28.sat

当社のファクトリー内部には数台のミニが置かれていますが、それらすべてがお客さんの整備・メンテナンス車両や当社の販売車両というワケではありません。中には当方の個人的なコレクション、言い換えれば「いつか乗りたい」と思って時間をかけて触っているミニもいます。そんな計画も日々の忙しさから先延ばしになり、いつまで経っても乗れそうもないのですが……。

レース用のMk III やKADに混じって、ちょっとホコリをかぶったエステートが置いてあります。このミニバン、今のお店をオープンした時に、商用車としてデモカー的に使おうか……なんてプランも当初はあったんです。今のところ手をつけてはいませんが、長モノが好きな人は一定数いらっしゃるし、もちろん当方も大好きな車両なのでまた乗りたいんですけどね。

ミニバンを移動販売車として使うのも面白そうですね。まあサイズ的に限界があるので、クルマの中で調理したりする移動カフェ的な業種は厳しいのかもしれませんが。カフェのオープンテラスに、お店のロゴを入れて看板代わりに飾っておくのには最適だと思います。営業車として使えば、走ってるだけで「かわいい」とお店のアピールにもなるのでオススメです。当方も、そのように使いたいんですけどね。



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シンプルかつ無骨なフォルムながら、やはり可愛いし異彩を放っています。


WATCH YOUR STEP !!
足もとには気をつけろ

2015.3.20.fri

花粉症とともに春の息吹きを感じる季節になり、ドライブに出かける機会も増えてくると思います。久しぶりに愛車のミニに乗ろうと思ったら、タイヤがパンクしていたなんてコト、ありませんか? イチバン多いのは知らぬ間にクギを踏んでいて、徐々に抜けていった場合ですが、中には特異な例もあります。そのひとつがバルブの劣化でしょう。

何度も言いますが、ミニは旧いクルマです。国産のメンテナンスフリー(本当はメンテした方が良いですが)なクルマに比べて、格段に手のかかるポイントが多いとも言えます。その中で忘れてしまうポイントのひとつがタイヤのエアーバルブの劣化です。ここからエアが漏れるわけですが、なかなか気付きにくいし、普通にパンクしたと思ってタイヤ交換しちゃう人もいるかもしれませんね。

あと珍しい例で言うと、タイヤにはホイールとの接地面(ビード)にバーコードが貼ってある部分があります。このバーコードの位置からエアが漏れる時があるようです。基本的にはバーコードとバルブの位置を合わせて組み付けますが、中古タイヤだったり、もろもろの現場合わせで位置を変えたりすることもあるでしょう。タイヤの空気漏れにも色々原因があるので、心配な方はご相談ください。



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車検整備で入庫したミニ、何やらエア漏れしている様子です。



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エアバルブからの漏れでした。かなり劣化してます。



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今回は、とりあえずバルブだけの交換で済みました。



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ちなみにここがバーコードが貼ってある箇所です。
輸入タイヤの中には貼ってないモノも時々あるようですが。

ネット販売の落とし穴!?
取り付け時のトラブルあるある

2015.310.tue

ミニの良いところ、楽しいところにアフターパーツが充実している点が上げられます。いろんなメーカーやショップから、たくさんのオリジナルパーツが出ているので、買った後も色々いじって楽しめるんです。ネット通販が普及して、さらに気軽にドレスアップやチューニングを楽しんでいる方もいるでしょう。でも、時には困ったコトになる場合もあるとか……。

アフターパーツの取付は、単純にポン付けで、ネジ回しだけあれば事足りるモノもあるでしょう。でも、取り付ける側の形状がパーツに適合していないと、変に加工が必要になったり、結局は取り付けるのを諦めることにもなりかねないという。先日入庫したクルマは、ネットで購入したレイヨットのフォグランプがグリルに干渉して旨く取り付けられない状態でした。

バンパー形状が付属のステーと合ってないんです。仕方がないのでステーに新しく穴を空けて、フォグランプ取り付け位置を前にズラしてみました。チョット無理矢理な感じはありますが、見た目には違和感なく取り付けられました。このような細かい自分仕様で、自分のミニを自分なりに着飾って楽しむのも、長く愛着を持って乗り続けられる秘訣かもしれませんね。



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当初の取り付け位置だとグリルが干渉してしまいます。



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細工してフォグランプの取り付け位置を前にずらしました。少しだけ前傾してるのはステーの角度的に仕方ないんです。



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ステーに穴を空けて取り付け位置を調整。

ヒーターコアの腐食!
たまにはクーラント交換を

2015.3.2.mon

ケータハム・スーパーセブンのヒーターユニットからクーラント漏れしている車両が入庫しました。セブンのヒーターユニットは写真のような形状で、クラシックカーによく見られる「竜頭型ユニット」と呼ばれることもあります。形状は変わってるけれど、クーラント漏れ自体はミニにもよくあるトラブルなのでご紹介しておきます。

今回のケースは、腐食したクーラントが真鍮性のヒーターコアを腐らせてしまったことで生じたトラブルのようです。クーラント交換を3〜4年の周期で行っていれば防げたかもしれないケースですね。腐食した部位をハンダで埋めて対処しました。ミニオーナーの皆さんにもよく見られるケースなので、チョット気に留めておくと良いかも知れませんね。



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これがセブンのヒーターユニットです。



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チョット分かりにくいですが、左側上部に腐食部位が見られます。



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ちなみにこれはミニの場合。左下部に腐食部位が見られます。

ガソリンタンクの謎
35Lタンクのハズなのに……

2015.2.23.mon

給油するタイミングって人それぞれの性格が出るモノです。エンプティランプが点く前にマメに給油するタイプ。エンプティが点いたら給油するタイプ。エンプティが点いてもなかなか給油しないタイプ。ただ、タンクの小さいミニの場合は結果的に給油回数は多くなりますよね。でもタンクには満タンで35L入るはずなのに、フューエルメーターがEを下回ってるのに20Lくらいしか入らないんです。

コレって「どういうこと?」と思ってるオーナーさんも多いと思います。これはフューエルポンプをガソリンに浸しておく必要があったからのようです。ガソリンタンクにはガソリンの偏りや空ウチ防止のためにバッフルプレートという仕切りが取り付けられています。コレがないので、タンク内にある程度ガソリンが入ってないとエンジン始動時にポンプが空ウチを起こしてしまうようです。

ミニの構造を知らないで、現行車と同じ感覚で運転していると「何で?」と思うようなタイミングでエンストを起こしたり、トラブルが生じたりします。そして何より、最終年式のミニでも15年落ちになってしまうクルマなので、クラシックカーを愛でるように付き合って欲しいということです。そうすれば、クラシックカーと比べれば手もお金もかからないなんて考え方も出来るのでは?



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ミニのフューエルタンクとポンプの位置関係です。ちなみに手で持っている方がポンプです。



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通常ならタンク内にバッフルプレートがこのような形で設置されます。


'97以降のミニ
謎のエンストについて〜その2〜

2015.2.12.thu

前回の続きですが、ミニのエンジン不調の原因で多いのがスパークプラグです。プラグにカーボンスラッジが付着して不完全燃焼を起こしてるんです。だからエンジンのかかりが悪くなるし、走行時のアイドリングも不安定だったりします。そして、もっと深刻な場合はエンジンがかからなくなることもあります。

この状態は、カーボンがプラグ発火部からの電気を逃がしてしまい、火花が発生せずスパークが起こらなくなるワケです。症状の原因はインジェクターの不良やエアフィルターの目詰まりなど、燃料系に関わる不具合が予想されるというのが一般的です。ちなみにカーボンで汚れたプラグはクリーニング可能ですが、モノによっては交換するしかない場合があります。

エンジントラブルが連発すると不安になるオーナーさんは多いと思います。なかには、その症状こそがクルマの寿命だと思われる方もいるでしょう。でも、UK本国でそんな考え方をする人は誰もいません。道具は壊れるし、壊れたら補修して直すか、使えない部品は交換すればいいと考えるでしょう。そのような国民性で造られたクルマなので、長い目で付き合うしかありません(笑)。まあ、プラグ交換程度でソコまで悲観的になる必要はありませんが……。



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写真下方、プラグの発火部に石のようなモノが付着してるのが分かります。


'97以降のミニ
謎のエンストについて

2015.2.06.fri

高年式でも10年以上経っているミニ、何かと不具合が出てくる時期じゃないでしょうか。クルマのトラブルはすべて原因があります。その原因を見つけ、正しく対応すれば直ります。古くても直ります。メーカーはそのように造っているはずです。だから「なぜかエンストするんです」と持ち込まれたクルマであっても、それにはちゃんと理由があるワケです。

エンジンがかからない、または走行中にエンストしてしまう等、運転に支障があるトラブルは困りますよね。今回持ち込まれたクルマは負圧のホースとポンプリレーに原因ありと見ました。ホースが切れてコンピューターが誤作動を起こしているのと、ポンプリレーが接触不良を起こしているのでした。切れたホースは補強し、ポンプリレーは接触復活剤で補修することで経過観察します。

このようなエンジントラブルに見舞われると、旧いクルマってコトで「もう限界かな」と諦めてしまうオーナーさんもいるんじゃないでしょうか。そこは諦めずに、専門店のドアを叩いて欲しいです。電話やメールで問い合わせても、結局は現車を見なければ対応できません。近くに信頼できるミニ屋さん、または旧車を扱うプロショップを見つけておくことも、ミニと長く付き合うポイントですね。


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丸の中の黒い箱がポンプリレー、黄色いラインが負圧のホースです。


ちょこっとだけ
MINIのシート変遷

2015.1.28.wed

MINIは、同じルックスで40年ほど造られていたクルマですが、細部の変更点は色々あります。グリルやテール形状、アウターヒンジ、スライドガラス、センターメータなど数え上げたらキリがないです。また、メーカー純正だけじゃなく、チューニングによる変更がなされたオンリーワンの車両が多いのも特徴かもしれません。ただ、オリジナルにこだわる人は純正に戻したりします。そんな中で、割と変更されてることが多いのがシートではないでしょうか。

高年式のMINIでも、モディファイの仕様に合わせてシートを変更していることが多いです。ラリー仕様のMINIだとコブラのローバックシートにしてみたり、Mk I 仕様ならボディ同色の2トーンのシートに変更したり。内装のバリエーションも意外と多いんですよね。限定車などもあるし、年代によっても微妙に異なるし、その変化を確認してみるのも面白いかもしれません。いま乗ってるあなたのMINIも、前オーナーの意外なこだわりが落とし込まれてるかも……。


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当社のMINIから、Mk I の純正シートはボディ同色の2トーン。



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Mk III の内装はブラックに統一されたスパルタンな仕様です。



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ラリー仕様のモディファイMINI。コブラのローバックシートが雰囲気。



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メイフェアの純正シート。落ち着いたシックな格子柄がオシャレです。



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限定車・タータンの内装は、英国の伝統的なタータンチェックです。



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ヘリテイジモデルの内装は、単色のボディ同系色で可愛く仕上げてます。



新規導入!!
キャリー走る

2015.1.20.tue

昨年末より営業車としてキャリーを使っております。質実剛健な軽作業車の雄、正に使える軽として重宝しております。ボディにロゴも入れてあるので、街で見かけた際はお手柔らかにお願いします(笑)。デカールチューンって程じゃありませんが、チョットした遊び心が利いてますので気付いた人はニヤッとしてください。これらからのシーズンは、突然ドカ雪に降られたりするので出動機会も増えるかもしれません。皆さまの安全なカーライフをバックアップする頼もしい実用車として、末永くよろしくお願いいたします!


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ドアパネルには「bagpipe」のロゴがバッチリ入ってます。



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荷台のサイドには板金屋の屋号「ヴィニャーレ塗師屋」を。



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このキャリーは特別仕様で……ってワケじゃないです。
誰かにイタズラ書きされたワケでもないです(笑)。





フラッシュバックAD
広告で振り返るバグパイプ〜その8〜

2015.01.15.thu

当社が現在、広告媒体として出稿している『クラシック・ミニマガジン』の掲載広告をご紹介致します。今回紹介するのは2014年7月発売号掲載分からの3号分です。今月には最新号Vol.29も発売されてますので、お近くの書店にてお買い求めください。



bagpipe_26.jpg●2014年7月発売、クラシックミニマガジンVol.26
このコラムで紹介しているサービスを広告に載せてみました。問い合わせの多かった「ホイールのリプロ」ネタですが、雑誌の読者さんにもアピール出来ればと思いました。その成果は……まあ長い目で見てみましょう(笑)。紙媒体は過渡期と言われてますが、まだまだ雑誌の情報の方が強いと思っておりますので、しばらくはネットと雑誌の両面でアピールしていきます。

クラシックミニマガジンVol.26の購入はコチラ




bagpipe_27.jpg2014年9月発売、クラシックミニマガジンVol.27
MINIを好きな人たちは、クルマ趣味だけにとどまらず「英国趣味」に傾倒する人も多いと思います。当方も英国の雰囲気やクラフトマンシップなど、影響を受けている部分はかなりあります。そんな専門店なので、マニアックで敷居の高いイメージがあるのでしょう。でも同じ趣味を共有する仲間なら、何も恐れることなく気軽に来店して欲しいということを強調しておきます。
クラシックミニマガジンVol.27の購入はコチラ




bagpipe_28.jpg●2014年11月発売、クラシックミニマガジンVol.28
当社ピットにて、作業中のMINIがリフトに乗ってる姿が格好良かったので広告にしてみました。英国のバックヤードビルダーの精神で、お客さんのクルマも、自分のクルマも、長く乗り続けていきたいという決意表明です。エコカーがもてはやされるご時世ですが、同じクルマに乗り続けることの方が「エコ」なんじゃないかと、そんなバックヤードビルダー的エコ精神で頑張ります。
クラシックミニマガジンVol.28の購入はコチラ





謎のバッテリー不調を調べろ!
原因究明はまるでMINI探偵

2015.1.7.wed

明けましておめでとうございます。本年もこのコラムから、MINIに関することや当方の周りの四方山話をお伝えさせて頂きたいと思いますのでよろしくお願いします。

年始の初っ端はバッテリー不調について。先頃持ち込まれたMINIはバッテリーがバッチリ充電されているのにも関わらず、1週間も保たずにバッテリーが上がってしまうと言うことでした。いろんなショップで診てもらっても原因がハッキリせず、症状が出てはお店の世話になるという悪循環が続いていたそうです。こういう部分は「旧いクルマだから」と諦めてガマンするワケにはいかないトラブルなので、直さないと安心して乗っていられないですからね。

とりあえず「どこからか漏電してるのだろう」といろいろテスターを当てて調べてみました。で、これはもう偶然としか言いようがないのですが、社外オーディオのリモコンのコンデンサーから200mA(ミリアンペア)検出されました。どこかクラッシュしてるのか、リモコンの受け側が常に待機状態のまま電力を消費していたんです。しかもコレが、オーディオを点けっぱなしでエンジンを切ったときにだけ出る症状だったようです。

このように、トラブルの原因解明って、いろんな要因があるので難しいところがあります。たまたまオーディオを切った状態で計測してたらエラーも出ないわけですから、他の原因を考えちゃうでしょう。また、このような(社外オーディオ周辺からの漏電)ケースも頻繁にあるわけではないので、ケーススタディとしてはあまり参考にならないかもしれません。ただ、もしものトラブル時に、可能性のひとつとして参考にしてみても良いんじゃないでしょうか。


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このブラックボックスから漏電が見つかりました。
社外のCDチェンジャーと付属のリモコンを後付けしたようです。


年末年始の予定
2015年1月1〜3日は休業します

2014.12.26.fri

今年も残すところ数日、気分はすでに新年の準備に向かっているのでしょうか。当店は年内ギリギリまでは店を開けているつもりです。ご来店予定のお客さまもそれほどいらっしゃらないでしょうから、この機に当方の趣味の作業を進めておきたいなと考えております。というわけでお店にはおりますが、裏のピットにいることが多いと思われますので、ご来店の際は事前に電話でご連絡頂けると助かります。
新年は4日から営業させて頂きますのでよろしくお願いします。

それでは本年もいろいろお世話になりました。
来年もよろしくお願い申し上げます。


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当方の手元に帰ってきたジャックナイトミニ。
しばらくは店頭には並べず、もろもろ仕上げたいと思っております。


ワンオフパーツでも
収まりの良さにこだわる

2014.12.17.wed

以前、コチラで紹介したクーラーコンプレッサーのオーバーホール(2014.9.29 & 2014.11.19)。コンプレッサーのオーバーホールと一緒にリザーバータンクを交換した話はしました。現行のリザーバータンクが形状違いで、現場合わせでアダプターをワンオフしたんです。で、実際取り付けみてみたら絶妙なクリアランスで、他のパーツと干渉することなく収まりました。

現場合わせと聞くと、どうしても雑なその場しのぎを想像しがちかと思います。でも、その場しのぎで切った貼ったしても、いつかは大手術しなくちゃいけなくなるでしょう。それなら、その都度精度の高い「合わせ」をしておけば、結果的には長く使えるわけです。このリザーバータンクにしても、ホースを現行品に合わせて作り替えたので、次に交換する時には簡単に合わせられるわけです。

今回はこのようにワンオフ製作での作業になりましたが、現在走っているミニの多くがショップでひと手間加えられた車両じゃないでしょうか。同じお店でずっとメンテナンスしてもらえれば間違いないわけですが、転勤やもろもろの事情でそれが困難な場合もあります。仕方なく他のお店に持っていくと「ウチじゃ直せない」となる場合も……。事情が許すならなるべく同じ店で面倒を見てもらいましょう。



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通常ストレートのモノを45度に2回曲げてオフセットしました。



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ちょうど接合部が見えないんですが(笑)肝心なのはホースのラインです。


お客さまのクルマ紹介
'64 オースチン ミニ 850 Mk I

2014.12.08.mon

当社のお客さまを紹介させて頂きます。コチラのクルマのオーナー・荒川さんは2年前にこのMk I を購入しました。コチラを購入するに至るまでは紆余曲折あり、当初はMk I 仕様で探していました。ネットで探して「かなり良さそう」なミニでも実際に見ると、今にも穴が開きそうなサビを下まわりに発見することもあったと言います。そこで当店に相談に現れ、購入に至るまでのお手伝いをしました。

当店に通ううち、Mk I 仕様じゃなく本物のMk I に乗りたい欲求が芽生えてきたようです。そこで中古車情報誌にて見つけたMk I を「どうですかね?」と相談されたので一緒に見に行くことに。ミニ専門店でもないような中古車屋さんだったので心配だったのでしょう。実際見に行くと専門店で手をかけた形跡もある、非常に状態の良い850 Mk I でした。足まわりがハイドロラスティックサスなので、スーパーデラックスというグレードなのかもしれません。

コチラの車両は非常にキレイに管理されており、今でもレストアしたてのようにピカピカなんです。屋根付きの車庫保管なのかなと思ったら「カーカバー2枚重ね」という厳重パッケージにより状態をキープしているとか。ワックスもマメにかけており、旧車をヤレさせない努力を重ねているのです。素晴らしいオーナーさんに愛でられて幸せなミニですね。



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オールドイングリッシュホワイトとブラックの2トーン、シックです。



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オリジナルコンディションをキープした、貴重で綺麗なMk I 。




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内装は、ステアリングだけスピードウェルに変更してあるが、もちろんオリジナルステアリングも保存してあるそうです。譲ってください(笑)。



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シンプルなエンジンルームもビックリするほどキレイに保ってあります。

すぐに交換できない場合は
応急処置で間に合わせよう

2014.11.27.thu

ネットなどを検索してみても「ミニにありがちなトラブル」というのが何件かヒットします。年式が古くなってディーラーがサポートしてないので、程度の良いクルマが少ないことも原因でしょう。流通しているクルマの状態に最初から「難」があるので、そのままプロショップの手を借りずに乗ると痛い目に遭う人もいると思います。

古いクルマだと諦めて「ある程度の不具合は雰囲気」だと放置してしまうと余計に酷い状態になります。古いからといって、クルマは不具合があったら直すモノです。そして構造的にはシンプルなミニですから、ある程度のトラブルは解消されます。そんなトラブルの一例としてステアリングのガタつきがあります。ステアリングシャフトが弛んでいます。

交換しても良いんですが、今回は延命処置を施しました。スプラインの切れ目を深くすることで、シャフトの噛み合わせを強くさせます。これでしばらくは大丈夫でしょう。ガタつきも治まって、ミニの軽快なハンドリングが復活しました。不具合が起こるとすぐ交換となりますが、その部品代がかさんでミニを維持するのにも支障を来すようでは本末転倒ですのでご相談ください。



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ステアリングシャフトが弛むとガタつきや異音などが気になります。



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スプラインの切れ目。通常入っている切れ目をさらに深くしました。


現場合わせで即対応
ミニのメンテはアイデア勝負

2014.11.19.wed

すこし前にクーラーコンプレッサーをオーバーホールした際に(2014.09.29本項参照)、リザーバータンクも同時に交換した方が良い旨をお伝えしました。当方も部品を取り寄せて交換しようとしたところ、リザーバータンクの口のサイズが違っています。新しいリザーバータンクの口は、従来品よりも大きくなっています。

サイズが合わないなら「合わせる」までのこと、早速簡易アダプターを作ります。口の部分さえ繋がれば問題ないので、この部分のオスメスを加工して合わせます。簡易な加工で合わせて使えれば、もともと安い部品に必要以上に高い加工賃を乗せないで済むというモノです。このような現場合わせは、輸入車や旧車にはよくあることです

旧型のミニというと、現行型が出てないわけで、ユーザーさんのなかには部品の供給を心配する方もいるのではないでしょうか。アフターパーツに関しては充実しているミニですが、補修部品などは、今回の件のように必ずしも適合しない場合もあるようです。それでも経験的な知識とアイデアがあれば、なんとか対応できたりしますんでご相談ください。



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左が現行品で右が従来品。すでに加工してあるので雰囲気が全然違いますね。



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こちら側も加工して繋がるようにしておけば問題なく使えるというわけです。


本格的に寒くなる前に
冬の準備はお早めに

2014.11.10.mon

最近の気候は不規則で、むかしの感覚では対応できないことがあります。地球環境全体の変化なのでしょうから、われわれ人間に出来ることは最低限の対策くらいでしょう。ってことで、今年の冬も寒くなりそうな気配が……そろそろ冬タイヤに履き替えておきましょう。

当方はむかしから「ダンロップ派」なので、常備してある冬タイヤはダンロップ・グラスピックの10インチ用タイヤ。このサイズはメーカーに常備してないので、何本か在庫しておかないと不安なんです。ちなみに12インチ用以降は取り寄せればすぐに手に入るので、特に在庫してないですけどね。

最近では安いタイヤも増えて「無名の格安タイヤでも構わない」とおっしゃるユーザーさんもいらっしゃいます。でも冬道を、しかも雪道を走破するために冬タイヤに換えるなら、ちゃんと有名メーカーのモノを履いた方が良いと思います。慣れていないと、冬の道ってやっぱり怖いモノですよ。



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ミニ用のタイヤは多数常備してあります。転ばぬ先の杖、スタッドレスタイヤに換えるならお早めに。



大好きなブランドの
グッズに囲まれて

2014.10.27.mon

以前にもここにアップしましたが、クルマの仕事をはじめてからずっと「Snap-on」のツールを愛用し続けております。初任給を握りしめ、近県の東急○ンズにツールを買いに行ったことを、今でも覚えています。そうやって少しずつ買い足していき、一式揃う頃にはスッカリ「Snap-on信者」になっていました。

今では買い足すツールもほとんどないので、いろいろなグッズを買うようになりました。ツナギや安全靴、帽子、Tシャツ、上着などは揃っているので、あとパンツと靴下が揃えば全身Snap-onに包まれて仕事できるんですが……。これらはどうやらまだ発売してないようです。

どれくらいグッズがあるんだろうと、取り出せるところにあるモノを並べてみました。コレ以外にも店中あちこちにグッズを置いてあります。それらを見てるだけでも楽しいでしょう。ショールームのミニとのコントラストで、さらにイイ雰囲気に仕上がってると思うんですが……いかがでしょうか。



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チェア、バッグ、コンテナ、長靴、ティッシュケース、大きな傘、サンダル、Gショックなどなど。「Snap-on」のロゴが入っているだけで格好良く見える?



商売道具であり
お気に入りのコレクション

2014.10.20.mon

メカニックには多いと思いますが、当方も作業中は基本的に帽子をかぶっております。ピットは結構汚れてたりするし、安全面を考えても帽子着用はマストだと思います。しかし、何と言っても本人が「帽子好き」だってことがイチバン大きいんですけどね。この仕事をはじめて以来ずっと、常に帽子をかぶり、いつのまにか膨大なコレクションとなってしまいました。

基本的にベースボールキャップスタイルの帽子が好みで、この形だけで……数え切れないほど持ってますね。英国車趣味の通例として物持ちが良いので、使えるものは捨てずに持ってます。その上、生来の帽子好きも相まってカラーボックスいっぱいに増えてしまいました。でも、どの帽子もちゃんと使ってます。取ってあるだけのコレクションではないんですよ。



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並べてみるとカラフルですね。これはごく一部です。



ご近所のお車トラブル
いつでも駆けつけます!?(後編)

2014.10.10.fri

(前回の続き)さて、取り外したトラックのタイヤですが、チューブタイヤでした。ビードを外してチューブを引っこ抜きたいんですが、通常はタイヤ屋さんの領域の仕事になります。でも何でも経験です。とりあえず外し方は分かるので、作業を始めようとしたらSnap-onのバンセールスさんが来店しました。

私は知っています、このバンセールスさんが以前タイヤ屋さんで働いていたということを。餅は餅屋です。ちょっとアドバイスを受けると、なるほど缶詰を開けるような要領でスルッと抜けました。チューブを抜く時の勘どころも確認し、またひとつスキルアップできたような気がしますが……いかがでしょう。

引っ張り出したチューブは穴だらけでした。クギが刺さってパンクした状態で走行したため、何カ所も傷つけてしまったようです。コレじゃ応急パッチを張っても効き目はないので、結局タイヤ屋さんに新しいチューブを注文することにしました。ミニ専門店の日常とは思えないような業務日誌でした(笑)。


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業者さんに仕事を手伝ってもらいました。



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チューブを抜く時はバルブを押し込めば簡単に外れます。



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クギによる擦過傷です。このようなキズが無数に付いてました。



ご近所のお車トラブル
いつでも駆けつけます!?(前編)

2014.10.05.sun

当店はミニ専門店ではありますが、昔なじみからは、いわゆる街のクルマ屋さんとしても認識されています。もっと専門店としての独自性を押し出したいところですが、古い付き合いがそれを許してくれません。だからミニ以外のクルマのトラブルにも当然対応しますし、ご近所のお客さまもそれを頼りにしてくれてるようです。

先日「トラックがパンクしちゃった」という電話が入りました。状況を聞くと、左の前輪がパンクしているとのこと。修理するにしても交換するにしても、一旦そのパンクしたタイヤを預かり、当店ピットで診てみなくてはなりません。早速ハイエースにハンドリフトを積み込みレスキュー出動することにしました。

家の正門のところにドーンと停まったトラック、確かに、見るからにパンクしています。とりあえずナットを緩めて、リフトアップして、タイヤを取り外します。さすがにトラックのタイヤは重いです。取り外したタイヤの表面を確認してみると、しっかりとクギが刺さっています。コレがパンクの原因に間違いないでしょう。
(つづく)


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ハイエースの荷台にリフトを積み込みます。写真を撮ってるヤツは手伝ってくれません(笑)。



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ベッコリとパンクしてるのでナットを外すのもひと苦労。



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さて取り外しましたが、パンクの原因は何かな?



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ちょうど真ん中あたりに見えるシルバーの丸がクギのヘッドです。



新品がないなら
リペアすればいいじゃない

2014.09.29.mon

ずっと電装屋さんに修理に出していたキャブクーパーのクーラーコンプレッサーが戻ってきました。このような部品、普通なら交換するところですが在庫がなかったようなので……。だったら「オーバーホールできる?」と問い合わせたところ「現物を見てみないと」とのこと。早速渡して返事を待っていたら、ばっちりリペアされて返ってきました。

消耗品は部品交換しちゃった方が良いんだけど、今回は部品自体がなかったので仕方なくリペアにしました。修理にしてもイロイロなやり方があるのがミニの楽しいところかもしれません。このゆるさが永く乗り継がれる所以でしょう。ついでにコンプレッサーの交換と連動してレシーバータンクも交換した方がイイので、コチラも同時に行いましょう。

古いクルマなので何かと不具合は出てきますが、歴史が長い分アフターパーツも充実しているし、純正部品にしても手に入ります。部品によっては中古パーツで流用しても間に合います。だからお客さんの都合に応じて提案が出来るんです。壊れたら取り替えるという判断も、直すという判断も、そのリスクと合わせて説明できるよう心がけています。


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オーバーホールしたコンプレッサー。箱に入った状態で見るとまるで新品みたいですね。





足まわりのオーバーホール
長年放置していたミニの場合

2014.09.16.tue

先日、車検整備で入庫したミニですが、足まわりに違和感があると言うことなのでチェックしてみました。当店のお客さんには足まわりのオーバーホール(以下O/H)は大体5年に1回くらいのペースで勧めています。ですが、今回のお客さんは飛び込みだったので、作業履歴が分からなかったのでとりあえず開けてみることにしました。

ハブベアリングを外そうとしたらビクともしないので、プーラーを使って引っこ抜きました。赤サビが表面まで浮かんでいたので、固着してしまったようです。そのまま放置しておくといずれ異音がするようになり、そうなるとドライブシャフトまで交換するハメになることも……。なので、ぜひとも定期的にチェックして欲しいところです。

ミニの整備でありがちなのは「この程度は古いクルマだから仕方がない」と言われてしまうところです。実際、経年劣化でどうしようもないところは出てきますが、異音やガタつきを「仕方ない」と放置してしまったら壊れてしまいます。部品交換で直るうちは良いかも知れませんが、余計な出費がかさむ前に手を打って財布に優しい整備を心がけたいモノです。


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見ての通り赤サビが浮いてます。プーラーを使って引っこ抜きました。



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ベアリングはこんな感じ。



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キレイに磨き直しました。







ミニにありがちなトラブル
ルーフの雨どいからサビが……

2014.09.08.mon

ミニの錆びやすいポイントとしてドアの下部とルーフの雨どいは要注意な箇所です。ドアの下部の補修に関しては以前このページで紹介(2014.05.14)させていただきましたので、今回はルーフの補修について。ちなみに補修したミニは'97年式のヘリテイジ(アーモンドグリーン)です。現在当方で慣らし運転中ですので販売車両としてラインアップするのはしばしお待ちを。

入庫した時点でルーフの四隅にサビが浮いていたので、エンジンオーバーホールを終えてから着手しました。まずは表面のサビを削り、鉄板の表面を出していきます。ただあまりにサビが進行してしまうと、この時点でボディに穴が開いてしまいます。今回の車両も穴が開いてしまいましたが、コチラはパテで埋めてサフェーサーを塗布しました。

そもそもこの場所にサビが発生しやすいのは雨どいに水が溜まり、劣化したシーリングのクラックから水が浸透して酸化しやすいからです。このシーリングを再塗布し、劣化した雨どいを補強しておきます。その際に注意したいのがスポット溶接の跡です。ボディとルーフパネルを接続する際に用いたであろうスポット溶接の跡が雨どいにいくつか見られます。これを埋めないよう、均等にシーリングを塗布します。こういう部分は細かいけどこだわりたいポイントです。


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雨どいのサビが浸食し、ルーフにまで広がります。



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目に見えるサビはすべて削ります。深く浸透したサビはボディに穴を開けてしまいます。



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パテで埋めてサフェーサーを塗布、この後塗装します。



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雨どいにシーリングを塗布します。写真では分かりにくいですが、スポット溶接の跡も見えます。






愛車(在庫車)紹介
ミニマーコスGT 1275 S モトスポーツ

2014.09.02.tue

当社のショールームに、ミニと並んで展示してあるのがマーコスです。入口の真横に置いてあるので、意外と目に付きにくいのかもしれません。でもふと目を止めたら、この異彩を放ったボディから目を離せなくなるはずです。当方が長い時間をかけて仕上げた、こだわりまくりのレーシングカーです。

キットを組み上げたものの、細かい部分は現場合わせだったりワンオフ加工で作ったりしています。特に内装は気に入ってまして、ロールバーと黒のインテリアに囲まれたスパルタンな世界は、一度乗ったらクセになりそうです。外装のブロンズイエローもクラシックかつエレガントな香りを放ってます。

ミニという遊び心あふれるクルマの派生系として、ショールームに飾っても違和感なく溶け込んでいます。こんなに分かりやすく、普通じゃない雰囲気を発散するクルマも珍しいと思うのですが……。ミニの中に混じると、どんな珍しいクルマも「趣味性高いね」のひと言で片付けられちゃうから不思議です。


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正面から見ると、意外と可愛い顔をしています。



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少し上から見ると、結構ノーズは長いんです。



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流線型のオーバーフェンダーはレーシーでクール。



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シンプルなコクピットは、ストイックな走りを想起させます。




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リアもかなりカワイイお尻をしてるんです。






多走行ミニが増える昨今
オーバーホールして乗る時代

2014.08.19.tue

先日来このページで進めている多走行ミニのエンジンオーバーホールもようやく仕上がりました。まだ敷地内で様子を見ているだけですが、かなり調子の良いエンジンに戻ったと思います。'97のヘリテイジですが、高年式でも10万キロを超えてるので、アナタのミニもそろそろオーバーホールのし時かもしれません。

UK本国のクルマに対する考え方にしても、ずっと乗り続けるという基本姿勢があります。だからオーバーホールは当然というのがクルマ造りにも現れていると思います。その本国の考えに倣って、現存する日本のミニもオーバーホールして欲しいところ。もはや低走行で程度の良いミニを探す時代じゃないのかも知れません。

いろいろと手を入れ、オリジナルの状態に戻す作業が必要なのが現行のミニでしょう。ミニオーナーさんそれぞれの意向を汲んで、どんなミニでもひと手間加えられているモノです。ソレをそのまま受け継いで乗るも良し、自分色に染め直すのも良し。クルマの方向性を乗り手が決められるのもミニの良いところでしょう。


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シリンダーブロック・オーバーホール前。



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シリンダーブロック・オーバーホール後。一目瞭然の輝き。



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オーバーホールを終えて組み込みました。快調なエンジン音を響かせてくれます。






夏期休業のお知らせ
〜基本的には無休ですが〜

2014.08.11.mon

台風が去って、関東には清々しい好天がやってきました。もう真夏の盛りも過ぎたように思われますが、まだまだ油断ならないのが天気です。まだまだ暑いので、まめに水分補給して、シッカリと栄養のある食事を採ってくださいね。

さて当店のお盆休みの予定ですが、今年は特にお休みの予定はございません。もろもろの作業や個人的な宿題を片付けたりと……なワケで一応お店は開いております。ただバックヤードにいることが多いと思いますので、ご来店の際はお電話でご一報くださると助かります。


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夏場の作業の必需品、麦ワラの一味と呼んでください(笑)。




クルマも人間と同じ
関節が痛み出すお年ごろ

2014.08.01.fri

以前、寒い中で長時間座り仕事をして以来、ヒザの調子がずっとイマイチです。年齢的な問題もあるのでしょう。関節は長年駆使してきた箇所ですから。長年のクルマ屋稼業で、無理な姿勢での作業なんて日常茶飯事ですからね。よっぽど酷くならない限り、現状の痛みと付き合いながら様子を見たいと思います。

多走行のミニでも関節を駆使してる車両はあります。クルマの関節というと足まわりを想像してしまいがちですが、もっと頻繁に、しかも雑に扱う箇所があります。ドアです。ドアの開閉は乗り降りと同じ数だけあります。長年乗っていれば、必然その回数も増えるというもの。だからドアの閉まり具合がおかしいと感じたら、関節がヤレて来てると考えてください。

ドアにおける関節(人間で言うとヒジでしょうか)にあたるのがドアチェックアームです。多走行のミニにはまれに、この部分が劣化で不具合を起こしている場合があります。ずっと使っていたものを見てみると、ドアとアームを繋ぐ穴が変形しています。つまりドアの開閉にも影響が出るわけです。人間でいう脱臼とまでは行かなくても、多少のズレは感じるでしょう。クルマの部品に関しては、人間のヒザみたいに様子を見る必要はありません。新品の部品に交換して、安心のカーライフをお過ごしください。


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上が新品、下が使い古したドアチェックアーム。
穴が横方向に広がっているのが分かります。




旧いクルマでも
新しい部品は改良されている!?

2014.07.25.fri

当初の予報では「今年は冷夏」だと言われていたような気がしますが、スッカリ暑い日が続いております。予報が外れたとは言え、夏はやっぱり暑くないと、いろんな経済活動に支障を来すような気もします。とは言え梅雨明けで真夏日の続く昨今ですから、お体には気を付けて水分と塩分をバランス良く摂取してください。

さて、今回もミニの修理ネタです。ATオイルフィルターのOリングの劣化によるオイル漏れが見つかりました。さっそく新しい部品を取り寄せて見比べたところ、その形状にはずいぶんと違いがあり……。劣化というより「サイズ違い」のように見えなくもないんですが……どういうことでしょう。

これまでの修理履歴を見ても、部品の発注には間違いありません。仮に部品屋さんが間違ったものを発送していたとしても、形状がココまで違っていたら前回の交換時に気が付くはずです。ということは改良されたということでしょうか。それとも単に、劣化によるゴムの縮みで圧縮してしまったと言うことなのか……。とにかく交換部品の多いクルマなので、整備記録は写真を撮ってお客さんに報告できるようにしています。画像で見ると、口頭で説明するよりも説得力がありますからね。



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左が古くて右が新しいもの。ひとまわり大きいです。


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ハイトにも差があります。コレじゃ隙間から漏れるわけです。




フツーに考えたら交換部品も
リペアで補修しちゃおう

2014.07.19.sat

クルマに乗っていると、やけに故障が連発して修理代がかさむ時があります。それは交換部品の寿命や、それと相まって放置していた箇所の不具合が深刻化したり、連鎖的に来る時があります。劣化した部品は交換しなくちゃいけない、確かにそれは仕方ないことです。でもユーザーさん目線で考えれば「何とかなんないの?」というところもあります。

先日、多走行のミニを定期点検で預かっていたら、ヒーターからクーラントが漏れちゃってました。漏れた箇所を特定するのも容易じゃないほど広範囲に漏れてるように感じたので、交換が妥当な線かと思ってたんですが。取り外して洗浄してみると、どうやらパッキンからの水漏れのようで、そこを交換したら収まりました。

一回限りの持ち込みユーザーさんなら、先々のことを考えて部品交換するところです。それは、当方がそのユーザーさんの修理箇所を記憶して、管理してあげられないからです。ずっと通ってくれるユーザーさんなら、もろもろの条件を踏まえたうえで、交換なり修理なりを提案できます。そこはショップとお客さんとの絆でしょうね。そんな絆をひとりでも多くのミニオーナーさんと結んでいきたいものです。


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緑色のスジが漏れて固まったクーラントです。


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洗浄してパッキンを交換したら復活〜!




フラッシュバックAD
広告で振り返るバグパイプ〜その7〜

2014.07.15.tue

当社が現在、広告媒体として出稿している『クラシック・ミニマガジン』の掲載広告をご紹介致します。今回紹介するのは今年1月発売号掲載分からの3号分です。今月には最新号Vol.26も発売されてますので、お近くの書店にてお買い求めください。



_bagpipe_23.jpg_bagpipe_23.jpg●2014年1月発売、クラシックミニマガジンVol.23
当社の'71 クーパーMk III 1275 Sを例に、細部のリペアを提案しております。クラシックカー特有のサビや、諸々の劣化に対策するのはミニショップの宿命。当方も、ずっと乗り続けてきたからこそ分かるポイントを押さえてリペア補修しております。気になる劣化部位が見られる方はご相談ください。
クラシックミニマガジンVol.23の購入はコチラ




_bagpipe_24.jpg_bagpipe_24.jpg2014年3月発売、クラシックミニマガジンVol.24
ミニに限らず、プロショップ(専門店)というのは、そのお店のオーナーの趣味を目一杯詰めこんだ空間になると思います。当方の趣味「ミニと英国ライトウエイトスポーツ」をミッシリと詰めこんだショールーム。ここでミニを眺めているだけで充分に酔えます。併設したピットにも当方の趣味が反映されていますが、とにかくここは「わたしの秘密基地」なんです。
クラシックミニマガジンVol.24の購入はコチラ




_bagpipe_25.jpg_bagpipe_25.jpg●2014年5月発売、クラシックミニマガジンVol.25
もっと楽しくミニでドライブして欲しいと思い、こんな広告を作ってみました。季節外れの桜道を駆け抜けるキャブクーパー……合成ですが。ミニは走って楽しむクルマ、中でもキャブクーパーの乗り味はファンにはたまらないモノがあります。どんなロケーションでも画になるミニ、ドライブに連れ出して、日本全国にファンを増やしてくださいね。
クラシックミニマガジンVol.25の購入はコチラ






OHVエンジンの宿命!?
ミニのエンジンオーバーホール

2014.07.09.wed

ますはじめに、先日入院した報告をこちらのページでさせていただいた際に、それを見てお店にお見舞いに訪れてくださった皆さまにお礼を申し上げます。長らくひとりでクルマ屋稼業をして参りましたが、多くの皆さまに支えられていたのだと実感して、心に熱いモノが込み上げております。術後の経過も良く、徐々に健康体に戻りつつあります。皆さまも健康には十分気を配って、時にはしっかりメンテナンスをしてあげてください。

以下、本文となります……。

現存しているミニは、かなりの車両が10万kmを超えてきてると思います。国産車だと乗り換えの目安だったりしますが、英国車は永く乗り続ける文化でクルマを作っています。エンジンもある程度調子を見ながら触ってあげたほうが、永く快適に乗れたりします。そういう作業性の面からも、ミニが採用しているOHV(オーバー・ヘッド・バルブ)式エンジンはいじりやすいクルマと言えます。

ただ日常のメンテナンスを怠ると、もろもろな不調を来します。ココで紹介するミニは16万kmを超えた車両で、オイル交換の頻度は1万kmごとだそうです。オーナーさんは具体的な不具合はないと仰ってましたが、いざエンジンを開けてみるとツッコミどころ満載です。まずカーボンスラッジが有り得ないところまで浸食しています。放置していたら大きな故障に繋がるところでしたね。

カムシャフトと干渉するバルブリフターにも気になる症状が……。これは鋳物製品である以上仕方ないことなのでしょうが、ムシ食い(素があく状態)と呼ばれる状態になってしまっています。この状態のバルブリフターを押し上げるので、カムシャフトの先端が削られてしまうんですよね。こうなったら研磨するか、部品を交換するかで対策する必要があります。

日常のメンテナンスをしっかりやっていても、10万kmを超えたミニはエンジンオーバーホールしておくべきでしょう。元来の作りとしてもエンジンを触ってナンボの車両であります。国産車の感覚で10万km超えたら乗り換えなんて考えずに、とりあえず専門店に駆け込んで欲しいところです。専門店のノウハウなら、オーナーさんそれぞれの意向にあった提案をしてくれるはずですよ。


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ピストンリングのスキマにもカーボンスラッジがみっしり。
もちろん洗浄してキレイに仕上げました。


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洗浄したピストン。自作のケースは使い勝手も良好です。


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この先端のクレーターがムシが食った状態です。
この部分とカムシャフトが干渉して削れちゃうようです。



目で見ないと伝わらない!?
希少色のビンテージな魅力

2014.07.04.fri

当社のショールームにて展示しております'64 オースティン・クーパー Mk I 970 S。このクルマのボディ色はフェスタイエローで、当時の純正色がそのまま現存している例としては非常に珍しいと思われます。何故珍しいのかと言えば、発売当時は不人気色だったため流通している物件数が少ないからでしょう。転じて、現存するミニとしてはかなりの希少カラーとなってしまいました。

この色は写真での再現性が難しいようで、パッと見フツーのオールドイングリッシュホワイトのように見えてしまったりします。ショールームにて肉眼で見る限り、薄い黄色と緑の中間のような絶妙な配色になっているんですが……。写真だと白くなりがちなので、現物を確認したい方はぜひ当社ショールームまで足をお運びください。

旧いクルマですから色が劣化した箇所は当方にて補修等加えております。オールペンしたわけじゃないですけど、部分的に塗り足した箇所は色を合わせてキレイに仕上げております。だからオリジナルの状態でこの希少カラーを維持できます。思いっきり自分色に染めるのも楽しいですし、とことんオリジナルにこだわるのも、またひとつのミニの楽しみ方ではないでしょうか。


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当車両は販売車両です。販売価格は440万円となっております。


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各部から当時モノの雰囲気が醸し出されております。
経年変化は必ずしも劣化ではなく、モノの「味」を醸成させます。


自分のことは後回し
ピット奥に眠る私の足は……

2014.06.26.thu

日常の業務に忙殺されて、ピットの奥に忘れ去られた1台のミニがあります。7年前まで当方のアシ車として活躍していたMk III クーパーSです。エンジンをオーバーホールするためピット最深部に仮置きして以来、日の目を見ることなく捨て置かれた状態です。いや、いずれ修理するので保管してあるだけなんですけどね!

このクルマ、記録を見ると1970年11月登録のディーラー車です。当店のショールームに展示してあるブロンズイエローのMk III が71年登録の日英ディーラー2号車ですから、「もしかしてこのクルマがディーラー1号車だったのか」とも思いますが……真相は分かりません。ただ、こういった素性を遡るのも楽しいです。


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いつかカッ飛ぶ日を夢見て冬眠中のMk III クーパーS('70)です。


細かいひと仕事で
フィーリングに差が出る

2014.06.20.fri

当社に最近ラインアップされた、アーモンドグリーンのミニを仕上げ中です。足まわりやボディのサビ取りなど、ひと通りリフレッシュしたので、残るはエンジンのオーバーホールです。ノーマルヘッドを加工し、圧縮モレをなくして基本性能に近づけます。バルブガイド交換、シートカット、ヘッドの面研などを行います。

当方ではこの行程を行う際、ポート内にあるバリをリューターで削ってスムージングします。普通こんな場所にバリなんて無いんですが、そこは旧いクルマの愛嬌と思って諦めています。もちろん必要ないから削るわけで、そうすると必然的に吸排気の効率も上がると考えられます。数値を計ったワケじゃないけど、フィーリングは確実に変わりますね。

特にチューニングというわけじゃないんですが、オーバーホール後はやはり調子は良くなると思います。どちらかというと調子悪くなっていたエンジンを戻しただけなんですけどね。そこにひと手間加えてあるので、燃焼効率も上がり、燃費も以前より良くなっているはずです。まあコチラも最初の燃費を計測してないので、具体的な数字は分かりませんが……汗。


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エキゾースト側のバルブを指差してます。
構造上この位置のバルブガイドが傷みやすいようです。


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スムージング後の写真なので分かりませんが、この辺りにバリがありました。



クルマだけじゃなく人間も……
店主、メンテナンス完了!!

2014.06.11.thu

実は先月末、当方入院しておりました。2年前から胆石持ちとなり、いずれは手術と覚悟はしてたんですが……。先月の初旬辺りから体調にも異常を来し、痛みに耐える日々を過ごしてました。仕事の目処が付いたところで倒れ込むように入院しました。胆のう摘出術、臓器を摘出して軽量化されたチューニング人間となりました。

自分のメンテナンスを終えて、現在はお店も開いてます。もしお休み期間中に訪問された方がいらっしゃったら、ぜひご来店ください。基本的には無休で営業しております。梅雨の時期で天気が変わりやすく、また当方もメンテナンス後の慣らし運転中ですが、徐々に調子を上げていきたいと思いますのでよろしくお願いします!


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ドンヨリした天気が続いてます。体調にはお気を付けください。
ちなみにご来店の際ショールームにいなければ、裏のピットにお声かけください。




ドイツ人の精密さ?
BMWバンパーの取り外し

2014.06.04.wed

ミニ以外の仕事ですが……先日入庫したBMWの3シリーズ。バンパーにキズがつき塗装が剥げてしまったというので、バンパーを取り外して塗装しようと思ったら、これがなかなかのクセモノです。国産車ならすこし力を入れて引っ張れば外れるところがビクともしません。どうやら短いスパンでフックが付いてるようで、それをひとつひとつ慎重に外さないと取れない設計のようです。

ここは覚悟を決めてジックリと力を加減しながらバンパーを外しました。ディーラーなら専用の治具でもあるのでしょうか? ちなみに、なぜバンパーを外さなきゃいけないかというと、塗装の効率の問題です。小さいキズを補修するのに、ボディ全面をマスキングするワケにはいきません。バンパーだけペイントブースに入れて塗った方が効率的なんです。

しかしこのバンパーの作り込みには国民性を感じます。ドイツ人ならではの精密な設計と言えるかも知れません。でも、バンパーなんて相当な頻度でキズが入る可能性が高い部位です。もしかしたらキズを補修する文化がないのでしょうか? このように凝った作り込みをしたら、ドイツの板金屋さんはいちいちひと苦労……いや本国のクルマ屋なら専用治具を作ってるでしょうね。


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入庫前、左後ろをバックの時にこすってしまったようです。



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バンパーを取り外して補修。細かいピン穴が見えますね。



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塗装を済まして無事装着完了。我ながら見事な仕上がり(笑)。




マニュアル通りじゃ凹んじゃう?
ミニのジャッキアップポイント

2014.05.27.tue

どんなに丁寧に運転していても、また定期的にメンテナンスしていても避けられないトラブルがあります。例えば朝起きて駐車場のクルマを見たらパンクしてるとか。そんな時はジャッキアップしてスペアタイヤに履き替え、最寄りのショップで交換するわけですが……。

一般的なユーザーさんは、クルマのジャッキアップを車載工具で行うはずです。いわゆるパンタグラフジャッキというヤツです。そしてクルマにはジャッキアップポイントというのがあり、ボディを痛めないよう補強がなされています。この補強部分が、ミニの場合非常に分かりにくいんです。

マニュアルに指定された場所には補強の鉄板のようなモノが確かに付いています。しかしそこでジャッキアップしてると、ボディが変形してしまいます。下から突き上げるようなカタチになってしまうんです。まあ一般の方がジャッキアップする機会は滅多にないと思うので、それほど深刻な状態にはなりませんが……。

正しい位置は写真でリフトをあてている場所なんですが、リフトの足が重なって見えませんね。店頭で説明するのがイチバン簡単なので、興味のある人は聞きに来てください。できればリフトを上げる必要がある仕事もいっしょに持ってきてくれると有り難い話ですが……よろしくお願いします(笑)。


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写真中央左寄りの長方形の部分をジャッキアップポイントと勘違いしやすいようです。


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内部から見ると中央左の辺りがほんのり膨らんでるのが分かります。ここは後で補修しました。



ブルゾンで風を切れ
バイクの必需品

2014.05.19.mon

以前も述べましたが、当方はツールからグッズに至るまで「Snap-on」製品を愛用しております。ツナギなどの衣類もクツも「Snap-on」なので、あとはパンツとソックスが揃えば完璧なんですが。この2点だけは販売してないようなので、出たら即ゲットしたいと思っております。

先日もバンセールスが来たのでブルゾンを購入しました。その時は「バイクに乗る時に良さそうだな」と思って買ったんですが、最近あまりバイクには乗っていません。いずれ、ヒザの調子がよくなってきたらコレを来てツーリングにでも行きたいモノですが……。

しかしブルゾンという言葉もなんとなく古くさく感じますね。そこは旧車趣味の人間として、旧き良き伝統のアウターとしてハードに着たおしてやりたいと思っています。


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Snap-onのブルゾン。このロゴが入っていれば何でもイイという意見もありますが。



ドアの下部にサビが……
ミニとサビとの闘い

2014.05.14.wed

クルマのボディにはどうしてもサビが発生します。鉄で出来た工業製品だから仕方ないのですが、中でもミニにはこの症状が多く見受けられます。英国製の塗料が日本の高温多湿な天候とマッチしてないからでしょうか。何はともあれ、長年ミニに乗り続けるためにはいろいろ対策する必要がありそうです。

ミニを購入する時、ボディ表面のサビはチェックできると思います。でもイチバン厄介なのは見えない部分のサビです。見えないから買った時も気づかないし、気が付くほどの状態になってからじゃ手遅れということも。その代表例がドアの下部でしょう。この部分は戸袋に溜まった水や結露などがサビの発生を助長するんです。

写真のミニはかなり状態の良いヘリテイジですが、それでもこの部分にはサビが浮いてました。なので表面をワイヤブラシでザックリとこすり落とします。本当なら鉄板までむき出したいところですが、サビの浸透度合いによっては完全に除去できないこともあります。それでも進行を遅らせることは出来ます。

こうして削った箇所にプライマーを塗布すればOKなんですが、今回は他の箇所の塗装用に色を作ってあったので、せっかくなのでハケでサッと塗っておきました。見えないところでも、やはり同色の方が気分はイイものです。最後にドアトリムを外し、小穴から防錆スプレーを吹き込みます。これで内側と外側からサビ止め対策を出来るわけです。


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この部分がサビの温床になってるんです。アナタのミニもチェックしてみては!?



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表面のサビを削り落とし、ウォッシュプライマーで覆います。



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アーモンドグリーンに同色塗装し、見た目もバッチリです。



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戸袋内部に防錆スプレーを吹き込み、内外から防錆対策完了。



オイル交換のついでに
オイルシールの交換

2014.05.07.wed

ミニは省スペース設計のためエンジンオイルとミッションオイルを兼用してます。そのせいもあってオイル交換は、他の一般的なクルマよりも短めにすることを推奨してます。だいたい3,000kmくらいでしょうか。マメな人はもっと頻繁に替えるし、慣れてくれば自分で換える方もいるでしょう。

とは言え設備の整ってない一般家庭では廃油の処理など面倒な点も多々あるはずです。オイル漏れしたまま放置してる方も見受けられるようで、ぜひ専門店に診てもらってください。宇都宮近郊の方はぜひ当店に起こし頂ければと思います(笑)。古いクルマだから仕方ないってことばかりじゃないですから。

オイル漏れはオイルシールを交換すれば直るケースが多いです。いわゆるパッキンですが、こういった部分って消耗品なのでいずれ劣化でダメになるんです。だから専門店でオイル交換をしていれば自然に見つかるし、その時に同じタイミングで交換すれば工賃も安く済むわけです。ショップと上手く付き合って快適なミニライフをお過ごしください。


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この部分からオイル漏れ、早速新品のオイルシールに交換です。



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一旦ラインを外すので、なかなか家庭では出来ない作業です。


かかりにくくなったエンジン
キャブレターにひと吹き

2014.04.25.fri

ミニのホットモデル(ジャックナイトやKADなど)はナイーブなエンジンを載せてます。だからしばらく動かしていないとエンジンがかかりにくくなります。そしてオーナーさんも、ソレが億劫で運転しなくなっちゃうんです。そのようにして車庫のお荷物になってしまう場合も……。上記の2台に関わらず、チューニングエンジンは常にプラグを焼いてあげないと調子が出ないシロモノなんだと覚えておいてください。

で、こんな風にエンジンがかかりにくくなった時に便利なのが「エンジン始動液」というケミカル用品。コレは分かりやすく言えば着火剤のようなモノなんですが、こいつをキャブレターに吹きかけるだけで、ストレスなく一発始動するケースが多いんです。チョットしたひと手間、チューニングエンジンの載ったミニにお乗りの方は持っておいて損はないかもしれません。もちろん火気厳禁、取り扱いの際は充分に安全確認をしてくださいね。


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コレがエンジン始動液です。コレをジャックナイトに使います。



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ジャックナイトだとココから噴霧。コレでバッチリ一発始動。


磨けばまだまだ光る
サビ取りは簡単なお手入れ

2014.04.14.mon

ミニのバンパーやヘッドライトリムなどのクロームパーツは、放置しておくとサビだらけになっていたりします。見た目いかにも手入れしてない感じになっちゃうので、なんとか対策したい人も多いのでは? でもサビをヘタに触るとキズ付けたりしそうで心配かもしれませんね。そんな時は専門家のトコロに持って行きましょう。

クロームパーツに浮いたサビは、ほとんどがパーツ本体のピンホールから生じたサビです。サビの発生源自体は小さいんですが、ソレが外に向かって広がります。ただ実際表面はメッキ処理されてるのでサビるわけもなく、ただサビの汚れが広がってるだけなんです。だから表面をコンパウンドで磨けばキレイになるはずです。

ただ念入りに磨くと時間がかかるので、我々のようなプロは表面をザックリとワイヤーブラシで軽く削っちゃいます。そうしてしつこいサビを落としておけば、コンパウンドでの磨きも一箇所十秒ほどで済みます。ただ一般ユーザー様にはこのやり方はオススメしません。我々は長年の経験で勘所を押さえてやってるわけです。

このような細部の磨きって、要するに「手入れ」なんですよね。モノを大事にする気持ちがあるとキレイにしておきたくなるじゃないですか。その気持ちが素直に表れれば、自然に乗ってるクルマの手入れも怠らなくなるんです。たまの休日にガレージのミニを磨いてあげるのも、すべてを忘れて没頭できるので楽しいですよ。


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とりあえずこのオーバーライダーのサビを取ってみましょう。



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ワイヤーブラシで表面のサビをガリガリッと削ります。



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ウエスにコンパウンドをかる〜くつけます。



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ササッと全体を拭き取ることわずか十秒で……。



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こんなにキレイになりました。カメラマンも映りこんでいます。


そのひと手間がクセになる
チョークを引け!

2014.04.04.fri

ミニ好きの中には「どうしてもキャブ車じゃなきゃイヤだ」って人がいます。インジェクション車主流の現代に、ひと時代前のキャブレターにこだわるのはいかな理由があるのか?それはもうフィーリングと言うしかないのでしょうが、年々程度の良いキャブ車は減っていくばかりです。とは言え比較的メンテナンスのしやすい機構なので、専門店ではキャブ車を扱っているところも結構あるでしょう。当店にも良いキャブ車がありますよ!

キャブレターって言うのは燃料を噴霧する機構のことですが、これがインジェクションになるとコンピューター制御になります。つまり、よりアナログな機構というわけですが、そのキャブ車のもっとも象徴的な部分が「チョーク」でしょう。インパネ中央下に付いたレバー、これを引いてエアの量を絞ることで結果的に燃料の混合比を高めるという。そんな作業を運転手自身がする一体感。ひと手間かけなければエンジンが始動しないという、まさにメカを動かす感覚があります。

チョークを引くのもそうですが、キャブ車に乗っているとクルマと会話しながら運転するようなところがあります。エンジンの機嫌をうかがうというか、調子に合わせた走りしかできないというか。それが楽しいんです。そうやって運転してるウチにクルマと自分が合っていくんです。工業製品とはいえ個体差があるわけで、その個体差がそのクルマの個性なんです。それを探り、それに合わせ、いつしか一体感が生まれ、それはかけがえのない存在になるってものです。


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真ん中左寄りのレバーがチョーク。チョークとは、エアの弁を絞って「息苦しくさせる」という意味だそうです。



メインオイルはスノコ
レースシーンが認めた逸品

2014.03.24.mon

ミニはひときわオイルに気を使うクルマです。エンジンオイルがミッションオイルを兼ねてるので劣化も早く、定期的にオイル交換をしないとトラブルの基にもなります。それだけにオイルの種類や粘度にもこだわりを持った方が多いかと思われます。当店では現在、スノコとトヨタ純正オイルの2種類をメインに常備しております。

クルマ屋をはじめた当初はセレーニアというイタリアのオイルを使っていました。とても気に入っていたので多少お高くても気にせずに使っていましたが、為替の関係で価格が高騰し、問屋さんが扱わなくなって入手が困難になりました。それで現在のスノコに辿り着いたんですが、オイル選びにはもうひとつ理由があります。

やはり油田を持ってるメーカーのオイルが良いんです。食べ物と同じで、取れたてのピュアな状態のオイルを扱えるわけですから。それが末端に行くにしたがってどうなるかは想像するばかりですが……。あとはサーキットなど、レースシーンの看板などで見かけるロゴがカッコイイというのもあります。やっぱり見た目って大事ですからね。


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旧き良き時代を彷彿とさせつつ、現代にも通用するのがこのロゴの魅力でしょうか。



バックミラー春秋
安全基準の移り変わり!?

2014.03.18.tue

ミニ好きの中には様々な趣味志向があり、各パーツにもそれぞれのこだわりがあったりします。バックミラーもそのひとつかもしれません。ミラーの形状へのこだわりもあるかと思いますが、取り付け位置、つまりドアミラーかフェンダミラーかの選択です。

UK本国で発売当初のミニにはバックミラーが付いてませんでした。つまりMk I の頃は、日本で乗るためにはフェンダーに取り付け穴を開けて加工する必要がありました。当時は日本の保安基準でドアミラーは許可されてません。すべてのクルマがフェンダミラーの時代です(※その後、83年に基準が改正されてドアミラーの装着が認められました)。

どうしてもボディに穴を開けることに抵抗があるオーナーは、クリップ式のバックミラーをピラーに装着して対策してました。当社の64年式Mk I 970 Sもそのタイプです。ミラーの取り付け位置によって、人それぞれ様々な考え方があるモノですね。そして、その様々な考え方に応じることが出来る、多種多様なアフターパーツが充実しているのもミニの楽しいところです。



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クリップ式のバックミラー。簡易的に見えますが保安基準は満たしています。


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当社の63年式Mk I 1071 Sに装着したドアミラー。



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Mk III 1275 Sに装着したフェンダミラー。ミニのサイズ感だと、どちらにミラーがあっても実際はあまり変わりません。


若き日の想い出
あの頃のレーシングミニ

2014.03.13.thu

若かりし頃の思い出として、旧いレーシングミニをガレージに保管してます。この69年式Mk III クーパーSでレースに出場していたのは80年代の初頭のこと。あの頃はレース場でクラシックカー好きの先輩たちと交流し、いろんな情報交換をして勉強させてもらったものです。現在ではなかなかサーキットなどに顔も出せなくなりましたが、あの頃に得た知識や諸先輩方のクルマに対する情熱は次の世代に語り継いでいきたいものです。

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当時のレーシングミニ。ドアはスムージング化で、レバーを外してボタン式にしてあります。



季節外れのメンテナンス?
ファンスイッチの交換

2014.03.10.mon

先日整備した高年式のATミニでラジエターの水が減るという症状が出ていたので、どうなってるのかと様子を診てみました。どうやら、ファンスイッチのゴムパッキンが劣化して、不具合を引き起こすようです。この部材はゴムの張力と内圧でコントロールされてる部位なので、劣化したパッキンが内圧を逃がしてしまったと言うことでしょうか。

水漏れはオーバーヒートの原因にもなるので注意したいところ。夏場に起こりがちなトラブルのような気もしますが、パッキンの劣化は季節を選ばないといったところでしょうか。冷却系は大事な箇所です。大きなトラブルが起きる前に発見できたのは不幸中の幸いかと。ファンスイッチを新しい部品に交換して、この夏は怖いモノなし(って季節感ないですね……汗)。

関東では今月末あたりには桜が咲くことでしょう。例年にない寒さで実感はわきませんが、春は確実に近づいています。花粉症の当方には辛い季節ではありますが、ドライブシーズンも間近です。愛車のミニにメンテナンスを施して、春のドライブを楽しむ準備を進めてみてはいかがでしょう。



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コレがファンスイッチ。グリルを開けたら見えます。




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新品に交換します。ゴムの劣化は致し方ないところ。



そろそろアナタのミニも?
アクセルワイヤーの交換

2014.02.26.wed

アクセルペダルとスロットルを繋いでいるアクセルワイヤー。長年乗っていると劣化で切れてしまいます。アクセルペダルを踏んだ時に引っかかりを感じるような時は、切れかけているのかもしれません。気になったら専門店に持ち込んで、診てもらった方がイイかもしれません。ちなみに写真のワイヤーはアクセルペダル側にクラックが出来ていたので、取り外さなければ確認できませんでした。

ネットで検索すれば交換方法などが結構出ているので、自分でDIYというのも楽しいかもしれません。いじる楽しさに目覚めて、さらにミニが好きになるでしょう。ただ慣れてない人がミニのエンジンルームを触ると、狭くてパズルのような構造に参ってしまいます(笑)。それほど頻繁に交換が必要な部品ではないですけど、最終年式でも販売して十年以上経っている車両なので、こんな症状が出ることもあるんです。

このような消耗部品の交換は、現行の国産車に乗っているとあまり遭遇しない事態です。それが何度も起こると「トラブルの多いクルマだな」なんて思っちゃうかもしれません。ミニと長く付き合うためにはメンテナンスを楽しめるようになった方がイイですね。とりあえず走行距離が10万㎞過ぎたミニのオーナーさんで気になる方は一度プロショップに相談してみては!?



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ワイヤーのアウターにクラック(ヒビ)が入ってます。ココが引っかかるんです。




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新品に交換した図です。こうしてみると確かに狭いエンジンルームですね。



ミニの声に耳を傾けて
サインを見逃すな

2014.02.17.mon

ミニのオイル交換の際に、ごくまれにブロンズ色の金属片が出てくる時があります。この金属片はベアリングのカラーで、要するにどこかの機関が破損しているサインでもあります。それを放置しているとギアに不具合が生じ、最悪の場合はミッション交換となるのでご注意ください。

写真のミッションはカウンターギア、つまりローのギアが刃こぼれしてしまっています。この状態ではもう手の施しようがありません。このような状態になる前の、ミニの「直して!」という叫びに耳を傾けることが我々の仕事です。ただ手遅れの状態では致し方ないのですが……。

とは言え新車を製造していないクルマなので、壊れましたで即廃車というのは忍びないです。オーナーさんもきっと思い入れのあるミニに乗り続けたいと思うことでしょう。ミニはアフターパーツが充実してますし、中古ミッションなども手に入れられる場合があります。まずはご相談ください。


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ギアが入らず動かせなくなってしまったミニ。エンジンを降ろしてみたら……。




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カウンターギアの刃こぼれを発見。写真中央がその状態です。



問い合わせ殺到!?
タンクのサビ取りはマスト

2014.02.08.sat

本日(2月8日)は朝から、関東地方に異常な寒波が襲来し大雪となっております。この時期は毎年突発的に雪に見舞われることが多いのですが、雪に慣れていない地域では交通がマヒしてしまいがちです。日本には四季があることを噛みしめて、素直に冬には冬タイヤを装着することをオススメします。

さて、以前(2013年10月18日と同11月11日)のコラムでも紹介したタンクのサビ取りが好評で、何軒か問い合わせがあったのでまた紹介します。今回の写真は当方の元愛車で、現在は別のオーナーの元に去ったMk II クーパー Sのタンクです。コチラのクルマも以前(2013年10月18日)紹介した車両です。

前回はサビ取りからサフェーサーまでの工程を紹介したんですが、塗装して取り付けた写真が見つかったので再度掲載いたします。トランクの両サイドにピカピカのタンクが収まっております。クラシックカー趣味はこういう細部にこだわってこそ愛着が増すというモノです。そしてタンクのサビ取り・補修&再塗装は旧車にとっては大事なメンテナンスのひとつです。


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居住スペースが小さいミニだからトランクを開ける機会も多いので、キレイにしておきたいところ。




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クーパーSと言えばツインフューエルタンク。もちろん両方ともリペアしてキレイに仕上げました。



英国車趣味の究極?
エリーゼのために

2014.01.29.wed

先日、車検整備でロータス・エリーゼが入庫しました。実にステキなクルマです。惚れ惚れとしてしまいました。わがショールームにも一台飾っておきたいところですが、置く場所もなければ予算も……。英国車好きにとって憧れの一台です。ローバー18Kエンジンを搭載した、レーシングカーさながらのロードスター型ライトウエイトスポーツカーです。

もともとディーラーで整備をしていたらしいのですが、オーナーさんが引っ越しをされたので、偶然当店を捜し出してくれたようです。大好きなクルマですからシッカリ診させていただきます。いやいや、他のクルマだって手抜きしませんけどね(汗)! 長く通って頂ければ、それだけ長くこのクルマを拝めるわけで、クルマ屋冥利に尽きます。

基本的には現代のクルマなんで、旧車をメンテナンスするほど手のかかる車両ではありません。ただ当方が診る最初の整備なので、そこはシッカリと点検させていただきました。クルマを移動させる時など、静かで軽快なエンジン音とスポーツカーのフィーリングに魅了されっぱなしでした。観てカッコイイ、乗って面白い、サイコーの大人のオモチャですね。


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この流線型のフォルム、小さい頃に想像した近未来そのものです。




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どんな角度から観ても一分の隙もなくカッコイイ、正に名車です。



ミニときどき四駆
男心をくすぐるサイズ感

2014.01.24.fri

当店はミニ屋ではありますが、大雑把に言えばクルマ屋でもありますので当然あらゆる車種を扱っています。大好きな英国ライトウエイト系やユーロコンパクト系に限らず、国産から何からバックヤードに溢れています。そんな中で異彩を放っているのが、事故板金で入ったこのランクル60です。

四駆ブームというと90年代辺りがピークでしょうか。その後、条例などでディーゼルエンジンの印象が悪くなって、大型四駆もその煽りで台数を減らしていった印象があります。バブルが弾けて都市部では用途がなくなったのかもしれません。とは言え山間部や雪の降る地域ではまだまだ現役ですが。

しかし男子たるモノ、こういった大型四駆を目の当たりにして血が騒がないはずがありません。栃木県も宇都宮から北へ行くと、こういった大きなクルマが実用車として活躍しています。見た目にも厳つくて格好良く、しかも日常にも役に立つ、理想的な大人の男って感じで実にいいですね〜。


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無骨とも思えるシンプルなデザインながら、現代車には決して出せないアジがあります。




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追突によりバンパーがこんな風に……。アフターパーツは充実してるけど純正パーツとなると。



試運転でドッキリ
開けてみたらビックリ

2014.01.19.sun

先日、当社の販売車両を試運転したところ、エンジンの吹け上がりが異常に悪かったんです。これは何かあると思い、いろいろ触ってみたんですが調子が上がる気配は見えず……。もしかして排気が詰まってるのかなと思い、試しに触媒を取り外してみたところ、中のセラミックフィルターが剥がれて目詰まりを起こしてました。

ほかのパーツなら自作でDIY補修なんて手もありますが、こればっかりはパーツを取り寄せなければ……触媒ってケッコー高いんですよね。試しにエアで触媒の中を吹いてみましたが、まるでラチのあかない状態。まあトラブルの要因が分かったので、それだけでも良しとしましょう。

ちょうどこの作業をした時は、猛烈な寒波で縮こまるような日でした。こんな日は古傷のヒザが傷みます。ミニよりも自分を補修したいところですが、コチラもメカニックの手には負えないところです。春が待ち遠しいなと思いつつ、コレからの時期がイチバン雪が降ったりで荒れるんですよね。皆さま、冬のドライブには十分にお気をつけください。スタッドレスタイヤに履き替えたい方、お待ち申し上げております。


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吹けが悪いのは排気と目星をつけたところ、正にビンゴでした。



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触媒を外すと、剥がれたフィルタがゴソッと落ちてきました。



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触媒の中にエアを吹いたら、目詰まりしてホコリが滞留しちゃってます。ああ交換。


明けましておめでとうございます
MINIとともに良い年になりますように

2014.01.08.wed

このページをご覧頂いている皆さま、本年もよろしくお願い致します。MINIショップの小言ともぼやきともつかないコラムにお付き合いください。そして気になる記事があったら、それを確かめるようにご来店していただけると幸いです。なにぶん一人で切り盛りしているので店頭に不在の時もあるかと思いますが、基本的には無休で営業しております。不在の際も裏のピットにいることが多いので、臆することなくお声掛けいただければキチンと、お・も・て・な・し・いたします(照)。

唐突にはじまりますが、MINIのオーナーさんは比較的MTを好む傾向があると思います。当方もそうですが、小さいボディを操る楽しみがMTの方がより味わえるような気がします。でも高年式だとAT車もかなり流通してますし、街乗り足グルマでの使い勝手はATの方がラクで便利です。そのような乗り方をしても全然問題ないと思いますが、MINIの基本メンテナンスはいずれも重要です。街乗りで便利に乗れるからってメンテナンスフリーというわけではありません。

何故こんなことを書くかというと、ATのMINIは壊れやすいというイメージがあるようなんです。でもそれは、新車のMINIが売れてた時代に雑に乗られたAT車が多かったんじゃないかと思うんです。国産車の感覚でメンテナンスもロクにしないで乗り換えられ、中古車屋さんに流れてしまったMINIがいたはずです。まあこういうコトはMINIに限らず、少しだけ手間のかかる欧州車にはありがちなことだったりしますが……。そんなわけで、ATにお乗りの方もお気軽にご来店ください。

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モダンアートのオブジェみたいですが、ATのエンジン・ミッションO/H時の写真です。末永く乗り続けるためにはしっかり整備しておきましょう。




年末年始、休業日のお知らせ

2013.12.26.thu

2013年もあとすこし、今年も様々なミニオーナーのみなさまと触れ合うことが出来ました。
このページを通じていろんな情報を発信させていただいた方々、ご協力ありがとうございました。

年末年始の休業予定をお知らせいたします。

2013年12月30日~2014年1月5日

上記の期間はお休みとさせていただきますのでよろしくお願い申し上げます。
それでは2014年も皆さまのミニと皆さまが健やかでありますようお祈り申し上げます。

いつか走らせてみたい
幻のレーシングミニ

2013.12.17.tue

当社のバックヤードにずっと置きっぱなしのレーシングミニがあります。エンジンは降ろしてファクトリーに保管してありますが、ボディは野ざらしのままです。このクルマは「ミニレーシング」というビルダーにより製作されたレーシングカーということで、同じタイプのクルマがもう一台造られてあるそうです。現存してあるかは分かりませんが……。

ミニレーシングという英国のビルダーが、'60年代のレースシーンにおいてミニのツインカムエンジンをハンドメイドで造りました。フォードDFVのカムシャフトを詰めて造った4バルブのエンジンです。同じエンジンを2基造り、同じエクステリアでパッケージしたクルマがこのミニです。正確には記憶してませんが'64~'65年頃に活躍していたんでしょう。

このクルマについてもっと詳しく書こうと思い、古いカー雑誌に載っていた記事を探したんですが、移転の際に整理したのか見当たりません。もし詳しく知ってる方がいたらご連絡ください。クルマも動かないので、いつまでもバックヤードで待っています。


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フロントカウルに開いた口が印象的なレーシングミニのボディ。素敵なカラーリングです。ゼッケンサークルや細かいデカール類も渋いんです。



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これがハンドメイドのツインカムエンジンです。大事に保管してはありますが載せ替える予定は今のところありません。




フラッシュバックAD
広告で振り返るバグパイプ~その6~

2013.12.10.tue

当社が現在、広告媒体として出稿している『クラシック・ミニマガジン』の掲載広告をご紹介致します。今回紹介するのは今年1月発売号掲載分からの3号分です。来月には最新号Vol.20も発売となりますので、お近くの書店にてお買い求めください。


bagpipe_20.jpgbagpipe_20.jpg2013年7月発売、クラシックミニマガジンVol.20
スパルタンでありながら遊び心も併せ持つミニマーコス。細部まで自分で作り込めるのが楽しいクルマです。このページを観て心躍らせたアナタ、ぜひ当社ショールームまで観に来てください。飽くことなく眺めていられるクルマだと思います。

クラシックミニマガジンvol.20のご購入はこちら







bagpipe_21.jpgbagpipe_21.jpg2013年9月発売、クラシックミニマガジンVol.21
このクルマ、実車を観れば一目瞭然なんですが、とにかくいろんなパーツがてんこ盛りに装着されております。もうこれ以上手の入れようがないくらい仕上げ済みと言っても過言ではないかも知れません。ただ自分で仕上げたいという方には物足りないかも知れません。とは言えパーツのセレクトなどかなり良いセンスだと思うんですが……。

クラシックミニマガジンvol.21のご購入はこちら








bagpipe_22.jpgbagpipe_22.jpg2013年11月発売、クラシックミニマガジンVol.22
当方のクーパーSフリークを喧伝するワケじゃないですが、この魅力は声を大にして伝えたいんです。日英2号車という素敵な素性のこのMk III クーパーSも、私が「S」の虜であることを理解してもらえたからこそ手に入れられた一台です。売れない限りはいつでもショールームで眺めることが出来ます(もちろん販売車両ですよ)。

クラシックミニマガジンvol.22のご購入はこちら



指令!フロアのリペアで
インテリアを蘇らせろ

2013.11.25.mon

前回紹介したMk III クーパーS・キャピタル32(ミニ)号車の続きです。クルマの調子は良かったんですが、さすがに細部のヤレは見過ごせません。とりあえず足まわりのオーバーホール(ハブベアリングのグリスアップなど)でリフレッシュし、ボディのヤレを見ます。するとフロアがかなり酷いことになっていました。

サビが広がり穴が開きそうな状態です。ここは当社の本領発揮ということで、まずは表面の塗装を剥離していきます。そこにウォッシュプライマーを塗り、サフェーサーをかけ、塗装していくわけですが……。狭い車内での作業に難渋し、そのせいで当方のヒザが悲鳴を上げてしまいました。

私のヒザとひき替えに、このMk III クーパーSのフロアは蘇ったのです。今では当方のヒザも調子を取り戻しましたが、あの頃は片足を引きずって歩いていたモノです。それに懲りて低い位置の作業用に専用のイスを買いました。だからフロアのリペアを頼みたいお客さんはいつでもお訪ねください(でも根をつめてやるとまた傷めてしまいそうな気が……)。


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定番のハブベアリングのオーバーホール。



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フロアマットをめくるとこんな状態。早速表面をサンドブラスターで処理。


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コチラは運転席側。写真は剥離後の状態。


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ウォッシュプライマーをかけます。後の塗装のノリが違います。


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ボディの下からも半乾燥型塗料(防錆剤)で補修し、シーリングします。


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私のヒザとひき替えに生まれ変わったフロアです。


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フロアカーペットを敷いて完成!きれいなクルマですよ。

マニアは数字にこだわる?
キャピタル32号車のMk III

2013.11.19.tue

数年前にオークションで出ていたこのMk III クーパーS。確認するとキャピタル32号車の刻印が確認できます。ミニといえば32(ミニ)と語呂合わせする人は多いはず。コレは日本のミニ乗りにとってめでたい数字なんです。何としても手に入れようと頑張って落札しました。

とにかくクーパーS好きの当方ですが、さらなる付加価値というのも魅力があります。この32号車というめでたい数字を付加価値と捉えてもらえるかは、買い手次第だと思いますが……。自分と同じ誕生年のワインを集めるような趣味性の高い人なら、この気持ちは分かってもらえるはずです!

このミニもしっかりチューニングが為されていたようですが、売り出すにあたりノーマルに戻されています。だからほぼオリジナルと言っていい状態だと思います。細かいヤレもありましたが、そこは板金塗装の分野なので当方で手を入れました。そこら辺の細かいレポートはまた次回。


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マットなグレーは飽きのこないシックな色合いです。


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フロアに刻印された数字。末尾の「32-C」というのが32号車・キャピタルの意。

オリジナルのまま
永く乗り続けるために

2013.11.11.mon

先日ご紹介したガソリンタンクのコーティングについて、もう少し詳しく補足したいと思います。旧いミニでガソリンタンク内が錆びてしまったモノをどうリペアしたら良いのか分からないという方もいるでしょう。そんな時に便利なアイテムがWAKO'Sさんから出てるので紹介しておきましょう。ガソリンタンク内のサビを除去する「ピカタンZ」と、サビの除去によりタンクに穴が開いた際の補修用に「タンクライナー」がラインナップされております。

当店でも何台か、コレを使ってサビ取り&補修を行っております。ただむかしはこんな便利なアイテムがなかったので、アメリカから取り寄せたりしてました。25〜30年ほど前でしょうか、当方がMk III のタンクのサビで困っていたところ、アメリカの通販で見つけたんです。早速取り寄せて使ってみたところ、バッチリ仕上げることが出来ました。さすがアメリカ、クルマ社会の歴史が違うってトコロでしょうか。

ちなみにWAKO'Sさんの「ピカタンZ」ですが、当方は説明書とはチョット違う使い方を試みています。ミニのタンク内はメッキ処理がされてないので、サビの度合いがスゴイんです。コッテリとしたサビを除去するためには、溶剤をあまり薄めず、しかも長時間つけ込むように使用します。24時間ごとにタンクの角度を変えて、トータル1週間ほどかけてサビを根こそぎ除去します。メーカーが推奨しているやり方じゃないので、みなさんにオススメするワケじゃないですが、タンクライナーで補修できるので問題ないですよ。



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(左)タンクライナー 6,300円(税込)/(右)ピカタンZ 6,825円(税込)


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コチラはそのむかし、当方がアメリカから取り寄せた同様のタンク補修アイテムです。


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タンク内はこのように錆びやすいので、これらのアイテムは役立つんです。


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ピカタンZを使用したタンクの入り口部分。すっかりサビも除去されています。


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タンク内もキレイに仕上がっております。お困りの方はご連絡ください。


帰ってきたMk II
一瞬の帰郷 !?

2013.10.28.mon

足まわりの定期点検で納車したMk II クーパーS。このクルマは以前、当方が所有していたモノです。でも「どうしても譲って欲しい」という熱心なお客さんのために泣く泣く手放しました。ただそのお客さんが近所に住んでいて、気心の知れた仲だから託せたんでしょう。動いてる現車をみられるし、こうして整備にも顔を出してくれるという安心感があります。

とは言え生産台数からして希少なMk II クーパーSです。手元に置いておきたいという思いも当然あり、だからそれだけ熱心に頼まれたと言うことです。ミニ専門店だからショールームに置いてあっても画になりますが、やっぱりクルマは走らせてこそのツール(道具)です。……まあミニファンとしては、カンタンにツールとは言い切れないモノがありますが。

ずっと自分で面倒みたいと思っていても、県外に出てしまうともう戻っては来ません。数に限りのあるミニだけに、その寂しさはひとしおなんです。だからなるべく栃木県内か近県のお客さんに買って欲しいなと思っています。地元愛として、栃木県内にお金を落として欲しいという思いもありますし、自分の思い出の詰まったミニを手入れし続けたいし……。

最近は天気が安定しなくて困りますが、秋と言えば栃木県は何かと見所の多い地域です。日光や那須高原などに、紅葉を眺めにミニでのんびりドライブなんていかがですか。自称栃木県観光大使として、ミニユーザーのみなさんを我が県に誘い続けたいと思います(笑)。


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久しぶりに我が家(?)に帰ってきたMk II です。


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4年くらいのスパンでやっている足まわりのオーバーホールです。


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ハブベアリングに塗りこむグリスは愛情の証し(?)です。


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しかしいまは人の家の子、整備が終われば出て行ってしまいます。


鉄は必ず錆びる
だからシッカリ塗装を

2013.10.18.fri

ミニに限らずクルマのボディは鉄で出来ております。鉄は酸化すれば錆びるので、地球上にある限りサビからは逃れられません。それを少しでも長く錆びずに保たせるのが、表面の塗装と言うことになります。塗装も、単純に鉄板の上に塗料を塗りつけてるワケじゃありません。塗料をシッカリ馴染ませるためには、下地処理が必要になってきます。

写真は錆びてしまったMk II クーパーS のガソリンタンクです。この場合はとりあえず全体のサビを落とすためにブラスターにかけて、鉄板をむき出しにしました。この状態で放置するとすぐ酸化し、サビが進行してしまうので、そのまま下地処理に入ります。前回紹介した亜鉛メッキ処理でも良かったんですが、今回はウォッシュプライマーという下地を塗布します。

このウォッシュプライマーはサフェーサーの下地となるモノです。このように幾層にも下地を重ねることで、表層の塗料の乗りが良くなるのです。このタンクの写真は仕上がりを撮るのを忘れてしまったのでお見せできませんが……(汗)。単純に塗装と言っても何工程もの手間がかかってるんです。それだけ手間をかけて仕事をしたミニです、大事に乗ってくださいね。


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全体的にサビが浮いているガソリンタンク。


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ブラスターにかけて表面を削り出しました。
もちろんタンク内のサビ取りも行っています。
サビ取り後、耐ガソリン性のコーティングを流し込んで処理済みです。


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ウォッシュプライマー処理されたタンク。この後サフェーサー、本塗装と進みます。





思い通りにミニを
仕上げるために……

2013.10.11.fri

長年ミニに乗り続けるために気になるポイントのひとつに「サビ」の問題があります。鉄はいつか錆びます。塗料がどれだけ進化しても、完全に錆びないボディにすることは出来ません。ただちゃんとした知識と技術の上で塗装されたミニなら、サビの発生をより抑えることが出来るワケです。古いクルマですので最大限に気を使いたいポイントですね。

当方が板金塗装の勉強をはじめて、現在のように自社でほとんどこなせるようにしたのは、はじめから最後まで自分で手を入れたかったからです。当初は趣味で乗っていたミニですが、ペイントなどを外注に出すと、なかなか自分の好み通りには仕上がらないモノです。そうなるともう「自分でやるしかない」んです。そこで学校(職業訓練校?)に通い、改めて技術を習得して数十年経ちます。

ちなみに現在ミニオーナーさんにオススメするのは「亜鉛メッキ処理」です。塗装を鉄板まで剥がした状態で亜鉛メッキを電着させます。そうすることでサビの進行を抑えられます。この処理を施した上から通常の工程通りに塗装を進めます。これでサビに強い塗装に仕上がります。もしボディのトラブルを抱えてるオーナーさんがいたらご相談ください。


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先日、事故板金で入庫したミニ。フロントが潰れてボンネットは交換。他は修復し、塗り直しました。


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きれいなアーモンドグリーンに生まれ変わりました。





素晴らしきバランスのチューン
チェッカーマーコス・ミニ

2013.09.25.wed

ミニには数々の特別仕様車がありますが、チェッカーモータースが作成したコンプリートモデル「チェッカーマーコス・ミニ」をご存じでしょうか。定期点検で当社に納められたチェッカーマーコスは、非常に調子の良い車両です。チューニングマシンとしてのムリがない、非常にバランスの良いポテンシャルアップが図られたミニだと感じました。

街乗りでストレスを感じず、かと言って走りに物足りなさを感じることもない、まさに「ジャスト」なチューンが施されております。このクルマはSUツインキャブ、チューニングヘッド、ハイカムにより90馬力にアップされてます。ノーマルの1300ccが62馬力なのでかなりパワーアップしてる印象ですが、それによる扱いにくさはまったく感じません。

100台限定生産という希少な車両なので、お客さまと共に大事に面倒を見ていきたいと思います。ミニという異色の存在感を持ったクルマの中でも、特別仕様の限定生産というさらなる個性を追加されたモデル。ミニファンならずとも気になるところです。ただ、このミニはあくまでお客さまの点検で入ってるだけなので、当社に在庫しているわけではないので悪しからず(笑)。


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整備中の写真なので基本的にボンネットは開いてます(笑)。しかしきれいなボディです。


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リアビュー。レッドと黒ルーフのコントラストも、いかにも走りそうなイメージ。


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スッキリとまとまった印象のエンジンルーム。


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内装は35周年記念の流用でしょうか。年式的にはその辺りだと思います。


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足まわりは10インチに変更。張り出したオーバーフェンダーもレーシー。



夏を乗り切る原動力
人間にも添加剤を(笑)

2013.09.16.mon

例年感じることですが、今年の暑さはすごいなと、毎年のように思います。特に四十を過ぎてからの夏の暑さは耐え難いモノがあり、当店のようにピットでの作業がメインだと肌身に染みて感じます。ただ暑いからと言って休んでばかりもいられないわけで、何か対策しなくては……ということでケミカルの力を借りることにしました(笑)。

当方が最近常用しているのは「アリナミンEXプラス ゴールド」です。この黄色の錠剤がいかにも効きそうです。そして実際これを服用するようになって夏バテしなくなりました。実感として効いてるのでしょう。誤解なきように言っておきますが、当方はあくまで自動車屋であり薬局も併設しているというわけではありません。単なる個人的な感想です。

残暑と言いますが、しっかり本ちゃんの暑さが続く日々です。でも日本には四季があるはずなので、もうすぐ秋になる予定です。今月いっぱい頑張ればゆるゆると涼しくなっていくことでしょう。秋になれば栃木県は見事な紅葉で有名な観光地もあります。その時期にミニで遠出できるように、いまのうちに当店でメンテナンスをどうぞ。

今年は宇都宮近郊も変な天気で、竜巻や突風なども発生しました。被害に遭われた方々には謹んでお見舞い申し上げます。


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この錠剤を毎朝3錠服用することで今年の暑さを乗り切りました。



あの頃の憧れ
ポスターの中で見たMk III

2013.08.28.wed

このミニは1971年式のMk III 1275Sで、日英自動車2号車という素性のクルマです。しかも70年初頭にディーラーで配っていたポスター……確か牛久シャトーで撮った写真のモノだったと思いますが……にラインアップされていた、その現車です。その頃からのミニオーナー及びクルマ好きの方なら、記憶にあるかも知れません。そんなヒストリーを持ったクルマが、巡り合わせで当方に回ってきたというわけです。

クーパーSというミニにおいてのフラッグシップモデル、その最終形態で正に究極の【S】と言えるのがMk III 1275Sだと思います。レース車両のベースとして、当時、市販車とは思えないほどのスペックで仕上げられています。走るという点に関して言えば、このMk III 1275S が完成型でしょう。まあ、エクステリアの細かい点を言えば、人それぞれ好みが違ってくるトコロでしょうが。

ミニのボディカラーはカラフルで楽しいですが、そんな中でもこのブロンズイエローはとてもシブイ色だと思います。膨張色の派手な色ではありますが、どこかシックで落ち着いた雰囲気を漂わせています。最近のクルマにはない落ち着いた風味というか、大人っぽさというか……。これから秋に向けて(チョット気が早いかな?)街によく似合うカラーリングだと思います。ぜひ一度実車を見に来てください。



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ナンバーは当時のポスターのまんまです。



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インテリアはいたってシンプル。スパルタンな雰囲気。



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ブラックの内装とブロンズイエローのコントラストは相性バツグンです。



探せば見つかる低走行車(?)
お客さまのポールスミスをご紹介

2013.08.19.mon

ミニの限定車の中でもひときわオシャレで人気のポールスミス。しかもこのオーナーさんのポールスミスは実走行4,191kmという極めつけの低走行車です。日本は世界有数のミニ保有国(?)とはいえ、こんな出物には滅多に出会えるモノじゃないと思います。しかもただ単に走行が少ないと言うだけじゃなく、細部のコンディションも滅法イイという奇跡のような一台です。

鮮やかなポールスミスブルーとコントラストを為すグリーンの配色が映えます。エンブレムもコレにしか付かないモノだし、限定車の中でも飛び抜けてスペシャル感の強いクルマかも知れませんね。ただこのようなディティールへの配慮は、今後のモディファイへの参考にもなるのではないでしょうか。今からクラシックミニに乗られる方々は、たぶん多少なりとも自分で手を加えることになるでしょう。その際に、ポールスミスがこのクルマに詰めこんだカラーリングなどは参考になるような気がします。

低走行でコンディションも抜群なポールスミス、オーナーさんの愛着も自然と深まるコトでしょう。とは言え、もはや生産していないミニですから、今後は確実に台数が減っていくことも事実です。過走行車でもオーバーホールしながら、それでも長く付き合えるのがミニの良いところ。今あるミニはすべて財産だと思ってみなさん大切に乗っていきましょう。我々プロショップも全力でサポートして、みなさんと共に末永いミニライフを過ごしていきたいと思ってます。


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実際のメーター表示「4,191km」。



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ポールスミスのエンブレム。グリルにはグリーンのブリテン島のモチーフがアクセントに。



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トランクボードもグリーン。ポールスミス専用の工具セットも付いています。



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エンジンルームにも独特の配色が。タペットカバーやプラグコード、ラジエターファンも専用色で統一されています。



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ダッシュボード裏にもグリーンの配色。細部を統一するとキマるという好見本としてみなさんのモディファイの参考にしてみてはいかがでしょうか?




お盆休みの予定

2013.08.09.fri

今年のお盆休みは8月13〜15日とさせていただきますのでよろしくお願いします。
今年は例年以上の猛暑なので、この休みでシッカリ英気を養いたいと思います。
ミニユーザーのみなさんはお盆中、ミニでいろんなトコロにお出かけしてください。
そして休み明けにはお盆の素敵なエピソードお教えてくださいね。
その際は遊びすぎた(笑)ミニを当店でメンテするのもお忘れなく。


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たまに乗るならこんなクルマ
軽四駆の雄・ジムニーは楽しい

2013.07.25.thu

当店はミニ専門店ですが、バックヤードに1台、様子の違うクルマがいます。軽四駆の王者・ジムニーJA11、各種パーツを取り付けて自分なりのコンプリートカーに仕上げております。趣味性の高いクルマとしてミニ好きの心にも刺さる車種だと思います。現行の丸みを帯びたスタイルよりも、ひと世代前の角張ったフォルムが気に入って乗り続けております。

土地柄、四駆の需要は高い地域なので、実際使い勝手はすこぶるよろしいクルマです。とはいえ軽なので、車内の居住性はミニよりもさらに狭小空間となります。だからミニとジムニーの2台持ちというのは成り立たないような気もします。よほどの閉所マニアならアリかも知れませんが……。クルマ趣味の常として、家族からは評判の悪い車種かも知れませんね(笑)。

ミニはかなりオシャレなクルマだと思いますが、ジムニーの場合はもっと幅広く乗れるような気がします。スタイリングがシンプルなのでオシャレに乗りこなすことも出来ますが、とにかくストイックに男らしく、汗くさく楽しむことも出来ます。四駆という性能を生かして、アウトドアに持ち出してワイルドに楽しむのもイイでしょう。とにかくミニ同様、乗って楽しいクルマなんです。


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シンプルな四角いボディ、原寸大のオモチャを思わせる点はミニと共通のモノ。



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ボディリフトで2インチほど車高をアップしてオフロードでも走破性を高めてます。



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シンプルなステンレスバンパーをチョイス。アフターパーツも多いので楽しいです。



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ガード類で下回りの補強もバッチリ。大径の社外マフラーも存在感バッチリ。マッドガードも良い味出してます。



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当社の裏の顔(?)ホットマンジムニーのロゴステッカー。デカールチューンも楽しいクルマです。

ジャックナイトミニ
その実力と魅力

2013.07.18.thu

当店を立ち上げて間もなく、どうしても「ジャックナイト」をショールームのラインナップに加えたくて、偶然見つけた極上の車両を購入致しました。ところがいざ購入したら、あっという間に買い手が見つかり、ショールームに飾られることなくお客さまのガレージへ……。今でも当店で面倒を見させてもらっておりますが、大事に乗ってくださって何よりです。

現在は車検で帰省中(?)のジャックナイト、見れば見るほど細部にレース仕様の配慮がなされたコンプリートカーだと思います。特に足まわりは、工場出荷の段階でレースシーンを見据えた仕上げがなされています。フロントの4ポッド・ブレーキキャリパーに、そのポテンシャルを十分発揮させるべくブレーキラインがフロントは二系統繋がっています。フロント2:リア1の配分になってロスのない制動を得られるということでしょう。

それ以外にも専用パーツがはじめから組み込まれています。スペーサーが取り付けられるようにハブボルトが通常より長くなっています。またハブにガイドが付いているので、より中央にタイヤ位置が決まる設計になっています。メーターパネルにはシリアルナンバーの刻印が据え付けられております。コレでスペシャルな一台であるという実感を得られることでしょう。


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車検整備で入庫したジャックナイトと久しぶりの再会。


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ジャックナイトのロゴが入ったモチーフ。タダモノではない雰囲気を漂わせています。


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ウェーバーキャブもジャックナイト専用サイズとして装着されております。


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インテリアもレーシーに決まっております。写真中央左寄りのゴールドのプレートがシリアルナンバーの刻印です。



いまさらですが……
営業時間について

2013.07.16.tue

先日、当店の始業時間を10:00からだと思っていらしたお客さまが、故障の持ち込みで始業時間まで待ってから連絡してくれました。しかし当店の始業時間は、特に明記してはおりませんが、午前8:00にはお店を開けております。その分、早めにお店を閉じてしまっているかも知れませんが(笑)。今後も特に何時から何時までという営業時間を明記はしませんが、割と早めに開店してひと段落するまではお店を開けておりますので、トラブルの際も、その他のお問い合わせも、お気軽にご連絡ください。


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ショールームに見当たらない時は後方のピットで作業中だと思うので、お手数ですがお声かけください。









フラッシュバックAD
広告で振り返るバグパイプ〜その5〜

2013.06.28.fri

当社が現在、広告媒体として出稿している『クラシック・ミニマガジン』の掲載広告をご紹介致します。今回紹介するのは今年1月発売号掲載分からの3号分です。来月には最新号Vol.20も発売となりますので、お近くの書店にてお買い求めください。


_bagpipe_17.jpg_bagpipe_17.jpg2013年1月発売、クラシックミニマガジンVol.17
当店のストックパーツを使っていろんなドレスアップを楽しんで欲しいという思いを込めて、ステアリングやホイール、メーターなどの人気のあるパーツをコラージュした原稿を作成しました。中古パーツも取り揃えておりますが、新品パーツも各種取り寄せ可能なのでご相談ください。

クラシックミニマガジンvol.17のご購入はこちら







_bagpipe_18.jpg_bagpipe_18.jpg2013年3月発売、クラシックミニマガジンVol.18
クラシックミニの中でもMk I は既にビンテージカーの領域です。当社のラインナップの中でも特に希少なフェスタイエローの970S。現車の持つクラシックな風合いを出せればと思いましたが、写真には映らない魅力がまだまだあるので是非ご来店の上、ご確認ください。

クラシックミニマガジンvol.18のご購入はこちら








_bagpipe_19.jpg_bagpipe_19.jpg2013年5月発売、クラシックミニマガジンVol.19
前号のフェスタイエローと並んで、ビンテージ領域のミニ、Mk I 1071Sです。当時の雰囲気をそのまま残し、キレイに保管された一台です。当方、とにかくクーパーSの走りに惚れ込んでこの世界〜ミニ&英国ライトウェイトスポーツの世界〜に足を踏み入れたモノで、大好きで思い入れのある車両です。

クラシックミニマガジンvol.19のご購入はこちら




仕事の前にひと仕事
商売道具はいつまでも大事に

2013.06.18.tue

本格的に暑くなる前にピットの整理をしようと思い、久しぶりにフォークリフトを移動させよううと思ったら動きません。思い起こせばこのフォーク、宇都宮で今のショップをはじめた時に備品を搬入して以来、ほとんど動かしていませんでした。以前、鹿沼でクルマ屋をしていた頃は結構働いてくれてたんですが。

動かないからと言って放置するわけにもいかないので、足まわりの不具合と目星をつけてバラしてみました。クルマと同じ構造なので、やることは同じです。バラして磨いて補修して、摩耗がひどければ部品を交換して、グリスアップして組み付けます。このようにして、このフォークリフトとの付き合いもかなり長いこと続いているわけです。

旧いクルマを扱っているからか、機械は旧いモノほど惹かれてしまいます。だから当社のバックヤードには、旧くてやれたクルマが数台居座っております。これも英国流の「モノを使い続ける」精神を受け継いで、そのスピリットに従っているだけだと解釈してください。決して「ゴミ屋敷」なんかじゃございません(笑)。日々、シッカリ整理整頓しております!


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長年の相棒も、最近あまり相手をしてなかったからスネてしまったようです。


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ミニのホイールシリンダーOHの時と同様、テーパーベアリングが使われています。


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むかしのレーシングミニは存在感抜群です。ただのオブジェにしておくのは勿体ないんですが……。








英国ビルダーを参考に
細部にこだわった店内

2013.06.03.mon

ミニの生まれた地、英国というのは旧いモノを大切にするお国柄だと思います。ロンドン近郊の住宅などは、旧くなっても外観はそのままに、内装だけを現代風にリノベーションしていたり……。レンガ造りの外壁が並ぶ街並みなどでは、街の景観を損なわないような条例でもあるのかも知れませんね。日本の美観地区などでも見られる、伝統を重んじる風潮があると思います。

以前、英国を訪れた際に、目を皿のようにしていろんなビルダーのショップを覗いてきました。その時にインプットした光景を元に、当店の内装レイアウトは仕上げられています。まずイチバンにこだわったのはカウンターです。英国のショップで見た【レンガで出来てるのに可動式のカウンター】を再現したかったんです。そのレンガはもちろんフェイクで、表面に質感を持たせた壁紙のようなモノだったんですが……。

また英国では家具などもリペアして使い続けます。長年使い込んだ風合いを大事にするところ、ミニユーザーの心理と似通ってると思いませんか。当店にも英国のアンティーク家具をいくつか配置しております。やはり店の内装を英国調にしてあるので、そのような家具が相性がよく、しっくり来るんです。英国風ティールームの様相ですが、なぜか紅茶じゃなくコーヒーを飲んでいるのはご愛敬(笑)。


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こだわりのカウンターにはビンテージパーツなどを展示してます。


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柱にもレンガの意匠を施し、英国の雰囲気を追求しました。


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アンティーク家具の中には英国製の食器などを飾ってあります。


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当店のショールームはいつでも喫茶店に改装できるようなティールーム風(笑)。



イギリス郊外のビルダーのように
田園風景に溶け込むファクトリー

2013.05.22.wed

当店の周りは田園風景が広がるのどかな立地にあり、この時期は水田に水が引かれて、日本の郊外を象徴とするような景色になります。水田に映る工場の佇まい、ミニの本国・イギリスの郊外にも見られそうな景色じゃないでしょうか。まあイギリスの場合は農業のスタイルも違うでしょうから、水田はないかも知れませんが……。

ピットから外を眺めていると、季節の移り変わりがよく分かります。まあアレルギー性鼻炎持ちの当方にとっては、厳しい季節もかなりあるんですが……。周りが水田に囲まれていることもあって、見晴らしは良いですが、風がダイレクトに吹き込んで来ます。だから桜が散ったり、枯れ葉が舞う季節は、飛び交うそれらとの格闘に明け暮れます。

今の季節は爽やかで良いですね。もうすでに日中は暑い時もありますが、風の涼しさで汗がスッとひきます。水田を通る風が気持ち良い今日この頃、関東近郊の方々は栃木県宇都宮市まで足を伸ばしてみてください。いつもオススメしてる気がしますが、懲りずに今回も、栃木のグルメや山河の自然を味わいに来てください。そのついでにミニで当店に顔を出すことも忘れずに……よろしくお願いします。

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当店を横から見るとこんな感じです。水田の水面に映るファクトリーがイイ雰囲気です。

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車検でピット内がミニで溢れてしまい、外に出したジネッタ。向こうに見える水田の景色もGOODです。



ある日の業務日誌
カギにまつわるエトセトラ

2013.05.11.sat

春の連休が明け、とはいえ当社は休みなしでしたが、ミニの車検が立て続けに入ってきたある日のことです。自分で売ったミニは自分の手で面倒見たいので、ピットがミニだらけになることが時々あります。そのうち、朝預かった一台を動かそうとイグニッションに手を伸ばすとカギが見当たらず……。ポケットや店内の思い当たるところを探しましたが、そんなところにあるワケがないんです。オーナーさんがいつものクセで持ち帰ってしまったのでした。

仕方ないので時間もちょうど昼だし、食事休憩にしました。鹿沼にある気前のイイ大盛りの定食屋に行き、大盛りのご飯(もつ煮込み定食650円也)をかき込んで、満腹で出てきました。すると店のすぐ前にクルマのキーが落ちています。後から入ったお客さんのカギに違いないと思い、再度定食屋に入店し、持ち主に手渡しました。こういう人との触れ合いは心を豊かにします。とても優しい気持ちで駐車場に戻り、乗ってきたクルマのキーを出そうとしたら……あれ?どこ行った?

食事の際、テーブルの脇にキーを置いたまま忘れてしまいました。もう一度その定食屋に戻り、誰にともなく言い訳するように「人のカギを拾って、自分のカギを忘れてしまった」旨をやんわり説明しました。お店の女将さんもさすがに笑ってました。まったくこの日は朝からカギと縁のある一日でした。

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車検整備やメンテナンスでミニが工場からハミ出しております。一度手をかけたミニはずっと面倒見てあげたいモノです。


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コチラはカギを拾ったり忘れたりした定食屋の人気メニュー「から揚げ定食(700円)」です。ほかにも魅力的なメニューがありますが全部食べ切れません。



ドライブ日和が続くGW
春の息吹を感じてください

2013.04.30.tue

GW真っ最中ですが、今回は前半と後半でまっぷたつに別れた日程で、なかなか遠くに旅行などは厳しいかも知れませんね。でも天気が良いとどこかに出掛けたくなるし、どうせ出掛けるならクルマで、日常とはチョット雰囲気の変わるところが良いハズです。ソコでちょうど良いのが当店のある栃木県宇都宮あたり。都内から高速道路で一時間くらいの、気持ちの良いドライブが楽しめる距離です。

東北道は北に行くに従いアップダウンが激しくなりますが、宇都宮までなら比較的フラットな道が続きます。とはいえ山間部を通るので、緑の中を走っていると自然に目の保養になるような気がします。いまの時期ならドアを開けて、外の空気を吸いながら走るのが気持ち良いでしょう。無目的に愛車のミニを走らせているソコのアナタ、いますぐ東北道を宇都宮に向かってみてはいかがでしょう!?

宇都宮もJRや東武の駅前は市街地となっており、都市機能が集中した区画となっております。でもすこし離れたところ、例えば当店のある辺りまで来れば、春の小川がサラサラ流れるような、ホッとする景色が広がっています。河原の土手にゴザを敷いて、家族でピクニックというのもオススメです。幹線道路から一本入ると自然が広がっているので、手軽にそんな景色を眺めに来てください。

宇都宮といえば餃子が有名ですが、それ以外にも夜の宇都宮駅界隈は「BAR」が多いことでも知られています。バーテンダーの大会などで優勝するような方のお店もあるので、そのようにお酒を楽しみたい方は泊まりがけで来ても楽しめます。後半のGWを楽しむプランとして、宇都宮への小旅行をオススメします。その際、ミニオーナーの方は当店への立寄りもスケジュールに入れておいてください(笑)。

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当店のすぐ近くにある川です。魚もいるようですが釣りに適した場所ではないようです。


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河原の土手には春の風物詩、ツクシの姿も見受けられます。



クルマ屋の大事な商売道具で
いざという時の頼れる相棒

2013.04.19.fri

ローダーの車検を取るついでに、久しぶりに隅々まで洗車しました。花粉の時期であり、黄砂も吹き荒れていたので、表面はスッカリ薄茶色にコーティングされていました。細部の塗装も塗り直したりしたので、仕上げるのに二日ほどかかってしまいましたが……。

お客さんの不意のトラブルにも対応できるよう、ローダーはいつでも準備万端にしておかなければいけません。特にクラシックカーに乗っているお客さんにとって、いざという時の頼れる存在は欠かせないモノです。だからいつも大事に扱って、不測の事態に備えております。

今月末は「JAPAN MINI DAY」などもあり、ミニオーナーにとっては嬉しいイベントの季節がやって参りました。お客さんには目一杯走って、楽しんでもらいたいです。もし何かトラブッても、いつだってバックアップする覚悟でローダーの車検整備をしました。そんな春のある晴れた日です。

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何かあったらいつでも飛んでいきます。でも安全運転で、なるべくトラブル無いように走りましょう(笑)。



サーキットでぶん回したい方へ……
有鉛ガソリン車用の添加剤を紹介

2013.04.11.thu

今回は添加剤をオススメしたいと思います。レッドラインオイルの「Lead Substitute」というこの商品、有鉛燃料を指定されたクルマのバルブシートを潤滑・保護し、キャブレターやインジェクターの付着物を除去、クリーンな状態を維持するというモノ。サーキット走行をされる方や、スポーツ走行を楽しみたい方、ヘッドオーバーホールされたばかりのクルマには特にオススメです。

当店は別にこの商品を代理店販売してるってワケじゃないので、あくまで当方の経験上オススメしております。鉛の粒子がバルブシートを保護するので、エンジンを快調に維持できます。この商品は、ガソリン420Lに対して一本(0.354L)を添加するだけなので、ミニなら12回以上は使える計算になりますね。サーキット派じゃなくても、マイカーにご褒美を挙げるようなつもりで、給油の時に足してみてはいかがでしょうか。

これからクルマ関係のイベントシーズンがやってきます。レースなどでピットを見まわしてると、各人が好みの添加剤を入れていたりします。走りに応じたモノをチョイスしてる人もいるだろうし、自分の信じたモノを頑固に使い続ける人もいると思います。ソレは人それぞれで、そんなこだわりもクルマ趣味の楽しみのひとつです。

当店がこの「Lead Substitute」をオススメするのも、そういうクルマ趣味人のこだわりのひとつとして聞いてください。ただ、こだわる理由がちゃんとありますので、ご来店の際にはコト細かくご説明致します(笑)。

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サビなんてアバタもえくぼ!?
ヤレたまま乗ってみる

2013.03.26.tue

お客さまから「引き取って欲しい」と頼まれて、Mk III の日英ディーラー車を引き取りました。1975年式の1000ccで、ボディの状態はそれほど良いとは言えません。フルレストアしてキレイに仕上げるという道も、まあアリだとは思います。でもそれにしては手間がかかるし、その手間に見合う素性のクルマかというと……そこはオーナーの熱意の問題ですね。こういうクルマは現状のままで乗り倒して楽しむのが、身の丈に合っているような気がします。

ブロンズイエローのボディカラーはなかなか渋く、そこら中のペイント剥がれからのぞく赤サビと相まって「熟れた柿」のようなルックスです。秋口になればかなり人気が出るでしょう。いまは車検が切れてからしばらく経っているので、魂の抜けた状態ではありますが、火を入れれば蘇ることでしょう。そうすれば見え方も違ってきて、全体のヤレた感じも「ビンテージ感」に昇華することでしょう。このようなミニをキャリアウーマン然とした美女が運転してたら、そのギャップに惚れてまうやろ!?

ほとんどオリジナルでディーラー納車時のままだと思うので、当時のミニの意匠は残されています。磨けば光る掘り出し物だとは思いますが、当面はこのままで置いておくつもりです。もちろん欲しい方にはお譲り致しますが、まだプライス等は未定です。ただこういう車両に限って「この色をずっと探していた」という方が現れたりします。ズバリこの年式で、この車種で、このカラーというピンポイントの条件が当てはまることもあります。そんな方にとってはあまり嬉しいボディ状態とは言えないかもしれませんが……。

興味がある方は一度お店に見に来てくださいね。


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1975年式ミニ Mk III 1000cc。全体にセピアがかって見えるのは、当日が黄砂まみれだったからだと思います。


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リアビュー。バンパー左にほんのり凹みが見えますね。


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エンジンルーム。問題はなさそうです。


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このナンバーステーは純正にはないモノです。ディーラーがオプションとしてワンオフ製作したモノかもしれません。


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このようなサビも愛嬌があると思いませんか?大丈夫、暗くなったら見えません。


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インテリアは多少リフレッシュする必要がありますが、目立った破損等はないようです。


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センターのオーバルメーターが当時のまま残されています。


そのパーツは意外と
まだ使えるかも?

2013.03.18.mon

旧いクルマにはどうしても劣化が付きものですが、中でもやっかいなのは錆びてしまったボディです。放置するとどんどん浸食してボディに穴が開いてしまうし、見た目にもあまりよろしく無いです。特に長年野外に放置したままだったりすると、劣化と言うより地球と同化してしまってるような枯れ方をしてるミニも……。今回は錆びてしまったホイールを紹介します。もう見るからに、明らかにサビが浮きまくったホイールです。
写真のようにミッチリと錆びてしまい、見た目も悪いので交換しようかなという状態です。でもチョットひと手間かければ復活させられます。まずブラスト処理してサビを削り取ります。この作業のおかげで当方、すこしだけ手首を痛めてしまいましたが……(笑)。キレイにサビを取り除いた上から、下地としてウォッシュプライマーを塗布します。この下地の上にサフェーサーを塗り、さらにその上にホワイトの塗料を塗って仕上げます。
確かに細かい部分を凝視すれば、錆取りで削れてしまった部分が気になるかも知れません。でも自分が長年乗り継いできたクルマの部品をリサイクルできるのは嬉しくないですか?キレイに、まるで新品のように履き替えたホイールを見れば、また生まれ変わったかのように自分のミニが可愛くなるんじゃないでしょうか。このような部品のリプロも承っておりますのでご相談ください。諦めていたことも割と何とかなるかもしれません。


Before
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ホイールのオモテ側。かなり深くサビが浸食してるように見えますが……どうでしょう。

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ホイールのウラ。見えない裏側はさらに錆びてる範囲が広いように見えます。


ブラスト処理
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当社ブラスター。この中で四輪すべてのホイールをサビ取り処理します。おかげで手首が……。


After
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サビ取りしたホイールにウォッシュ(エッジング)プライマー加工します。この下地のおかげで塗料の乗りがよくなります。

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近くで見ると細かい穴が開いてます。コレが新品とは違う味というか、まあリプロの限界ではないでしょうか。


仕上がり
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最終的にはこのような状態に仕上げます。足下をリフレッシュして気分一新出来るはずです。

ひと手間が楽しくなる
グリスアップのススメ

2013.03.08.fri

ミニのメンテナンスで、皆さんよく聞くのが「グリスアップ」でしょう。その名の通りグリスを注入することですが、これは年式問わずミニのメンテナンスの必須項目と言っても過言じゃないでしょう。もちろんショップでもやってくれますが、自分でグリスガンを購入してやってみると、ワンランク上のクルマ趣味を楽しめるんじゃないでしょうか。

グリスアップは足まわりの稼働部に行うのですが、今時のクルマはこんな作業をする必要はありません。逆に言えば、メンテナンスフリーの現代のクルマでは触れない部分とも言えます。言い換えれば、このような隙があるからのめり込めるワケで、手をかけるたびに可愛くなっていくでしょう。

旧いクルマであることは間違いないので、当然経年劣化によるヤレが各部に出てくるでしょう。それに加えて日常のメンテナンスでグリスアップなんて面倒かと思うかもしれません。でもそういう細かい手間を加えてあげれば今でも調子良く走るというのもまた事実です。そして、自分が手をかけた分クルマも調子がよくなるなんて、とても素敵なことだと思いませんか?

唯一無二の個性と、世界中から愛されているプロダクトとしての魅力は抗い難いモノがあります。そんなミニを所有するためなら、すこしだけ骨を折ってみませんか?ジャッキアップしてクルマの下にもぐり、鼻のアタマを黒くしてクルマいじりの休日。楽しいオトナの趣味だと思います。グリスアップをショップに任せてるそこのアナタ。イチバンの楽しさを見過ごしてるのかもしれませんよ。




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当社ではスナップオンのグリスガンを使用してます。なにせ当方がスナップオン信者だもんで……。

車検のタイミングで要チェック
ミニに長く乗り続けるためのアドバイス【その3】

2013.02.27.wed

以前に、車検のタイミングでリア・ホイールシリンダーの簡易オーバーホール(1/31更新分)をオススメいたしましたが、今回はリアハブのベアリングにクローズアップしてみたいと思います。この部分は通常テーパーベアリングという部品を使っているんですが、ミニ1000にはボールベアリングが純正で使われていたようです。ボールベアリングの方が価格的には½くらいで手に入るので、リアハブのオーバーホール時にボールベアリングに換えてしまってる車両も時々見受けられます。でも長い目で見ればテーパーベアリングを使った方が適正な耐久性を得られるんですけどね。

ボールベアリングを使用している車両はキャンバー角がつくと著しく耐久性が落ちるようです。ミニの足回りでは定番カスタムであるネガティブキャンバー化や、太いタイヤに交換したりすると、劣化は進みます。それでも通常のテーパーベアリングを使用した車両であれば、グリスアップさえしっかりやっていれば20万㎞は保つ部品です。もちろんボールベアリングを使用してもグリスアップを念入りにしてあるミニなら保ちも良いとは思います。ただ構造上閉じた部分なので、この部分をグリスアップするには足回りをバラす必要があります。

このように長く乗り続けるためには、手間を惜しむか出費を惜しむかのせめぎ合いになります。当社でもこの部分(リアハブ)で「ボールベアリングに交換してくれ」と言われたら仕方なく部品を取ることになります。でも本心では「テーパーの方が適正な部品なんだけど……」と思ってしまいます。このあたりのジレンマはクラシックカーに乗る人共通のモノかもしれません。だからお客様にはなるべくお話しして、点検時もなるべく多くの写真を撮って、目で見てわかる説明をしてあげるようにしています。




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リアハブのボールベアリング。ミニ1000には純正で使われているようだが、高年式は基本的にテーパーベアリングです。

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こちらがテーパーベアリング。通常ミニはこちらを使っているのでグリスアップさえ施していれば20万㎞は保つ部位です。



定食屋の心意気
旨いお店は量と値段にこだわる!?

2013.02.21.thu

以前、鹿沼でクルマ屋をしていた時に、お店の近くに安くて美味しい定食屋さんがありました。量も申し分なく、まるで社員食堂かのように通い詰めていました。でもそのお店がなくなってしまったので、お昼の楽しみがひとつなくなりました。

宇都宮に移ってからしばらくして、お客さまと鹿沼の食堂の話をしていたところ、そのなくなってしまったお店が移転していたことを知りました。そのお店(仮にA食堂としておきましょう)の話を聞いて、懐かしさもあり、どうしても行ってみたくなりました。

このA食堂では焼肉定食を頼むことが多いです。とにかく肉とご飯のボリュームが申し分なく、しかも味が美味しいのでお腹イッパイ食べられます。この量を食べられることの幸せを噛みしめつつお会計すると、780円ととっても良心的です。

仕事が忙しくなると、つい昼飯を抜いて頑張ってしまうモノです。でも人間は体が資本ですから、食べられる時に食べると言うのも大事です。クルマだって燃料がないと走りません。それと同じことで食事というのは大事なことだと考えます。

ここではその食堂を伏せておきますが、それは私が行った時に混んでしまったら食べられないからです(笑)。でもご来店された方で「A食堂ってどこですか」と聞いてくれたらお教えします。その際はぜひ行ってみてください。



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コレがウワサの焼肉定食。肉の下にはたっぷりのサラダスパゲティが敷き詰められています。コレをペロリと完食できることが健康のバロメーターかもしれません。




劣化するパーツの交換で愛着倍増!!
ミニに長く乗り続けるためのアドバイス【その2】

2013.02.04.mon

長年乗り続けているミニは、どうしても細部に「ヤレ」が生じてしまいます。中にはそれが味となって、逆に気に入ってきたりもしますが……。でも、特にエクステリアの劣化は目立つので、愛車のイメージを左右するポイントになります。ウェザーストリップなどのゴムパーツはヒビが生じてくるので、こういった交換できるパーツは対策してリフレッシュするのがイチバンです。

ウェザーストリップの劣化は車内への水漏れの原因にもなりますので、インテリアの劣化にも繋がります。ただ、この部分を交換する際はフロントガラスを取り外さなければいけないので、大仕事になるイメージがあるようです。当社でも以前はガラス屋さんに頼んでいましたが、どうしても自分で交換した方が工賃が下げられるので、いまでは当社で作業しています。

フロントガラスを外した際に同時に出来る作業として、クラッシュパッドの交換があります。Mk I 仕様のオーバルメーターを備えたインパネにする際のカスタムとしては必須項目でしょう。この部分はフロントガラスを外さないと取り付けられないので、ウェザーストリップ交換と同時にすることでコストダウンに繋がります。

このようにクルマに手を入れた際に同時に補修していけば、長く乗れるし、経済的にも優しいんですが……。この点を「何かするたびに余計な費用がかかる」と解釈されないよう、しっかり説明するよう心がけております。ミニは、もう旧いクルマの部類に属するので、劣化してる部分も増えてはきてると思います。ソコを対策することでクルマへの愛着も増すし、知識が深まればチョットしたトラブルにも的確に対応できるようになります。楽しいミニライフ・カーライフを送れるように精一杯バックアップさせていただきます。



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当社Mk III のウェザーストリップ。かなり劣化してヒビが生じています。当然納車する際は交換しますよ(笑)。


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コレは比較的新しいウェザーストリップ。小さいボディだけに、こんな細かい部分でも意外と目立つんです。


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これからオーバルメーターを取り付けるので、ウェザーストリップ交換と同時にクラッシュパッドもMk I 仕様に変更。




車検のタイミングでリフレッシュしよう
ミニに長く乗り続けるためのアドバイス【その1】

2013.01.31.thu

車検に入ったミニを細かく点検してると、どうしても見過ごせない劣化が見つかる時があります。車検でバラしているので、そのタイミングでやれば工賃も車検の整備費用内で済むということもあり、お客様に「どうしますか?」と連絡します。古いクルマなので「お金がかかるなぁ」と漠然と感じてしまうお客様もいると思いますが、こういうタイミングでリフレッシュしていれば結果的にはお得だと言うことをぜひ知っていただきたいです。
車検時に部品のオーバーホール(磨きやグリスアップ、シール類の交換など)で済むところを、劣化した状態で車検を通してしまい、後で不具合が出た時は別工賃な上にASSY交換で部品代もさらに高くなってしまう。そうなってしまうとお客様の心情として「高いなぁ、もうミニから降りようかな」と後ろ向きになってしまうこともあるでしょう。そうなって欲しくないから車検時の追加整備をオススメしています。長くミニに乗り続けるためのアドバイスだと思ってください。
車検時によく見られるケースとしては、リアホイールシリンダーからのオイル漏れなどが挙げられます。ピストンオイルシールが劣化して漏れるのですが、その段階ならシールを交換してホーニング(研磨)して対策できる程度です。コレを放置してしまうと結局はASSY交換となるので、早めに対策しておいた方が結局は得策なんですよ。
ボールベアリングのオイルシールなども劣化してる場合が多いので、その際は交換をオススメしております。劣化してる場合はグリスも切れてるので、たっぷりグリスアップしておきます。もちろんこれらは強制ではないので、その個所を開けてみた時に、ひどい場合は写真に収めてお客さまにメールしてお伺いをたててます。お客さまの都合も当然考慮しつつ、ミニにとって最適な整備を施すことを心がけております。
このようなポイントは、ミニにさわり慣れてる専門店なら気付くようなことばかりです。慣れているから多少面倒な整備でも苦にならないし、経験上の判断も出来るし、ほかの提案もできるとお考えください。とにかくミニ専門店としては、限りあるミニを一台でも長く世に残したいわけです。故障で下りてしまうのも悲しいし、予算的に厳しくて乗り続けられないというのも残念でなりません。だから、専門店での車検整備で一石二鳥のメンテナンスをして欲しいと思います。


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リアホイールシリンダー。下からオイルが漏れています。この段階でオーナーさんに連絡入れさせていただきます。


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シリンダー内部のホーニングは専門工具にて行います。このように整備過程もすべて写真に収めて保管しています。


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オイルシールを交換したピストン。新品のオイルシールはそれほど高額のものじゃないので、先行投資だと思って交換しておきましょう。




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広告で振り返るバグパイプ〜その4〜

2013.01.17.thu

当社が現在、広告媒体として出稿している『クラシック・ミニマガジン』の掲載広告をご紹介致します。今回紹介するのは昨年5月発売号掲載分からの4号分です。今月には最新号Vol.17も発売となりますので、お近くの書店にてお買い求めください。


13_bagpipe.jpg13_bagpipe.jpg2012年5月発売、クラシックミニマガジンVol.13
当社の店名ともなっているバグパイプはミニの限定車タータンのエンブレムにもなっています。そのロゴをイメージカットとして使いつつ『MINIは魅力の宝庫です』と謳ったのは、オーナー様それぞれのお気に入りポイントが十人十色で魅力が尽きないという意味です。本人にしか分からないコダワリがあるので、そういったミニへの愛情をくみ取ることも専門店の役割かと思っております。

クラシックミニマガジンvol.13のご購入はこちら







14_bagpipe.jpg14_bagpipe.jpg2012年7月発売、クラシックミニマガジンVol.14
この号では当社にある在庫車を紹介しております。基本的にはオリジナルコンディションに忠実に仕上げておりますが、なかにはモディファイがわんさか盛り込まれたお買い得パッケージもあるのでぜひご来店の上ご確認ください。末永くお付き合いできるクルマに仕上げておりますので、当店とも長いお付き合いをさせていただければ嬉しく思っております。

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15_bagpipe.jpg15_bagpipe.jpg2012年9月発売、クラシックミニマガジンVol.15
ジネッタでサーキットを走る写真を使って「走る楽しさ」をアピールしてみました。結局はこの楽しさがクルマ遊びの魅力の根源だと思います。そしてその魅力を体現してるクルマがMINI(&英国ライトウエイトスポーツ)なんだと思います。もちろん走って楽しいというのはサーキット走行やタイムアタックに限らず、公道や高速道路等でのドライブでも味わうことが出来ます。

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16_bagpipe.jpg16_bagpipe.jpg2012年11月発売、クラシックミニマガジンVol.16
クルマ趣味の奥深さは無限なので、追求すればどこまでも行けます。単純にお金をかけて仕上げるだけじゃなく、オリジナルを末永く追求する人もいれば、オンリーワンのカスタムにこだわる人もいます。「何もしない」ことにこだわる人もいるし「手の入ってない箇所はない」というくらいカスタムし尽くす人もいます。だから我々専門店はそんな趣味人を見守ることしかできません。せめて欲しそうなパーツを用意しておくことくらいしか。

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ミニオーナーのみなさま
2013年もよろしくお願い申し上げます

2013.01.12.sat

年が明けて晴天続きの今日この頃、カーライフを楽しんでますか?遊びすぎて風邪などひかないよう、帰宅時の手洗いうがいは必須でお願いします。健康な体があってこそのクルマ遊びです。年末年始で飲み会などが続き、弱ってる内臓を休ませるためにも、週末はドライブで気晴らしでもして体と心の健康を取り戻しましょう。

今回の長いお正月休み(とは言え、職種にもよるのでしょうが)でばっちりリフレッシュされた方もいると思います。そろそろ「クルマで遠出したいな」とうずき出す時期じゃないでしょうか。今週末はオートサロンもあるので、がぜんクルマ趣味に火がつきます。チューニング・ドレスアップ主体のイベントなのでクラシックミニの世界とは少し違いますが、派手な現行車の数々は見て楽しいし、イベント自体いろんな意味で目の保養になります。

年々台数が減っていく一方のミニですが、それでもまだまだ街を流していれば何台ものミニに出くわします。なんとなくの感想ですが、ニューミニよりもクラシックの方が目に付くような気がします。まあサイズ的に国産のコンパクトとあまり変わらない現行ミニだと、車列に紛れると判別できないことがありますから。その点クラシックミニは、サイズが小さいのに目立つという逆転現象を起こしています。今年もミニオーナーの皆さんを目一杯バックアップ致しますので、動く限りは乗り続けてくださいね。


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点検時は、部品ひとつひとつをていねいに触らせて頂きます。




年末年始、休業日のお知らせ

2012.12.27.thu


2012年はたくさんの方々にお世話になりました。
来る2013年も精一杯みなさまのお役に立てるよう頑張っていきたいと思います。

年末年始の休業予定をお知らせ致します。

2012年12月30日〜2013年1月3日

上記の期間はお休みとさせていただきますのでよろしくお願い申し上げます。

今回のお正月休みはカレンダー的に長期休暇になるところも多いようなので、愛車で思いっきり遊んであげてください。正月明けは4日から営業してる予定なので、休みで疲れ果てた(?)クルマの健康状態はしっかりチェックしてあげます。



バックヤードで宝探し?
中古ステアリングを発掘

2012.11.22.thu

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長い間クルマの仕事をしてるうちに、期せずして集まってしまったステアリングの数々。購入時に着いていたモノを取り替えたり、オリジナルに戻したり、何かと交換することが多いパーツです。インテリアの印象を左右する部分でもあるので、好みは人それぞれだし、乗ってるクルマのイメージも大事にしたいところ。そんなワケで、いろいろと試して自分なりの理想的な室内空間を構築する時の最重要パーツとも言えると思います。

ココに並べたのはミニ関係のステアリングですが、年式によって細かい部分が違っていたりします。ボスも、年式が古いモノの方がシビアに作り込まれていて、Mk III 以降になると比較的シンプルな構造になっています。コレは、むかしの方がこだわって作っていて、後年雑になったという意味ではありません。単にテクノロジーの進歩によって、ボスをシビアに作り込む必要がなくなったからです。細かい違いからほんの少し歴史をかいま見えたりします。

これらのステアリングは中古部品として販売する予定ですが、なにぶん中古品で状態を説明するのも難しいので販売は来店のみとさせていただきます。価格等は近日中にストックパーツのページにアップしていきますので、そちらでチェックしてください。かなり使い込んでいてヤレているモノもあれば、新品に近い状態のモノもあります。でもヤレているステアリングが妙にシックリはまるミニもあるんですよね。モトリタのウッドなども、ゴツゴツした表面が古さよりもスパルタンなスポーツシーンを想起させたりします。

インテリアいじりの入り口として、まずは中古部品で試してみるというのも、楽しいミニライフのひとつの方法かと思います。



ツーリングには最適な季節
栃木県はただいま紅葉の盛り

2012.11.16.fri

当店がある栃木県は日光や那須高原などの紅葉スポットが有名で、この季節は例年かなり賑わっております。私見では今週末当たりが見頃なんじゃないかと思いますので、ご家族やご友人などと連れだってお出かけするのも良いんじゃないでしょうか。特に今年は日光がオススメだと聞きます。もちろんこの時期は渋滞もピークだと思いますが、紅葉の【見物渋滞】なんて優雅で素敵じゃないですか。

渋滞でお疲れのようなら帰りに日帰り温泉なども探せばあると思います。ミニでお越しの際は帰りに当店に立ち寄って、ミニの疲れも癒してください。近所には宇都宮名物の餃子屋さん(名店『正嗣』の駒生店です)もありますので、お腹も満たしてついでにお土産もお買い求めになってはいかがでしょう。店内でお召し上がりの際はライスなど頼まず、焼き餃子と水餃子を思いっきり食べることをオススメします。

まるで栃木の観光大使のようなアピールっぷりですが、実際に地元におりますとなかなか紅葉を観ようという気分にはならないモノです。この時期は枯れ葉がピットに吹き込んできて、掃き掃除をしながら「そろそろ紅葉も見頃なんだろうな」と肌で感じてる程度です。でもこれ以上寒くなると雪も心配になってきますし、この時期がミニでのドライブもイチバン気持ち良いと思います。関東や東北など、栃木県近郊にお住まいの方でしたらお手軽で楽しいツーリングコースじゃないでしょうか。


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山間部の大パノラマで観る分にはきれいな紅葉ですが、町ではせいぜい枯れ葉が舞い落ちる程度です。これらも秋の風物詩ですけどね。





秘めたラテンの血が騒ぐ荒馬
パンタレーシングの公道レプリカ

2012.11.08.thu

当店のショールームを覗くと、入り口近くでまず目に飛び込んでくるのはドゥカティ750F1 サンタモニカという'88年発売の200台限定モデルです。このモデルは当時唯一のタンデム車で、脱着式のシングルシートカウルにタンデムシートが隠されています。ショールームに並べられたミニのシリーズと比べても引けをとらない存在感を放っています。

ミニ屋の看板を掲げつつ、ヤケにバイクの紹介が多くなってますね。まあエンジンの付いた乗り物は全般的に好きなんですが、特にレースシーンを想起させるモデルが好みなんです。ミニに関してもクーパーSの魅力にハマって、そこから全モデルにいたって触るようになって愛着を深めてきました。だから元々はクーパーSをはじめ、ライトウェイトスポーツからミニに入っていったんです。

このパンタF1 サンタモニカもレーシングバイクの公道レプリカと呼べるモデルなんです。ボディの【DUCATI】ロゴも旧タイプのモノで、現行ロゴより高いデザイン性とスポーティさを感じさせますがいかがでしょう。バイク趣味とミニ好きは意外と感覚としてリンクします。その中でもレースという共通点で結ばれてるので、同じショールームにいても違和感なくハマッてますよね?


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カウルを外したネイキッド・ボディが一層スポーティさを際だたせてます。カジバのレッド/シルバーというワークスカラーとは異なる、鮮やかなブルー/イエローが目を引きます。


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普段はショールームに保管されています。マーコスと列んで映る様がキマリすぎですね。




どんなパーツも手に入るから
ミニのドレスアップは面白い

2012.10.29.mon

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写真のボンネットは二十数年前に、当社のMk III(現在制作中)に8ポートとウェーバーキャブを換装しようとした際にシュラウド(カバー)として使おうと手に入れたモノです。ウェーバーにより干渉部分が出来るので、純正ボンネットより逃げのあるこのランプポッド付のボンネットを選びました。こう言うのが欲しいなぁと思い部品屋に相談したらそのものズバリのモノがある、ミニのパーツって研究しつくされてるなぁと思いました。

本来このボンネットはラリー仕様のミニを造る時のエクステリアパーツだと思います。ただ日本国内でこのボンネットを使う場合、ランプポッドにランプをセットしてしまうと車検に通らないはずです。ポッドの位置がヘッドライトより上に来てしまうので、光軸規定が通らないというのがその理由です。そのため日本でこのボンネットを付けたミニはあまり見ないかも知れませんね。

普通ならワンオフで造るようなパーツも、ミニのように長年基本コンポーネントが変わってないクルマだと製品化した方が採算が合うのかも知れません。ラリー用のランプポッド付ボンネットなんて、ラリーに出る人以外は通常必要ない部品ですからね。そんな部品も一般流通してるところがミニの奥深さで、ドレスアップの可能性も無限大に広がってると言えるかも知れません。同じように見えて、細部を見ると微妙に違うので、そこにオーナーの個性が出てると思います。

当社のMk IIIはまだ仕上がってないので、このボンネットもまだ放置されている状態です。単にウェーバーが干渉しないように取り付けるだけなので、当然ランプポッドもランプをセットしないまま使うことになるでしょう。このように事情によって個性的なミニになってしまう場合も多々あると思います。どんな事情にも対応できちゃうくらい、無限(?)にアフターパーツが存在するって……ミニってやっぱりすごいですね。


チェーンソーメーカーが造った
超スパルタンなバイクがここに……

2012.10.09.mon

スウェーデンに「Hasqvarna(ハスクバーナ)」というチェーンソーメーカーがあります。そのチェーンソーメーカーがオートバイ部門を持っていました(80年代にカジバ社に売却したんです)。そしていま、当社にある「Hasqvarna NOX」というスーパーモタードは、イタリアのMVアグスタ社が委託生産して限定200台で売り出された一台です。

このバイク、実は一般で乗りこなすのは厳しい「アスリート仕様」のマシンなんです。とてもリラックスして運転できるような代物じゃなく、当方のようにヒザを痛めた身の上ではなかなか乗る勇気が出ない昨今です。でも、仕入れる際の苦労を思うと、ココにあるだけで奇跡と思えるような時間を要しました。

こういう特殊なバイクって注文生産なんですね。コチラがオーダーを出してから作り出すワケです。イタリアの会社がラテンのノリでやる仕事だからと決めつけてはいけませんが、待てど暮らせどバイクが手元に届かなくて忘れかけてました。そして待つこと二年、大きなパッケージに包まれた「Hasqvarna NOX」がやっと届いたんです。


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ガソリンタンク。NOXの文字のウラに見え隠れしてるロゴはHasqvarnaのもので、銃身と照準をモチーフにしてるそうです。


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付属のキーホルダーは、ブランドの起源であるチェーンをモチーフにしています。写真のキーはスペアですが……。


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このスポーティなフォルムを見よ!っと思わず声を出したくなるくらいイカした流線型です。


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そして逆サイドからも。テールにかけて流れるラインが素晴らしいですね。そしてこのシートの細さ!



小さなミニには
小さなバイクがよく似合う

2012.10.01.mon

前回のトライアンフに続いて今回もバイクネタです。当店はあくまでもミニショップですが、乗り物の楽しさとしてはバイクとミニってテイストが近いと思います。中でも今回紹介するホンダの【モトコンポ】と【モンキー】はフォルムや使い勝手など、ミニに通じるモノがあると思いませんか?

モトコンポは排気量50ccの原付で、同社のコンパクトカーであるシティのトランクルームに積めるというコンセプトで81年に開発・発売されました。小柄で軽量なボディはハンドルとシートとステップを折りたたんで、箱形にしてトランクに収納できるというサイズです。まあミニのトランクルームじゃキツイかもしれませんけどね(笑)。

そしてモンキーの方も、車載を前提にしてハンドルを折りたためる仕様として開発されたバイクです。67年の発売から現在に至るまで、細かな改良はあるモノの、外観が変わらないという点はミニと共通してますね。流麗で完成度の高いボディラインは、ミニと並び称されるような名作だと思います。


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ホンダが生んだ名コンパクトバイクを2作。特にモトコンポの変形っぷりはメカ好き男子のハートを揺さぶります。


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モンキーのリアビューは非常にクールかつスマートです。モトコンポのロゴは時代を感じさせますね。





ガレージには四輪と単車
ミニとトライアンフの六輪生活

2012.09.24.mon

当社の在庫車の一台でもある71年式のMk III 1275 Sを購入した時に、同じオーナーからトライアンフ T100Cも一緒に引き取りました。クルマ趣味の人間というのは、そもそもエンジンの付いてる乗り物ならんでも好きなんです。だから二輪と四輪という乗り味の異なる乗り物が、両方ともガレージにあってこそ落ち着くという……なんだか贅沢な趣味ですね。

英国製のプロダクトとして燦然と輝く2巨頭、ミニとトライアンフというのは英国車趣味の中ではかなり完成型に近いような気がします。英国流六輪生活を謳歌するには必須のアイテムだと言えるでしょう。アメリカで言ったらジープとハーレーみたいな相性の良さを感じます。

このMk III ミニとトライアンフは、この「ミニクーパーファクトリー・バグパイプ」を出店するタイミングで手に入れた車両です。ちょうど店名を象徴するようなラインアップが揃って、思い入れもあるミニとトライアンフではあります。ブロンズイエローのミニとブルーメタリック/アイボリーのトライアンフ、オブジェクトとしてのカラーリングも最高にイカしてるんです。カントリー調のガレージに似合いそうですね。

ミニを手に入れて、もう一台くらい欲しいなと思ってもスペースの都合や予算の問題もあってなかなか手が出ません。そんな時にオススメなのがこの「英国流六輪生活」です。2台分のガレージは要らず、しっかりアブラ臭い作業が出来る乗り物です。趣味を楽しめるし英国車への愛、憧れをシェアできるというのがこの2台の相性の良さです。そうやって知らぬ間に何十輪にも増えてしまうのかもしれません。


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当社のピットにて保管してあるトライアンフ T100C。乗り物好きなモンでバイクは他にも何台かあるのでまた紹介します。


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ボディカラーはブルーメタリックとアイボリーのコンビです。多少やれてますが、元の色の渋さがイイのでそのままにしてあります。





知ってるようで知らないMk I のジョーシキ
〜その3・センターメーター〜

2012.09.12.wed

ココまで紹介してきて、かなりMk I ミニの特異な点が浮き彫りになってきました。もちろんMk I オーナーの皆さんや古くからのクルマ好き、勉強熱心なクルマ好きの方々は知ってることばかりだと思います。それでも細部の違いを明記することで、最近クルマに興味を持った方だけじゃなく、オールドファンの方々にも改めて理解を深めて、さらにMk I が好きになってくれれば嬉しく思います。

コレは比較的分かりやすい違いですが、センターメーターのケースが魚眼になってるのも特徴です。写真だと分かりにくいんですが、Mk I では丸みを帯びた形状のメーター表面が、Mk II 以降のメーター表面はフラットに変更されます。魚眼になっていた意味は、メーターの表示を少しでも見やすくするためでしょう。半世紀以上も前に作られたクルマに施された気遣いに、心温まる思いがしませんか?

確かにこれらの特徴は、決して利便性として優れているという部分ではありません。あくまで「当時はそうだった」という、時代の技術や工程上の都合に過ぎないのかもしれません。ただ現代にこのクルマを乗り続ける者にとっては、その違いを知った上で時代考証含めて楽しめるという側面もあります。

そして知識を共有することで、オリジナルコンディションのクラシックミニを守る役割も担えればさらに嬉しく思います。


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Mk I のメーター。中央のスピードメーター表面のガラスが微妙に湾曲してるのが分かるでしょうか。


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コチラはMk III のメーター。この年式になるとメーター表面はフラットになっています。



知ってるようで知らないMk I のジョーシキ
〜その2・ラジエターキャップとヘッドライトのハイロー切り替え〜

2012.09.06.Thu

前回に続いてMk I ミニのスペシャルな点について紹介したいと思います。

これはチョット細かすぎるかもしれませんが、Mk I のラジエターには「MK I 専用ラジエターキャップ」しか適合しないんです。写真で見るとよく分かりますが、Mk I 用のラジエターキャップは以降の年式のモノに比べて高さがあるんですよね。

もし何かの事態が起きてキャップだけ交換しなければいけない事態になったら、専用のキャップを注文しなければいけません。当然ショップで頼めば手に入るパーツなのでご安心ください。このような細かい違いもマニアを楽しませるディティールだったりします。

あとコレはMk I に限らず旧車では割と多い仕様なんですが、ヘッドライトのハイロー切り替えボタンが足下に付いています。写真で見れば分かるとおりクラッチの左(センターコンソールに当たる部分の真下辺り)にデベソのように設置されております。知らない人が見たら確かに何のための部品なのか分からないかもしれませんね。こんな部分にもMk I 特有の仕様が隠されています。

これらのディティールを踏まえてMk I ミニを改めて見ると、これまで以上の愛着が芽生えてくるのではないでしょうか?高年式のミニに乗られてる方もMk I を身近なクラシックカーに感じてもらえれば幸いです。


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Mk I のラジエターには専用のラジエターキャップ、コレがMk I オーナーのジョーシキです。


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左がMK I 専用ラジエターキャップ、右が汎用品。形状の違いは一目瞭然です。


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写真の中央やや左寄りの、シルバーのポッチがヘッドライトのハイロー切り替え用ボタンです。走行中、左足で踏んで切り替えます。



知ってるようで知らない
Mk I のジョーシキ〜その1・アウターヒンジ〜

2012.08.31.fri

ミニ好きの人なら当然のように知ってそうなことでも、世代が違うと意外と知らないこともあるようです。特に高年式以降のミニにしか乗ったことがなかったり、最近ミニにハマッた人にとっては、Mk I の細部など、ひとつひとつが意外な発見だったりするようです。そんな「最近のユーザーさん」とのやり取りから、Mk I のチョットした小ネタを紹介してみたいと思います。

高年式とMk I との違いでメジャーなものといえば「アウターヒンジ」があると思います。エクステリアの特徴ではイチバン分かりやすい違いかもしれません。このアウターヒンジはドアだけじゃなく、クオーターガラスのヒンジもアウター側に付いてるんです。製品の整合性としてアウターヒンジで揃えたってことなんでしょう。

Mk III 以降、ドアがインナーヒンジになると、クオーターガラスもインナーヒンジに変更になります。こういった細部の変更が、年代ごとのミニを見分けるポイントです。でも高年式とMk I を注意深く比べる機会がないと、意外と分からないことなのかもしれませんね。しかも古い方が「付加価値」が高くなっていて、高年式低走行のグッドコンディションなミニよりも数倍高価だったりするワケです。ソレは、最近ミニを好きになった方には「何で?」って思うことなのかもしれません。そんな疑問もずっとミニと付き合っていけば常識になって、一度は乗ってみたいって思うようになるハズです。


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64年式 オースチン クーパーMk I 970 S。ドアは当然アウターヒンジになっています。ドア形状も、角が丸くなっているなど、後年とはヒト味違っています。この辺りは細部と言うより「大きな特徴」と言えるかもしれませんね。


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同じく970 Sのクオーターガラス。細長い蝶番のようなアウターヒンジが外側に付いていますね。エクステリアの大きな特徴のひとつなんですけど、意外と忘れがちなポイントなのかもしれません。


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Mk III 以降、ドアはインナーヒンジになり、スライドガラスも巻き上げ式に変更されます。写真の車両は71年式 ミニクーパーMk III 1275 S です。


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同Mk III 1275 S のクオーターガラス。外から撮った写真なので分かりにくいですがインナーヒンジに変わっています。


MINIパーツカタログ&スペシャルショップガイド発売中

2012.08.23.thu

このたび発売になった「MINIパーツカタログ&スペシャルショップガイド」に当社が紹介されています。ミニファンには嬉しいパーツカタログは3500点ものアイテムが掲載されており、ショップガイドは全国のプロショップが66店紹介されています。ミニユーザー必携の保存版となることでしょう。ミニの車内に常備しておきたい一冊です。

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MINIパーツカタログ&スペシャルショップガイドの購入はこちら


長く乗り続けるために
すべての技術を追求

2012.08.11.sat

クルマ屋をはじめる時に、最初から最後までひとりで全部出来るようにしたいと思ってはじめました。だから通常のメカニック仕事だけじゃなく、板金塗装の仕事も自分で出来るようにしたいと思ったんです。職業訓練学校に入り、板金塗装の技術を習得して、ひと通りの仕事を覚えて今に至ります。まあ自分のミニを自分で最後まで面倒見たいという想いから、ココまで来られたのかもしれませんが(笑)。

R0015166.jpg塗装ブース内、作業性の良い広いブース


ミニが絶版車となってすでに十年以上経ちますが、年を経るごとにクラシックな車両になっていくばかりです。ボディのヤレなども味なので、そんなワンポイントとも仲良く付き合って欲しいモノです。でもボディがサビてしまうと、手の施しようもない状態まで行ってしまってる場合があります。板金の技術で歯止めが効くウチに対策したいモノです。とにかく、新型に乗り換えない限り、クラシックなあの【MINI】は増えることはないんです。今ある車両を大事に、長く乗っていってください。微力ながらお手伝いいたします。

R0015168.jpg塗料は【DU PONT】を使用


バックヤードに一台、手つかずに置かれていたキャブクーパーがありました。コレを使って、ノーマルのレギュレーションで競うレースに参加しようと目論んでいます。現在仕上げ中ですが、仕事の合間を縫っての作業なので一向に進みません。しかも写真のようにエンジン周りの細かい部品に下地処理なんかしてるから、時間がいくらあっても足りません。でも、こうして細かい仕事をして仕上げていくから、さらに愛着も湧くし、乗り続けようと思うのかもしれません。

R0015174.jpgサビの浮いた各所に磨きをかけ下地処理


このキャブクーパーは一応レース用に仕上げてはいますが、とても良いクルマですので、販売のご相談にも対応いたします。ただ、まだ仕上がっていませんので、もし気になる方はご来店のうえご確認ください。ノーマルレギュレーション向けに作ってますので、特にチューニングなどは行わない予定です。街乗りで楽しめる気持ちの良いキャブクーパーがコンセプトでしょうか。こうしてミニに乗る者同士の輪が広がっていけばイイと思います。



バックヤードにキャンピングカー
いつか(?)のための準備

2012.07.30.mon

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当社のバックヤードにはなぜか、存在感満点のキャンピングカー「ボナンザ」が鎮座しており、来店される皆さんにほんの少しの違和感を与えているようです。英国ライトウエイトスポーツ&ミニのスペシャルショップを掲げてるのに、アメリカンRVの王様であり、現代の馬車ともいえるビッグキャンパーがいるのだから当然のことと思います。でもクルマ趣味の「ファン」を追求したら、アメリカのカーライフ、クルマ遊びのスケール感にはどうしても憧れてしまうモノです。

とはいえショップがあるので、トレーラーを駆って日本全国をのんびり回るなんて言う悠々自適ライフに突入するにはまだ早いと思ってます。あくまで「いつか」のための準備として手に入れたRVです。今みたいな季節になると、もっと涼しい北の方に避難したい欲望に駆られますが、まあそんな夢を具体的に想像できるのもキャンピングカーの楽しさかもしれませんね。

アメリカのクルマ遊びって、国土の巨大さから来るスケールなんですよね。クルマで移動するとなると、端から端までいくのに何日もかかる果てしないハイウェイです。そんな大きさから来るスケールなので、極東の島国にいるとどうしても追いつけない感覚です。だから、そのスケールをそのまま日本にはシフトできませんが、少しでもその感覚に近づきたいという願望があります。やっぱりアメリカは憧れの大国でもあり、クルマ遊びに関してもチョット先を行ってる国だと思います。

年配の方で、クルマで日本中を巡ってる方の中には、独自の改造を施してる方がいます。道の駅で仮眠してるアコード・ツーリングワゴンをよく見たら、リアシートを外してるんです。それは、運転席を倒した時に後ろのシートが干渉するのと、荷室を広く取るためのアイデアだそうです。簡単なアイデアで快適な室内空間を確保することはできるんだと、感心したモノです。日本のサイズでクルマ旅行するのには最適のスケール感かもしれません。

とはいえフルサイズのキャンピングカーにも利点はあり、それはアメリカのクルマ文化が生んだ、クルマと共に暮らす数々のアイデアだと思います。完全に「家」を公道に持ち出して、その中で生活するというのもスタイルとして確立されてます。長期のバカンスを家族と過ごそうという、欧米流の生活スタイルを反映したRVがこのボナンザをはじめとしたキャンピングカーなんでしょう。この日本にいても、そんな生活スタイルを取り入れる事はきっとできるハズと、いつか来る「悠々自適生活」を夢見て日々励んでおります。


走ってこそ楽しい!!
やっぱりレースが好き

2012.07.10.tue

クルマは走らせてこそ楽しいモノ。特にサーキット場では、運転技術のすべてを注ぎ込んで、どこまでも走りを追求できます。それは、自分の限界への挑戦でもあります。愛着を込めて仕上げた自分のクルマが、そのポテンシャルを余すところ無く発揮できる場、それがサーキットです。まあポテンシャルをすべて発揮できるかはドライバーの腕によるのですが……。

写真は「2010年ジャパンミニディinつくば」での様子ですが、わたしもサーキットに魂を引かれてる者のひとりです。この頃はよくジネッタG4を駆り、レースへ参戦していたモノです。ちなみにこのジネッタは現在もファクトリーに保管してありますので、興味を持った方は見に来てください。スパルタンなコックピットが、きっとあなたのレーサー魂に火をつけますよ。

ほとんどの人が街乗りでしかクルマを使わないと思います。クルマの用途はそれぞれあるので、それ自体は当然のことだと思います。ただミニ(及び英国ライトウェイトスポーツ)のショップをやっている者として、レースへの参加はどうしても通らなければならない道です。もちろんレース好きと言うこともありますが、それ以前に英国でのミニの立ち位置からして、レースとは切っても切れない関係性があるからです。

走って楽しいミニの、その「楽しさ」を最も味わえるのがレースじゃないでしょうか。だからそれを伝えるためにはレースを経験しなければ語れないことがあると思います。自分がレースに参加する言い訳でもありますが、ミニの本質はソコにあるような気がします。だからコレからも、何の前触れもなくお店を休んでいたとしても「レースだから仕方ない」と思って許してください(笑)。







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広告で振り返るバグパイプ〜その3〜

2012.06.25.mon

広告原稿で振り返ると、いろいろとやってるなぁと改めて思います。「クラシック・ミニマガジン」誌に広告出稿して約三年。号ごとの広告原稿に込められた思いはいっしょですが、積み重ねたキャッチコピーが多角的に当社を表現してくれればいいなと思っております。


bagpipe_10.jpgbagpipe_10.jpg2011年11月発売、クラシックミニマガジンVol.10
当社のコレクションは愛情込めて仕上げたMINIばかりです。そこに込めた思いは「MINIへの愛情、無限大。」です。自然に愛着が湧いてくるのがMINIの魅力なんです。いろいろ手をかけて、永遠にMINIに片思いしてください。

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bagpipe_11.jpgbagpipe_11.jpg2012年1月発売、クラシックミニマガジンVol.11
そして今年1月(正確には昨年12月)に当社のホームページが開設されました。クルマ雑誌を見て情報を仕入れていた世代なモノで、ネットに関してはどうしても懐疑的になってしまいます。でもお客様は紙媒体も、ネットも、どちらも使います。そのなかで必要な情報を求めているなら、当社もその必要な情報として上げておくべきだと思いました。お客様の選択肢を広げるためのホームページ、ここを見て「宇都宮にもMINI専門店があるんだ」ということを知っていただければ幸いです。

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bagpipe_12.jpgbagpipe_12.jpg2012年3月発売、クラシックミニマガジンVol.12
細部に愛情が宿るMINIの、その最たるアイテムがクラシックメーターだと思います。たかがメーターというなかれ、当時モノの純正パーツを手に入れようと思ってもなかなか見つからなかったりします。だから手に入る時に購入しておきます。出来れば予備にもう一個手に入れておきたいのがコレクターの心理だったりしますが、ソレは余裕のある時に……。「UK発、クラシックパーツを愛でる」というキャッチには、そんな細部にこだわるMINIオーナーの心理をついていると思いますがいかがでしょう。

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夢がつまったツールボックス
Snap-on信者と呼んでください

2012.06.04.mon

2012060401.jpgクルマには当然愛着がありますが、ずっとクルマをいじってきたので、商売道具である工具にもただならぬ愛着を持っています。ずっと使ってる工具は「Snap-on」です。ファクトリーにあるツールのほとんどがSnap-on製で揃えられています。珍しいところでは大型のスプレーガンなどがあります。写真のスプレーガン、よく見ると「S」のカタチがモチーフになっています。こういう細かい仕事が好きモノには刺さるんですよ。クルマの仕事をはじめた当初は、宇都宮界隈にはSnap-onのセールストラックが回ってきてなかったので、最初に工具を買いに行ったのは東急ハンズでした。その後、セールスディーラーが回ってくれることになり、徐々に工具を買い揃えていきました。使い込むほどに愛着が増す不思議なアイテムであり、大事な仕事のパートナーでもあります。



2012060402.jpgもう一枚の写真は現在使っているツールボックスのフィギュアです。購入してすぐにモノが届かないため、とりあえず先にフィギュアを送っておきますとの配慮なんです。ここにも行き届いたサービスがあると思います。単に「納期が遅れてすみません」という事じゃなく、楽しみ待ってる期間のストレスを感じさせない嬉しいアイテムが送られてきました。ここにはメーカーとユーザーの正しい関係があると思います。メーカーを信じて使い続けるユーザーと、そのユーザーを決して裏切らない正しい仕事がなされたプロダクトを提供し続けるメーカー。Snap-onというブランドは、ユーザーである私たちメカニックにとって、そんな信頼に足るメーカーなんです。だから一途に使い続けて、飽きることを知らないんです。





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広告で振り返るバグパイプ〜その2〜

2012.04.27.fri

「クラシック・ミニマガジン」誌で当社が展開してきた広告原稿の流れをご紹介しています。第二回は2011年の3月発売号で紹介した原稿から、同年9月発売までの四本を見てみたいと思います。


bagpipe_06.jpgbagpipe_06.jpg2011年3月発売、クラシックミニマガジンVol.06
「旧車(Classic)の味があるMINIが好き」と銘打って、当社の店舗を紹介するカタチの原稿にしました。ご覧の通り、店内にはミッシリとMINIが展示してあります。文字通りMINIに囲まれた空間となっております。当然、乗って走ってこそのクルマですが、MINIには「ただ見てるだけでも楽しい」という魅力があると思います。

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bagpipe_07.jpgbagpipe_07.jpg2011年5月発売、クラシックミニマガジンVol.07
この号では「英国ライトウェイトスポーツがたまらなく好きだ」と宣言してしまいました。乗りモノ大好きな男の子のマインドを刺激したいと思って、こんなキャッチにしてみました。ここで見て、改めて自身のクルマ好きマインドを刺激された方はぜひ当社にご来店を!

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bagpipe_08.jpgbagpipe_08.jpg2011年7月発売、クラシックミニマガジンVol.08
当社にあるクーパーSのラインナップを並べて「MINI類、クーパーS科」というキャッチを考えました。MINIの中でもスペシャルな存在がクーパーSなんだと言う事をアピールしたかったんです。当社を立ち上げた原点もクーパーSの魅力に取り憑かれたところから始まっています。

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bagpipe_09.jpgbagpipe_09.jpg2011年9月発売、クラシックミニマガジンVol.09
ハード目なキャッチが続いたので、ここらで少しソフトに「MINIのある暮らし、はじめませんか!?」ということで、改めて当社のサービスをご紹介しております。家にMINIがあるのって、とても素敵な事だと思うんです。まるでオモチャのようなフォルムの自動車が、動くし、乗れるし、楽しいなんて……夢のようじゃないですか!? そんな夢の実現をお手伝いしたい。そのためのあらゆるサービスをご用意して、お客様と末永いお付き合いをしたいと思っております。

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広告で振り返るバグパイプ〜その1〜

2012.04.23.mon

当社がホームページを開設する前からずっと、広告媒体として利用させてもらっているのが「クラシック・ミニマガジン」というミニの専門誌です。こちらのVol02から広告を出し続けているので、かれこれ3年目になろうとしています。これまで出してきた、その広告原稿を振り返って当社の取り組みをご紹介したいと思います。


bagpipe_02.jpgbagpipe_02.jpg2010年7月発売、クラシックミニマガジンVol.02
メインキャッチは「あなたとミニのロング&ワインディングロードをバグパイプがプロデュース」としました。英国車であるミニのイメージに合ったキャッチだと思います。サブタイトルで「バックヤードに眠るあのころの夢」と付けたのは、当社のバックヤードに実際に置いてある二台のクルマをイメージしました。オブジェとして置いてあるワケじゃないですが、ソコにあるだけで存在感をアピールする車両です。いまでも当社のバックヤードで、異様な雰囲気を放ってるので興味がある方は見に来てください。

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bagpipe_03.jpgbagpipe_03.jpg2010年9月発売、クラシックミニマガジンVol.03
'64オースティン クーパーMkI 970 Sをメインに出して、となりに'97のヘリテイジと並べてみました。サブタイトルも「クラシックから高年式まで、愛情注いだコレクション」として、ミニの歴史を俯瞰するようなコレクションを紹介しています。このフェスタイエローのMkIクーパーSは、オリジナルカラーで現存する車両は本当に少ないと思います。当時は不人気色だったからだと思いますが、今にしてみるとなんとも味わい深い良い色だと思いませんか?

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bagpipe_04.jpgbagpipe_04.jpg2010年11月発売、クラシックミニマガジンVol.04
この号でも、前号に続き当社のコレクションを紹介しています。ここに載せたミニはまだ手に入りますので、ここで見て興味を持った方はご連絡ください。

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bagpipe_05.jpgbagpipe_05.jpg2011年1月発売、クラシックミニマガジンVol.05
この号からキャッチコピーを毎回変えてます。「わたしには好きなMINI(クルマ)に乗り続ける自由がある」というタイトルに込めた思いは、クラシックなクルマでも何ら気張ることなく乗り続けられるということです。MINI=壊れるんじゃないか、トラブルが多いんじゃないかと思って尻込みする方もいると思うんですが、故障やトラブルは普通のクルマと変わりません。ただちゃんとメンテナンスしてるかで、違いが出てくるんです。とはいえ、確かに現行の国産車のようにメンテナンスフリーで車検まで何にもしなくても問題なしとは行きません。そこはプロショップである当社がしっかりサポートしますので、長く付き合えるようにしっかりアドバイスいたします。

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「2012年もよろしくお願いします」

2012.01.31.tue

20120131.jpg英国ライトウエイトスポーツ全般をこよなく愛する私ですが、中には希少なパーツなども出てきます。そんな希少なパーツを手に入れるために、UK本国のいろんなショップを訪ねたこともありました。そこで現地のビルダーに言われたのは「ニッポンの方がたくさん残ってるじゃないの?」ってこと。主にミニに関しては、かなりの台数が日本に現存することを、UKのビルダーも知ってるようです。いったいミニの何がこれほどに「ニッポン人の心に刺さった」のか? 我が事ながら気になります。

ミニのオーナーは、単なるクルマ好きだけでなく、独特の可愛らしさに惚れ込んだファンもいます。一度手に入れてしまうと「もう手放せない」という強力な引力が、このクルマにはあると思います。小さいボディなので細部まで自然に目に入るし、その細部の隅々まで愛着が染みついてしまいます。きっと各々のオーナーごとに、自分の好きなミニの「フェチポイント」があると思うんですよね。そんな愛着が伝染して、この国中にミニオーナーの輪が広がって、現存する台数も多いのでしょう。

オールドファンの中には、MkIをオリジナルでキープし続けることに心血を注いでる方もいるでしょう。メーターひとつ取っても、クラシック特有の「味」というか、他には替えがたい魅力があるんですよね。だからパーツひとつひとつを大事にして、時にはオーバーホールしたりして使い続けるんです。それでも、どうしても欠品してしまうパーツなどが出てきて、見つけるために右往左往する事になります。だから、交換用の純正パーツを保管しているというクラシックのオーナーは結構いるみたいですよ。

クラシックから高年式まで、ミニのファンは幅広くいるんです、生産終了から十年も経っているのに。旧車好きのハートにも刺さるし、走りに惚れ込んだ人も、デザインへの愛着が深い人もいると思います。年式の違いで微妙な差違があって、そんな歴史をひもとくのも、また楽しみではあるんですが……。まだ荒削りさが残るMkIのじゃじゃ馬的な魅力から、高年式の快適な仕様まで、ほぼ同じコンポーネンツです。この魅力は、どれだけ時代がエコカーブームに傾いても、決して損なわれるモノじゃありません。

まだまだ流通量もあるし、高年式ならパーツも充分にあるので、コレから乗り出す人も安心です。趣味性の高いクルマに乗ることは、きっとあなたの人生を豊かに彩ると、経験者は語っています。日本人の気質にも「合う」クルマだと思います、小さくて可愛いけど、頑健な働きモノなんです。この「気質に合う」という点が、ニッポンでミニが愛され続ける理由に近いような気がします。それと、オーナーそれぞれが独自に「ミニへの愛情」を持ちやすい気安さも魅力のひとつでしょう。

もうすでに1月末ですが、今年もミニ共々よろしくお願い申し上げます。

「ホームページ、はじめました」

2011.11.30.wed

20111130.jpgMINI専門店をオープンさせて4年、当初からホームページを立ち上げなければとは思ってました。でもPCは専門外、クルマのことなら何でも分かるけど、ホームページのことは言われてもサッパリ分かりません。情報は雑誌で手に入れてきた世代なもので、当初はMINI専門誌へ広告を出して、いずれはホームページも立ち上げようと思っていました。

……などとゆったり構えていましたが、世の中はどんどんPCを使った情報が溢れていきます。コンピューターが苦手というレベルの問題じゃなく、携帯電話でもPCの情報を閲覧できる環境が整ってきました。今はきっと、紙媒体とPCによる情報が過渡期を迎えているのでしょう。

紙媒体が消滅することはないと思います。私もむかしのカー雑誌を見て、憧れのクルマ(特にMINIと英国ライトウエイトスポーツ)の情報を仕入れてきました。きれいなクルマの写真を、飽かず眺めるというのが、原体験としてしっかり残っています。

このホームページは、当店「ミニクーパーファクトリー・バグパイプ」から、MINIオーナーの皆様に向けた情報発信の媒体です。どうしても一方通行の情報発信になってしまいますが、その分丁寧に更新していきたいと考えております。どんな店なのか、どんな人間がやっているのかが分かれば、来店する時のハードルも低くなると思います。

こんなコトを言ってはいけないのかも知れませんが、お店では、時に常連さんたちと時間を忘れて話し込んでしまいます。ひとりでやってる分、仕事は自分で調整できるので、脱線しちゃう時は思いっきり踏み外してしまいます。だから特にお休みの日は設けておりません。話が長すぎて休むヒマがなくなっちゃうワケじゃないですよ(笑)。

このコーナーでは随時、MINIに関することで気になったことや、いま取り組んでる面白いネタや、お店で聞いた楽しい話など、ショップのこぼれ話を更新していきます。栃木県宇都宮市という土地柄の、日常的な情報も併せてお送りしていきたいなとも思います。都心からクルマで来れば、高速を1時間チョットですのでMINIでのドライブにはちょうど良い距離じゃないでしょうか。宇都宮名物の餃子を食べるついでに、宇都宮のMINIショップにぜひご来店ください。

余談ですが、当店からイチバン近い餃子専門店は「正嗣(まさし)」さんです。メニューは焼き餃子と水餃子のみで、餃子単品かライスを付けた定食しかないです。餃子は一人前210円なんですが、お土産にすると一人前200円です。10円は光熱費でしょうか。チョット気になります(笑)。

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ミニクーパーファクトリー・バグパイプ 〒320-0827 栃木県宇都宮市花房2丁目9−28 TEL&FAX:028-307-0192 E-mail:info@mini-bagpipe.com
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