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今年最後のネタは、やはりラリー!
そして、年末年始の営業のご案内

2017.12.26.tue

先日、雑誌に載っていたモンテカルロラリーの写真を見ていてジャッキアップポイントについて説明させられました。こちらには写真にソレが付いているのが分かるのに、同じ写真を見てもミニを知らない子が見ると全然伝わらないのです。仕方ないので当社の在庫にあるジャッキアップポイントプレートを見せて「ここに付けるんだよ」と、ミニに当てがって実演したらやっと腑に落ちたようでした。

その彼には熱心に語りましたが、そこまで熱弁するようなパーツではありません。ただ、ラリーのピット作業には使えるという、限定的な条件下でないと機能を発揮しないパーツです。ハンドフォークのようなジャッキをポイントに噛ませて瞬間的にリフトするのですが……当社にはそのようなジャッキはございません。ただ、ラリー車を知っている者人ならば「あるべきもの」として付けたくなるのです。

ちなみに、本来ならばこのパーツをつけるためにはナンバー移設が必要になります。ちなみにラリー車のボンネットにペイントしてあるナンバーは、ナンバープレートの数字を記入しているのです。あのクールなエクステリアのデザインは、ジャキアップポイントプレートを取り付けるための緊急避難から来ているのかもしれません。まあ、そんなわけで現代では実用度は低いけれどラリー仕様の精度を上げるならばマストなパーツなのかもしれません。

そして、年末年始の休業日のお知らせです。
年内は12月28日(木)まで通常営業いたします。
翌日、12月29日(金)~2018年1月3日(水)まで年末年始の休業日とさせていただきます。
年明けは1月4日(木)から開始したいと思いますので、来年もよろしくお願い申しあげます。

ジャッキアップポイントプレート写真
ジャッキアップポイントなので頑丈な素材でできてます。飾りじゃないんですよ(笑)!

ジャッキアップポイントプレート当てがい写真
ちなみにリアにも取り付けます。商品は4個セットですから。


年越しには「除夜の鐘」
ミニにはラリーホーンを

2017.12.19.tue

前回、エアホーンを紹介したついでに別のホーンを紹介します。こちらはラリーホーン。音色が「ハイトーン」と「ハイ・ハイトーン」の2種類から構成されているので、とにかくうるさいのが特徴となります。ラリーホーンというから、当時のラリーシーンでの使用がメインだったのでしょう。チューニングカーの爆音の中でも音が響くように計算されていたのでしょうか。まあ、何せうるさいホーンです。

当時モノのパーツを見ていると、もちろんその部品そのものが欲しくて手に入れるのですが、それを容れる「箱」も大事な要素のひとつだと思います。特に当時モノは「あの頃しか流通していない」というスペシャルな逸品です。それをハダカで放置しておくことはできません。その際は、できれば当時のままの状態でストックしておきたいというのが人情です。だからコレクターは箱の状態にもこだわるのでしょう。

それに、箱には必要なことがちゃんと書いてあるんです。このセットには何がつくとか、どういった仕様であるという諸元が、輸入商品の場合は大体英語で書かれています。クルマに使う用語なので難しいことはありません。ただ、そのまんま読めばわかることが書かれてあるだけです。このような「見ればわかる」という分かりやすさ、現代ならユニバーサルデザインとでも言うのでしょうか。


ラリーホーンと箱
ラリーホーンのセット、当時モノ箱付きです。

箱
ラッパの形状になってますね。マセラティホーン以前のラリーでは主流だった部品です。

ラリーホーンの口
口の形状が違うのは音色の高さが異なるからです。そのぶん幅広い音域に拡散するわけです。


マセラティ・エアホーン
この響きがラリーのサウンド?

2017.12.11.mon

以前、ラリー仕様にどハマり中のお客さんのMk I クーパーSに取り付けたエアホーンは紹介しましたが、その実物が当方の倉庫にも保管されているのです。マセラティのエアホーン、これは前にも述べたかもしれませんが、ラリー車を作っていたジョンクーパーが販権を持っていたから取り付けただけという説がありまして……。まあ、どんな事情があるにせよ、後世に「ミニのラリー車にはマセラティホーン」というひな型ができました。

形状を見れば分かる通り、ラッパの形をしております。このホースから息を吹き込むと鳴ります。この記事を上げる際に写真を撮っている人間に「吹いてみてください」と言われて、息が上がるほど吹かされました。思わず「吹奏楽部じゃないんだぞ!」と突っ込みそうになりましたが、息が上がっていたので上手く言えませんでした。話を戻すと、つまりはエアホーンというのはエアを吹き込めば鳴るという簡単な仕組みだということです。

このようなパーツを取り付けたところで、実際に日本の道路ではあまりホーンを鳴らす機会はないと思われます。ラリーのような走行条件であれば、危険を回避する目的での使用機会があると思います。でも、国内の公道を走っている限りでは「警笛ならせ」の道路標識を見たときくらいしか使わないし、道路交通法でも警笛の使用は規制されています。ただ、鳴らす機会が訪れた時にこの音が鳴るという密かな楽しみのためのアイテムなのです。


赤いラッパ、マセラティエアホーン
赤いラッパ、マセラティエアホーン。マセラティのエンブレムが見えます。

マセラティエアホーンのアップ
マセラティのロゴとともに、英国ハリーモス社のネームも印刷されていますね。


ラリー関連のアイテムは
思わず集めてしまうミニ偏執狂!?

2017.12.03.sun

ランプ関連のアイテムは当時モノのパーツの中でも比較的多く流通しているような気がします。それは、元来ランプというものが消耗品だから大量生産されていたってことでしょうか。ミニのラリー仕様が4連フォグなどという大仰なランプを付けていたのは、それだけ当時の道が暗かったということもあるのでしょう。そもそも道なき道を走るようなレースでは、わがクルマが発する灯りだけが頼りなわけです。

そんなラリー関連のランプを探していた時の戦利品というか、興味深いパーツを掘り起こしました。ハンドランプ、まあ懐中電灯みたいなものでしょうけど、見た感じは工事現場のスポットライトという感じ。実際これは60年代のLUCAS・スポットライトなのです。単純にこれに持ち手をつけて作業灯として流用したアイテムなのです。ラリー中のトラブルで野外作業をするときに使うことを想定したランプです。

電源はクルマから取ります。以前このページで紹介したボディに外付けするタイプのコンセントを使い、このハンドランプ付属のジャックを差し込みます。クルマ周りのパーツで全部をまかなおうという発想なんでしょうか。でも、現代の視点で見ても理にかなっているような気がします。それらは同じクルマに使うパーツなわけで、流用が効くという点だけでも無駄がないじゃありませんか。というわけでハンドランプはLUCASで決まり(何のこっちゃ!?)!


ハンドランプ写真
使うシーンは限られそうですが、ミニ好きが見たらつい欲しくなるアイテムです。

持ち手部分写真
結構しっかりとした持ち手がついているので、作業灯としての実用性は高そうです。


ミニのカスタム指南書!?
現地の情報誌を定期購読していた頃

2017.11.27.mon

クルマに限らず、何かの趣味に熱中している人が一番欲しいものは「情報」だったりします。最新のニュースであったり、過去の掘り起こし情報だったり、とにかく知らないことは「ない」状態にしたいものなのです。そういった一種のファン心理から、まずは情報誌を買い漁ります。当方の場合はミニの情報が知りたかったので、国内で手に入る情報誌は当然のように買っていました。

ある時期、英国に買い付けと旅行を兼ねて行った際に、現地のミニを取り巻く状況をつぶさに見ることができました。それは「本場」を感じさせるネタの宝庫だったのです。その時の感覚を蘇らせる意味もあったのでしょうか、80~90年代に英国発行のミニの専門誌、しかもかなりマニアックなローカルのレース情報を網羅した小冊子を本国から郵送で定期購読していました。

その冊子の情報を元に、現地のレースシーンやミニの最新カスタムの潮流のようなものの空気を探るのです。現地から直接送られてくるという点もワクワクさせる要因だったのかもしれませんが、ある時、某書店から連絡が入り「うちから定期購読できますよ」との打診がありました。それでも現地からの定期購読を続けていましたが、少し白けてしまったのはここだけの話(笑)。


小冊子表紙写真
情報だけじゃなく、英国からの贈り物的なニュアンスもあった小冊子たち。

小冊子中身写真
内容は、英国国内で行われているミニ関連のレース情報がかなり詳細に紹介されていました。


ラリー用パーツの真打ち登場!?
HALDAのトリップメーター

2017.11.20.mon

ここしばらく続いているラリーブーム、遡ればあるお客さまが「MK I クーパーSをラリー仕様にしたい」というオーダーから始まりました。ブームと言っても当方の中で高まっているだけで、シーン全体を見れば様々なミニの楽しみ方があると思います。ただ、そんな中にもラリー仕様への潜在的な欲求があるので興味は持っていただいているようです。そこで、当方のラリー用パーツのコレクションを小出しに紹介してブームを煽ってみたいと思います(笑)。

今回は当時のラリーシーンでも人気の高かったHALDAのツインマスター、トリップメーターです。スチール製のボディがところどころ剥がれており、使用感がたまらなく当時モノの空気感を醸し出しております。現在ではプラスチックのボディが一般的なので、このスチールという素材の重みがさらに時代を感じさせます。かなり希少品なので厳重に保管しておりました。でも、ラリーを象徴するパーツのひとつとしては紹介しないわけにはいきません。

いろいろと当時モノのラリー用パーツを紹介しておりますが、当方のクルマにはなかなか装着できずにおります。通常業務に紛れて、なかなか愛車の仕上げなどに手が回らない状況ではあります。それらの愛車はもちろん私が乗るクルマです。趣味のために始めたミニ専門店なので、そこを満足させられないというのは何とももどかしいところではあります。またぞろ私の中のもうひとつの人格が「袴でクルマは持っていけないぞ」とささやいておりますが(冷や汗)。


HALDAのツインマスター表写真
モンテカルロラリーなどの時代に人気だったHALDAのツインマスター、当時モノです。

HALDAのツインマスター裏写真
MADE IN SWEDEN、スウェーデンでは主にタクシーメーターを作っている会社だそうです。


使ってみればわかる
ワンランク上の座り心地?

2017.11.13.mon

当然のことですが、クルマに乗っている間はずっと座っています。長時間の運転になると疲れるし、腰に負担もかかります。とは言え良いシートは高いし、必ずしも自分に合ったシートに出会えるかはオーダーでもない限り未知数です。そんな時に便利なパーツがシートカバーです。Mk I~II 純正シート用に作られた社外品の「バケットタイプ」のスグレモノのシートカバーがストックヤードに隠れていました。

街乗りでは純正シートを使い、走りに特化した時はポン付けでバケットシートに変身させられるのです。シートカバーと言っても侮るなかれ、これを使った仲間はみんな大満足していたのを記憶しています。フィット感が出るようにパッドが要所要所に入っているのですが、これが縫製もしっかりしており、パッドの硬さもちょうどよく座り心地が良いのです。当時の社外パーツにしてこのクオリティとは恐れ入ります。

当方がこのシートカバーを使うとしたら、乗り降りの際に邪魔になるので運転席の窓側(右)の太ももにかかる部分のパッドは抜くでしょう。そのように微調整できるように作られているのです。まるで女性のブラ………(以下自粛)。つまりパッドを調整すれば、自分にとって最高のシートを簡単にカスタムできる可能性も秘めたパーツだったりします。当時の開発者がそこまで読んで作っているのかは知る由もありませんが。


シートカバー写真
高年式のシートに乗せているので被せられていませんが、形状としてはこんな感じです。

シートカバーを広げた写真
広げるとこんな感じで、肉厚なパッドが仕込まれていることがわかるでしょう。


ミニのラリー仕様などで
当時モノに執着する理由

2017.11.06.mon

ここのところずっと、ミニのラリー仕様に関するパーツや、それらの取り付けに関するネタが集中して続きました。実は、ネタが豊富なポイントでもあるので、今後もラリー仕様に関するパーツの紹介はずっと続きます(笑)。ただ、このあたりで一度「ミニ乗りはなんでラリー仕様に惹かれるのか」という原点に立ち返って考えてみたいと思います。まあ、ここで述べるのはあくまで「個人の感想」ですが……。

やはり、ミニが一番輝いていた黄金時代がラリーの頃(1965~67年)だからでしょう。ミニに対する趣味的側面でいうと、英国のプロダクトとしてお洒落に乗りたい層と、往年のスポーツカーとして走らせて楽しみたい層に別れるような気がします。当方は断然「クーパーS」というタイプなので、スポーツカーの側面を追い求めてきたし、レースなどで楽しんできました。その、ある種の象徴がモンテカルロラリーなのです。

ネットで検索すればすぐ出てきますが、当時のMk I クーパーSにフォグランプ等をたくさん付けた赤いミニの画像が有名だと思います。その姿はやはりカッコ良いんですよね。それで、単純に現行パーツでそれを再現しようと思っても、結局は「何か違う」ということになるんです。そうして行き着く先が「当時モノパーツの収集」というイバラの道なのです。でも、苦労して手に入れるだけの価値が我々にとってはあるのです。


ドライブライト(表、表)写真
7インチ、ドライブライト(フォグとスポットの中間)の未使用品。Lucas製の当時モノです。

ドライブライト(裏、表)写真
細かいところを確認してもコンディションは「新品相当」と言っても過言ではないでしょう。


顔が命のラリー仕様?
4連フォグでスタイルアップ

2017.10.30.mon

突然こんなことを言うのもなんですが、死んだら「クルマはあの世に持っていけない」と最近では切実に思っております。若いうちは、ミニに関するものは車両からパーツからグッズから、それこそ必死に働いて集めてきたものです。それが、このお店を開店してから数年が経ち、還暦まであと少しとなってから、コレクションの呪縛を「いつ解き放とうか」という心境になっています。昔ならば「死ぬまで手放せない」と思っていたレアパーツも、少しずつ解放していこうと思い始めています。

そんなレアパーツをちょっとだけ紹介します。まだ心の準備が整っていないのでプライスはつけてませんが、ここに記すことで決意が固まるかもしれません。逆に惜しくなるかもしれませんが(汗)。当時モノの4連フォグです。ステー付きでサイズは6インチ、状態はとても良いです。ラリー仕様には必須のパーツだと思います。自分のクルマにつけようと思っていたんですが、現実的に取り付ける時間がないというのが実情です。ストックヤードに眠っていたものを掘り起こしてきました。

もうひとつもかなり希少なパーツなんですが、見た目はかなり地味……というかケーブルとソケットです。何に使うのかと言えば、フォグランプ用のケーブル、プラグ、ソケットのセットです。5連のフォグまで対応したもので、ボディの表面にソケットをつけて、外付けできるタイプのものです。古い雑誌のラリーの記事とかを見るとたまに見かけると思います。これは、ラリー中のエンジントラブルなどでグリルを外す作業をスピーディに行うため、フォグも簡単に取れる仕組みだと思います。

(店主注)今回も当方の断捨離好きな別人格であるハカチカシ(墓近し)が勝手にアップした記事です。ご来店の際にこのパーツを「欲しい」と言われても、通常の私が接客した場合はおそらく首を横に振るでしょう。レアキャラのハカチカシと会えたあなたはラッキーというつもりでご来店ください(笑)。


4連フォグ(前)
当時モノ4連フォグ、ラリー仕様の定番パーツです。

4連フォグ(後)
ボディもピカピカで状態もかなりのグッドコンディションです。

4連フォグ(アップ)
エアパッキンでかっちり梱包して、大切に保存していたパーツです(笑)。

フォグ用のケーブルとソケットのセット
こちらも密かなレアパーツ、フォグ用のケーブルとソケットのセット。


当時のルールに準じた意匠だから
現代のクルマとはひと味違う

2017.10.20.fri

旧車と現代のクルマではいろいろ違いがありますが、中でも「これって違法じゃないの?」って思うような旧時代のルールがあります。製造販売した段階でシートベルトが付いていないクルマはベルトの着用義務がなかったりするので、なんとなく「特別なクルマ」という気がしますよね。今回はバックミラー(これって和製英語らしいですよ)、英語的に言えばアウターリアビューミラーに関するお話です。

当時のMk I にはドアミラーやフェンダーミラーは付いてないのですが、日常使いでも多少不便があると思います。ラリー車などで見かける仕様では、ピラーミラーを使っているのが一般的だったように思われます。運転席側にひとつだけ付けるのですが、それは助手席側につけても運転手はピラーが邪魔で見えないからです。ラリーのようにコ・ドライバー(ナビゲーター)がいる場合はそれなりに便利かもしれませんが。

先日来、ラリー仕様への道をひた走っている当社のお客様のMk I クーパーSですが、もちろんピラーミラーを取り付けたいとのことでしたので装着しました。このクルマにはフェンダーミラーがついているので、あくまでドレスアップパーツ的な位置付けにはなってしまいますが。それでも現代のクルマとは一線を画す雰囲気をミニにまとわせることには成功していると思います。


運転席側ミラー写真
クリップ式なのでピラーに圧着してボルト締めする構造です。ドアの開閉には干渉しません。

助手席側ミラー写真
こちら側のミラーは運転席側からはピラーの陰に隠れて見えません。


フューエルメーター(燃料計)の動作不良
センダーユニットの交換

2017.10.17.tue

長いことミニに乗っている人なら、燃料計が動かないトラブルを経験する人は結構いるのではないでしょうか。先日もフューエルメーターの動作不良で入庫したミニがあったので、調べて可能性を潰していきました。不具合の場所を特定し、タンク内のセンダーユニットに原因が特定されました。そこでタンク内のガソリンを吸い出し、タンクを空っぽにした上で作業に取り掛かるとしましょう。

センダーユニットにはフロートという、釣りで言うところのウキのような物体が付いてます。フロートの位置によってタンク内のガソリンの残量を感知し、それを計器に伝達するシステムとなっております。昔のフロートは真鍮で作られており、中にガソリンが溜まったら穴を開けて排出し、ハンダで留めて再使用していたので半永久的に使えたと、当方のように旧い人間は思い出に耽ります。

今回のミニはMk I クーパーSのためタンクは左右のダブルタンクになっております。旧いクルマなので仕方ないのですが、タンク内はかなり汚れておりました。以前、ここで紹介したようにタンク内を洗浄する術はありますが、現状ラリー仕様に改造して走りを楽しみたい真っ盛りのクルマなので長期間は預かれません。今回はセンダーユニットを新品に取り替えたところで作業を終えました。


ガソリン吸い出し写真
タンク内のガソリンを吸い出してます。それはそうとタンクの中のサビが気になります……。

センダーユニット取り外し写真
センダーユニットを取り外します。この際タンク内に燃料が残っていると……室内が大惨事ですね。

フロートの写真
フロート内に固着した異物がうっすらと透けて見えます。

取り外したセンダーユニット写真
センダーユニット本体も錆びており動作不良が心配なので交換します。

新品のセンダーユニット写真
新品を装着。パーツ自体はそれほど高価なものではなく、簡単に手に入ります。


ミニのボディに
モンテプレートを装着する

2017.10.10.tue

だんだんエスカレートしてきた感のあるラリー仕様への道ですが、今回はボンネットとリアにモンテプレートをビス留めにて装着する工程をお届けいたします。単純にボディに穴を開けてビスで留めれば良いわけじゃありません。みなさん、クルマのボディを想像してください。その形状は決して直線じゃないんです。縦方向にも横方向にも湾曲した3次元(3D)曲面となっているのです。

そんな複雑な形状のボディ表面に装着するモンテプレートの方は平面です。何ら加工の加えられていないありのままの平面プレートなのです。ただ、当時のラリーシーンでこのようなプレートを装着した写真などを見る限りでは、特にボディに合わせてカタチをぴったりにさせているわけじゃないようです。それらの資料を参考に取り付けることで当時のラリーの臨場感が出ると信じましょう。

とはいえ、平面のプレートを複雑な曲面のボディに装着するのはなかなか至難のワザではあります。特にリアのトランクと重なる部分に取り付けたプレートは、トランクハンドルとプレートが重なるので、その部分を切り抜いてカタチを合わせました。ボンネットのセンターのリブ(山)にプレートのカタチを合わせるため、そこに折り目をつけてフィットさせるなど地味に仕事量は多いのです。


リア写真
まずはリアから、プレートの取り付け位置を決めていきます。

リア プレート仮止め写真
プレートを置いてみないと実際の装着感がわかりにくいので仮止めして確認。

リア トランクハンドル部拡大写真
プレートがトランクハンドルに重なる部分は形状に合わせてカットしました。

リア 装着写真
これが装着した感じですが、仮止めで確認した絵面とほとんど変わりませんね(笑)。

フロント 仮止め写真
フロントはど真ん中に装着するので、ボンネットのリブ形状に合わせて折り曲げました。

フロント 装着写真
フロントもビス留め。一応両面テープという手法も勧めましたがオーナー様のご意向です。


ヘッドライトガードを
ラリー仕様車に装着してみた

2017.09.27.wed

以前紹介したヘッドライトカバー、別名ストーンガードを取り付けました。使用したのは、クリアのガードをレザーベルトでボンネットにビス留めして固定するタイプのもの。ボディに穴あけ加工するのですが、Mk I クーパーSのボディに穴あけするのは勇気が要ります。でも、Mk I だからこそラリー仕様にしたいという「想い」も理解できます。

貴重なクルマなので、穴開けの位置決めには念を入れて確認しました。仮止めして位置を決め、その様子を写真に撮って確認しながら進めます。ベルトの止め方としては、斜めに止めるパターンと縦位置にまっすぐ止めるパターンがあります。今回はまっすぐのパターンを採用しました。ビス留めする際は、たっぷりのグリスに浸けてから組み付けます。

ヘッドライトをガードするパーツですから、一応は実用的なパーツだと言えるでしょう。でも、実際はラリーでの過酷な路面状況での使用を想定した部品でもあります。なので、ノーマルのミニにこのヘッドライトガードだけを装着するという人はいないと思います。やはり、クルマ趣味の奥地を進んできた人が出会うべくして出会ったと言えるでしょう。


ヘッドライトカバー仮止め写真
縦に真っ直ぐ止める位置を決めるべく仮止め。

穴あけ位置決め写真
ボディに穴あけする位置を決めます。ある程度張りがないと弛んじゃうのでキツめに止めます。

グリスを塗り込んだビスの写真
ビスにはグリスを塗り込んで、サビや腐食を防ぐよう対策します。

装着完了写真
装着完了。ひと味違う目つきのミニができ上がりました。


クルマのエクステリア
異素材ミックスがキテる?

2017.09.22.fri

木枠を用いたカントリーマンなどのエステートモデルを初めて見る人は「クルマに木?」と驚くことでしょう。アメ車のワゴニアなどにも見られる意匠ですが、現代のクルマを見慣れた若者の目には異質に映ることでしょう。そして、その風合いが「かっこいい」と感じる人だけが旧車の魅力にハマっていくのだと思います。その潜在的なユーザーというのはそんなに少なくないとは思います。ただ、魅力的な旧車に出会ってないというだけではないかと。

今回紹介するのもミニのラリー仕様カスタムですが、異素材ミックスのエクステリア加工となっております。ボンネットベルト、鉄のクルマにレザーのベルトというミスマッチ感がたまりません。今回、こちらのクルマのオーナーさんの意向で「タン色」にこだわりました。タン色は、使い込むうちに色味が加わり、どんどん渋くなって愛着の増す色ではあります。ただ、部品が見つからなかったので当方の私物(保管用パーツ)から取り出してきました。

ボディに直接ビスで留めるので、穴開け加工が必要になります。取り付け位置は事前に打ち合わせて決めますが、仮付けして再確認しながら定位置を決めていきます。そして、同様のベルトをリアにも取り付ける予定です。当時は、モークのフロントボンネットのストラップ(ゴム製)を流用する例が多かったと記憶しています。このようにして、こちらのお客様のラリー仕様は着々と仕上がってきております。(つづく)


ボンネットベルト写真
ボンネットベルト、これがあるだけでクラシックカーっぽさが増しますね。

ボンネットベルトの穴写真
ベルトの取り付け位置が肝心で、たるんでもキツ過ぎても不具合が出ます。

ボンネットベルト取り付けてはめた写真
取り付けてベルトをはめた状態。収まり良く仕上がったんじゃないでしょうか。

位置決め中のリアのベルト写真
こちらは位置決め中のリア。バックルを上に取り付けるとトランク開閉時に干渉します。

位置決め中のリアのベルト写真
現実的には下にバックルを取り付けることで干渉は防げます。さて、どうなることやら。


オリジナルに戻す作業からの~
クーパーSのオイルクーラー取り付け

2017.09.13.wed

Mk I クーパーSをラリー仕様に仕上げ中のお客さん、ここのところずっとこのページで追いかけさせていただいております。そのクーパーSにオイルクーラーが付いてなかったので取り付けました。これがサクッとポン付けできる性質の作業じゃないので、ちょこっと紹介しておきます。ラリー仕様に飽きたわけじゃありませんが、たまには違う側面の業務報告もいかがでしょうか。

最初にラリー仕様に仕上げる以前に、機関系をすべてオリジナルに戻す作業をしました。何人かのオーナーの元を渡り歩いてきた末に、オリジナル以外のパーツが多数使われていたようです。だからまず、それらのパーツをオリジナルに戻していたのです。そして、オイルクーラーの取り付けを行う際に気がついたのはフロントパネルがスタンダードクーパーの状態になっていたことでした。

通常、クーパーSのフロントパネルであれば板金作業もなくオイルクーラーは取り付けられるのです。ところが、過去に事故板金か何かで損傷したフロントパネルを交換していたのかもしれません。そこで、今回は板金作業が入ってしまいました。仕上りはスッキリ決まって収まりも良く……と思っていたら、グリルにロゼッタマークを付けた際にオイルクーラーに穴を開けてしまうという(涙)。


フロントパネル写真
オイルクーラーを取り付けようと思ったら、フロントパネルの形状がSとは微妙に違います。

フロントパネル写真
スタンダードクーパーのパネルを流用しているようなので、取り付けの際に板金作業が必要となり。

フロントパネル写真
で、実際に設置してみると、Sの構造的にオルタネーターの位置が干渉します。

オイルライン写真
オルタネーターを避けるために45°屈折したオイルラインユニオンが用意されているのです。

オイルクーラー写真
そして後日、グリルに取り付けたロゼッタマークのボルトでオイルクーラーに穴が!!


その他のラリー仕様パーツをピックアップ
ディティールアップでワンランク上を目指せ!

2017.09.06.wed

ここまでかなり入れ込んだラリー仕様の改造過程を紹介してきました。実際のクルマはさらに進んでいるので、ここでの報告はかなり後追いの状態になっています。そして今回も、紹介しきれなかったディティールに注目してみたいと思います。まずはインテリアから、Mk I 純正のサンバイザーを取り付けました。今までなぜか付いてなかったので、当方の私物から流用しました。ライナーと柄を合わせてあるのがポイント高いです。市場流通しているようなものじゃないので、レアパーツと言えるでしょう。いきなりラリー仕様とは関係ありませんが(汗)Mk I のオリジナルにこだわるなら、マストなパーツだと思ったのです。

次にホーンを交換しました。現代風に言うとクラクションです。ラリー車では通称「マセラティホーン」と呼ばれるエアホーンが広く使われていました。それは当時のジョンクーパーがマセラティホーンの販売権を持っており、自社のラリー車にそのホーンが採用したからだと言われています。ラリーで使うのに音も申し分ないエアホーンということで、また業界のトップランナーが使っていることもあり「間違いないだろう」と考えた人々がこぞって装着したので非常によく売れたと思います。なのでラリー車には定番とも言えるので、このミニにも当時物のマセラティホーンを装着しました。

もうひとつ、リアのフォグとGBプレートを加工して取り付けました。特にプレートは、ボディの曲面に対して平面のパーツを取り付けるわけです。丸みのあるボディに平らな板を付けても縦か横が浮き上がってしまうのは自明の理です。では、どうするのかと言うと「気にしない」のです。この辺のワイルドさと言うか、無骨な改造もリアルなラリー仕様を再現する上での「味」と思っていただきたいものです。こうやって、いろいろなパーツを加工・装着して1台のラリー仕様は完成に近づいていくのです。


Mk I純正のサンバイザー写真
Mk I純正のサンバイザーを取り付け。当方の私物でございます。

Mk I純正のサンバイザー写真
ネジの締め具合でバイザーの張り具合(テンション)を調整する仕組みです。

マセラティホーン写真
こちらがマセラティホーンです。ラリーでは、大きな音のするエアホーンが便利だったのでしょう。

マセラティホーン写真
取り付け位置は、タイヤハウスの内側に向けて鳴るような位置になります。

リア写真
リアにGBプレートとリアフォグを装着することでかなり雰囲気が変わりました。

GBプレート寄り写真
こちらのGBプレートはボディにビス留め(縦2ヶ所)して装着しております。


ラリー仕様のフォグランプ 続編
オーバーホールでリフレッシュ

2017.08.28.mon

Mk I クーパーSを本格ラリー仕様にモディファイ中のお客様、フォグランプ取り付け作業の続きです。フロントフォグを3箇所取り付けた際、その内ひとつのフォグに錆やボディの凹みが見られました。このフォグ自体がリペアを施した当時物のフォグなので、その作業履歴の詳細は分かりません。
そこで今回しっかりオーバーホールして、クロームメッキもリペアし凹みも板金で修復することにしました。

ちなみにフォグのボディ部分は真鍮製なので、凹みは板金で修復できることが多いです。凹みを修復し、防錆プライマーを二度塗りします。この二度塗りがプロの技で、薄く塗ることで塗りムラもなく早く乾燥させることができます。その下地の上にブラックで塗装して仕上げました。また、ソケットが破損していたので、溶接で直付けしました。フォグひとつ取っても、当時物にこだわると細かい加工が多いでんす。

当初、フォグ3灯のうちひとつに不具合がある時点で「2灯にしちゃう?」という案も出ました。ラリー仕様のリアリティを追求するなら、このアンバランスな2灯も「アリ」なんじゃないかとも思うんです。必ずしも当時のラリー車に似せる、寄せることばかりじゃなく、自分なりのアイデアや想像力で補うというのも、自己流のクルマ趣味の楽しみ方だとはいえるでしょう。皆さんの個性を愛車に乗せてください。


マスキングしたフォグランプ写真
表面をマスキングして、錆びたフォグをブラスト処理します。

ブラスト処理後フォグランプ写真(裏)
ブラスト処理後のフォグランプ、裏側です。

1回目の防錆プライマー塗布をしたフォグランプ写真
1回目の防錆プライマー塗布、ササッと薄く塗ります。

2回目の防錆プライマー塗布をしたフォグランプ写真
2回目です。こうすることでムラなくしっかり塗ることができます。

ブラックを塗ったフォグランプ写真
仕上げにブラックを塗ります。

ソケットの写真
こちらはソケット。破損していたので直付けしました。

オーバーホール前写真
ちなみにコチラがオーバーホール前の姿、何度も塗装が剥がれた跡がうかがえます。

オーバーホール後写真
こちらがオーバーホール後。この上部には凹凸もあったのですが修正しました。

ラリー仕様のフォグランプ
レイアウトにこだわりあり

2017.08.21.mon

先日来、Mk I のお客様がラリー仕様をどんどん進めております。実際はかなり進んでおりますが、ひとつひとつのネタを掘り下げたいので小出しにしております。決してネタに困って伸ばし伸ばしにしているわけではありません。1箇所ずつ掘り下げていったほうが分かりやすいと思うからです。そして今回掘り下げるのは、タイトルにもある通り「フォグランプ」であります!

ラリー車のフォグランプの配置でも、この3連のパターンが一番オーソドックスかつラリーの空気感を表していると思います。ただ、取り付けに際しては加工が必要なので、この点に関しては事前にしっかり打ち合わせなければいけません。レイアウトが決まっても、仮の位置どりがなかなか決まらなかったりします。計算上の位置と、実際目で見る位置とでは微妙にズレて見えたりして。

センターのフォグが6インチで、左右が7インチというのが当時のサイズです。このフォグを探すのに時間がかかったんですが、いろいろ探して見つけました。そしていよいよパーツも揃い、取り付けという段になって右側のフォグのサビが気になってしまいました。片目をオーバーホールすることになったので、この続報はまた来週あたりに更新したいと思います。しばし待たれよ!


ライトを仮止めしている写真
仮止めして位置を決めますが、オーバーライダーの位置が左右で違ったりするので合わせにくいのです。

センターのスポットライト横写真
まずはセンターのスポットライト。ステーを取り付けるとボルトが干渉するので、カット等の細かい加工があります。

フォグを前方に折った状態の写真
左右のフォグはバンパーに取り付け、グリルを外せるよう前方に折れる仕掛けになっているのです。

ミニ前面写真
取り付け完了と思いきや、この後右フォグだけ塗装の剥がれやヘコミがあったのでクロームメッキ仕上げ&板金処理。

当店、幻の従業員”ハカ チカシ”登場!?
超レア当時物Mk I シート

2017.08.13.sun

マニアの心情として、部品は予備の予備まで買っておきたいという思いがあります。モノのコレクターなら展示用と保管用と控えを買っておくのと似ているでしょう。当方も、当時物のパーツを取っておくことで心が平静を保っているという部分があります(ちょっと大げさ)。でも、そんな大事なパーツもいつまでも手元に残しておくわけにはいきません。なにせ、MINIを墓には持っていけないのですから。

最近、当方が大事にしていた当時物パーツの流出が止まりません。先日も、現在では手に入りにくいゴールドブロケードの当時物Mk I シート、リクライニングのフロント2脚とリアシートのセットをお客様のMk I に移植しました。これは、私の中の別人格「ハカ チカシ(墓近し)」が勝手に行った断捨離だと思います。あとで冷静に考えると気絶しそうになるんですが、よくよく考えると「MINIを墓には持っていけない」と思い至ります。

このシートを取り付ける際は、厳重な梱包を解きながら何度も自分に「良いのか」と問いかけました。新品など存在しない当時物パーツですが、かなり状態の良いシートなのでかなり価値はあると思います。とはいえ当社のクルマに取り付ける予定もなかったので、何もなければずっと保管されたままだったはずです。これからは、少しずつ(ハカ チカシ)が私の知らないところで勝手に流出させていくのかもしれません(汗)。


Mk I シート写真
Mk I シート1台分。かなり状態の良い当時物が私の手を離れていきました。

梱包されているMk I シート写真
フロント、リアともに厳重に梱包しておいたので、コンディションはキープされてます。

内装のカスタマイズは
自分好みでスッキリと

2017.08.04.fri

かつて当方が若かりし頃、先輩方に連れられて行った英国では、さまざまなミニのカスタムを目の当たりにしました。そんな中で「これはいいな」と思ったのが収まりのいいセンターメーターでした。通常は真ん中にスピードメーターがあって左右に水温計と油圧計がちょこんと収まっています。その水温/油圧計をデュアルゲージにして、空いた場所にタコメーターを装着する仕様です。

当時はレーシーなインテリアが好みだったので、当方のミニには大きなタコメーターがセンターメーターの横で大きな顔をしておりました。これは好き好きだと思うんですが、その位置にタコメーターを置くことで「浮いている」という感じがしちゃうんです。それが、センターメーター内にタコメーターを装着することで、まるで初めからこうだったかのような収まりの良さなのです。

この仕様にするにはいろいろ面倒な点もあります。今回はキャブクーパーのお客様に取り付けましたが、計器類の配線が変わるのでエンジンルームの作業性を良くさせてからじゃないと触れません。そしてセンターメーター内に収まる52φのタコメーターも用意しなければいけません。これがあったのは、後々自分のMk I クーパーSあたりを同仕様に変更する予定だったのですが……。


メーター取り外し写真
各メーターの配線を変えるので結構大きな作業になるのです。

エンジンルーム写真
エンジンルームからも作業をするのでクリアランスを良くするためにキャブを取り外します。

調整したセンターメーター写真
センターメーターに付属のリングに合わせてタコメーターのサイズも微調整しなければいけません。

センターメーター完成写真
その他、もろもろの作業の末に取り付け完了。収まりのいい粋(いき)なセンターメーターだと思いませんか!?

当時物パーツとの正しい付き合い方?
ライセンスランプ編

2017.07.26.wed

販売終了して17年も経つというのに、ミニのアフターパーツは充実したラインナップを誇ります。そんな状況の中で、あえて「当時物」にこだわるのは、オリジナルへの憧れだと受け取ってください。その当時物パーツのひとつで、ライセンスランプを取り付けているお客様がいらっしゃいます。長年の使用でライセンスランプのガスケット交換が必要となり持ち込まれたのですが、単純作業で済まないのが古い部品の愛おしいところです。

当時物のライセンスランプは希少なので、安い現行品に交換するという安易な考えは初めから捨てています。手間暇かけてオーバーホールのような作業をしないと長持ちさせられません。なので、サビで欠損したネジをワンオフで作り、溶接で取り付けて固定&研磨したり、ベース部分のサビ取りなどを施して綺麗に修復します。ガスケット自体は、単体で新品を取り寄せて交換します。このように手間をかけちゃうんです。

また、組み付ける前にネジの接合部分にグリスアップするとサビで固着するのを防げたりします。このような細かい仕事が、クルマと長く付き合うには必要になってくるんです。冒頭で述べた通りアフターパーツや補修部品が充実しているからと言って、現車の方は台数が限られております。そして当時物パーツに関しても同じことがいえるでしょう。クルマを大事に乗り、部品も直しながら使い続ける英国のクラフトマンシップも継承していきたいものです。


ライセンスランプ取り外し時の写真
ライセンスランプを取り外します。下方に千切れた古いガスケットが見えますね。

取り付けボルト加工写真
取り付けボルトもサビで取れたので加工。ヘッドのはみ出た分はランプに干渉するので削ります。

ライセンスランプのサビ写真
ライセンスランプのベース自体もサビがひどいので、ブラスト処理して防錆剤を塗布します。

ガスケット完成写真
ガスケットを新品に交換して完成。時間がかかった分、部品への愛着も増すことでしょう。

ラリーパーツでワンポイントメイクアップ
ヘッドライトにメガネをかけて

2017.07.17.mon

古いクルマだからこそ、いろんなスタイルのカスタムが楽しめるのがミニの良いところです。ラリー仕様も、普段使いでは必要ないパーツでも、ラリーの場では役立つものがあったりします。今回紹介するヘッドライトカバーも、確かに街乗りで役に立つシーンはないと思いますが、ラリーを走るためには必要となるクルマを保護するための部品となります。

当事モノでも何種類かのパーツが出てるんですが、今回バックヤードをほじくっていたら見つかったのが2種類あります。プラスチック製のクリアタイプとネットタイプ。クリアの方は、取り付けの際にバンドをビス留めするのでボディに穴あけ加工が必要です。ちなみにネットタイプの方は付属のクリップでランプリムと共締めできるので加工は要りません。

別名をストーンガードというように、砂利ハネ防止のガードです。機能的にはクリアの方が全面を覆っている分、頑強に保護されていると言えます。ただ、ボディに穴あけ加工が必要な点を考えると躊躇する気持ちもわかります。長く乗り続けるうちに「今はラリー仕様」と思っても、そのうちオリジナルコンディションに戻したくなるかもしれません。その点、選択肢があるというのがミニのカスタムの行き届いているところでしょうね。


クリアのストーンガード写真
クリアのストーンガードにはレザーのストラップが付き、ボディにビス留め加工が必要となります。

ネット形状のストーンガード写真
ネット形状のタイプはクリップが付属し、加工なしでランプリムに固定することができます。

‘96までのインジェクション車
ライトスイッチの不具合多し

2017.07.11.tue

関東はすっかり夏本番となってまいりました。これから連日暑い日が続くと思うとウンザリしてしまいますが、今を乗り切ればお盆休みとなります。愛車のミニとともに旅行の計画を立てて、暑い日々を乗り越えましょう。でも、せっかくの旅行計画もミニの調子が悪いと盛り上がりません。日頃のメンテナンスを怠らないことで、肝心なハレの日に楽しいミニとの思い出を作ることができるのです。

さて、最近よく当店で見かけるトラブルをご紹介しましょう。’96年式までのインジェクション車で多いのですが、ライトスイッチの接触不良トラブルが起こります。中を開けてみると焼けているように見えます。ヘッドライトが点かないと困るので部品交換となりますが、交換したからといって根本的な解決になっているのかが大事です。何度も同じトラブルが続発するようじゃ意味ないですから。

今回の場合は部品交換で解決できました。ただ、ミニというクルマの特質として「改造」を楽しむオーナーさんが大勢いらっしゃいます。それは楽しいクルマ趣味の一つだし、当方も嫌いじゃない方です。ただ、そういう改造の履歴が分からないで乗っていると、予想外のトラブルが起こることがあります。なので、クルマを買ったお店で面倒見てもらうのが正しい付き合い方なんだと思います。


ライトスイッチ写真
センターコンソールについているヘッドライトのスイッチです。

ライトスイッチの焼けている金具写真
右上の金具の付け根が溶けているように見えます。電力の負荷が集中したような焼け方ですね。

オシャレは足元から……
タイヤ&ホイール以外のアイテム

2017.07.04.tue

先日来のライフワークであるミニのラリー仕様。バックヤードを掘っていたら当時物の面白いパーツが出てきました。マッドフラップ。悪路走行する四駆などでは定番のアイテムですが、ラリー用のミニにも専用パーツが出ていたわけです。それくらい当時のラリーシーンにおいてミニが活躍していたかが分かります。もちろん当時は実用品として使われていたわけですが、クルマの外観をひと味違う雰囲気に変えられるスグレモノでもあります。

ちなみにマッドフラップは、取り付けの際に穴あけ加工が必要になります。ポン付けできそうに見えるのですが、意外と手間がかかるんですよね。こういうひと手間かかるパーツだからこそ、他者と差がつけられるということでもあります。それに、ラリー仕様にこだわるのならば押さえておきたいマストアイテムでもあります。どのようなシーンで走っていたか、そのためにはどのような仕様にしなければならなかったか……そういう検証が重要です。

ちなみにミニ純正のマッドフラップ(BMCのロゴ入り)は現在入手困難らしく、ここで紹介しているのもBritax製のものです。希少なパーツと聞くとなかなか使う気になれないので、このマッドフラップを型として使わなくなったフロアマットから切り出してリプロしちゃおうかなんてアイデアも思い浮かびます。あくまで思いつきなので注文しないでくださいね。逆に自作して取り付けたという人がいたら、ぜひ当店に見せに来てください。


マッドフラップ写真
Britaxのマッドフラップ、デッドストックです。

しつこい汚れにはケミカル剤
クーリングシステムクリーナー

2017.06.26.mon

ずっと当店で車検や定期点検をしてくれているお客さんだと、クルマの状態を把握できるのでメンテナンスがやりやすいのです。前の車検の時に「ラジエターの中が汚れてそうだ」と伝えてあると、次の車検の時は「今回はちゃんと見るよ」と言いやすいのです。いっぺんに全部直すと時間も金額もかかるし、それで全ての症状が解消しないことがあるので、予算と相談して段階的にやるのが古いクルマと長く付き合うコツでしょう。

そんな「ラジエターの中が汚れてそう」なクルマが入庫したので、今回はしっかり見させてもらいました。すると思った通りというか、ラジエターキャップを開けた段階でクーラント液が茶色くなっております。ラジエター内部の洗浄で済めばいいのですが、腐食して穴が開いたりしたら部品交換も考えられると伝えておきました。とはいえ何度か水洗いしてみると、10回戦目でやっと汚れた水が出なくなったんですが……。

これだけ汚れているということは、まだ隠れた汚れがあると考え、WYNN’Sのクーリングシステムクリーナーを投入しました。これが、洗浄した後とは思えない汚れが取れました。ちょっと高いけど、使う方としては効き目が実感できたので良いんじゃないでしょうか。古いクルマと長く付き合うためにはメンテナンスが重要ですが、そのためのアイテムは揃っているので、専門店と相談しながら楽しんで愛車を可愛がってください。


ラジエターの中写真
前回車検時の懸案だったラジエターキャップを開けると……汚れてますねぇ。

ラジエターを洗浄して汚れた水写真
水洗いで洗浄すること10回、写真はまだ3回目くらいでしょうか。

ラジエタークリーナー写真
ラジエター洗浄の強い味方、右が今回使用したクリーナーで左はリキモリ社のラジエタークリーナーです。

当時モノで揃えるなら
古い消火器も雰囲気あり

2017.06.19.mon

関東地方は梅雨に突入したはずですが、はっきりしない天気というか……まあ梅雨というのはそういうものでしたね。雨が降ると運転するのも億劫ですが、いきなりカンカン照りに晴れても暑くて出るのが億劫になります。早く体が夏に慣れて、窓を全開にして高原をドライブなんて晴れやかな気分になれば楽しくなります。その時のために、ミニをガレージで眠らせずにメンテナンスしましょうね。

今回も(笑)仕事してないわけじゃないのですが、ラリー用のパーツでネタ探しをしていたら次々と出てくるので紹介します。BMCミニの当時モノ車載消火器なんですが、ポンプ式のクラシックなスタイルなんです。親の世代ならDDTを噴射されている姿を想像するところでしょうか。もちろん、中に薬剤を入れれば現在でも使用可能ですが、エアゾール式の消火器のような効果は期待できません。

この辺は保安基準もあることなので、あくまでルックス重視のインテリアとして置いておくだけになります。それでも充分存在感があるし、当時の雰囲気を演出する効果はバッチリだと思います。あくまで当時のパーツを揃えることで「あの頃」を疑似体験するのが楽しいのです。そのためにはトコトンなりきって、一点の曇りもない仕様に仕上げないと冷めてしまうというのもマニアの心理ですね。


BMC MINI DESMOの車載消火器写真
BMC MINI DESMOの車載消火器。ボディの刻印がアンティークっぽくて素敵です。

ポンプ部分写真
ポンプですから、ここをピストン運動させてシュッシュと噴射するわけです。

ステッカーにもバリエーションあり
BMCロゼッタマーク

2017.06.09.fri

ステッカーはクルマ趣味のみならず、物に興味のあるオトコノコなら誰でも惹かれるものがあります。ロゴをプリントしただけなんですが、貼りかたによってセンスが問われるものです。学生時代にカバンにステッカーを貼った経験のある人なら分かるはずです。ただ、ありったけをベタベタと貼れば雰囲気が出るというものじゃないということを。おしゃれな人は、ステッカーの貼りかたひとつ取ってもキラリと光るセンスを感じさせたものです。

ここ最近取り上げているラリー車のパーツ群ですが、ラリー車には「BMC」のロゼッタマークを貼るのが雰囲気です。当時のラリーでの写真などを参考に、的確な場所に間違いなく貼りたいものです。学生時代のカバンのように何度も貼り直さず、当時の雰囲気を再現するために全身全霊を込めてステッカー貼りに臨んでほしいものです。大げさに言ってるようですが、実際このBMCのステッカーは意外と高価なので自信がない方はショップに任せた方が良いと思います。

このロゼッタマークのタイプは、年代によってかは定かではありませんが、いくつかのパターンがあります。リボンの部分に影を模した3Dタイプが今回紹介しているものです。もっと古いタイプだと影がなかったような気もしますが、実物が手元にないので確認できません。たかがステッカーとはいえ、エクステリアの視覚効果としては大きな部分を占めるので、ラリー車をクールに再現するためにも丁寧に貼ることをお勧めいたします。


BMCのステッカー写真
左は内側から貼るタイプ、右が外に貼るタイプです。リボンに影のあるバージョンですね。

ラリー車の知恵を拝借
パーツの流用はアイデア次第

2017.06.01.thu

もうすぐ梅雨ですが、梅雨に入る前に暑さでバテてしまいそうです。クラシック・ミニのオーナーさんにはクーラーレスの方も多いので、暑さも梅雨の雨もツラい季節ではありますが……。晴れた日に窓を全開にして、吹き抜ける風を感じながら走るのは気持ちのいいものです。そのためにも日頃の愛車のメンテナンス、ドレスアップ、チューニングなど、趣味に応じて準備しておいてください。

今回はインテリアのドレスアップと言いますか、ラリー時代のミニによく見られる仕事をご紹介します。室内灯としてナンバー灯を流用するのです。これは、計器類がたくさん付いたラリー仕様ならではで、要するに計器の数字が夜間になると見えないんですよね。それなので、追加のライトとしてナンバー灯がサイズ的にも適していたということでしょう。

取り付ける位置は各種メーターの近くや、その他の照らしたい位置にセットします。このような現場合わせのアイデアは、クルマ好きのバックヤードでは日々考えられていることでしょう。ラリー仕様を製作する人には、室内灯にはナンバー灯を流用するというアイデアが当時のセンスでしょう。それと、ゼッケンサークルを照らすスポットライトにも使われていたようです。というわけで、ラリー仕様のマイブームは継続中です(笑)。


LUCAS製のナンバー灯写真
LUCAS製のナンバー灯。ラリー仕様の室内灯ならこいつで決まり!?

ちょっとしたこだわり
テープライターにも歴史あり?

2017.05.22.mon

昔はどこでも当たり前のようにあったのに、いつの間にか入手できなくなっているものがあります。かつて、テープライターといえば「ダイモ」と相場は決まっていました。アルファベッドと数字がダイヤル式になっていて、差し込んだテープに打ち込んで印字できる道具です。これは主に、オイル交換などの時期を記入してクルマに貼ったり、古いクルマのスイッチ類を識別するためにそれぞれ貼ったりしていました。

それが、ある時期から新しいリボンが手に入らなくなり、仕方なくデジタル版のテープライターを手に入れました。ちょっと書体と文字の大きさが変わるんですが、まあ普段使うのには問題ありません。そう思ってしばらく忘れていたのですが、どうやらダイモのテープがネットで手に入るとの同業者情報から探してみると、替えのリボンが、しかも9mmと12mmのふたつの設定があるという嬉しい情報を得られ、早速購入しました。

ちなみにダイモの本体自体は、替えのリボンが手に入らないと聞いたときに処分していました。なので本体も手に入れました。これは、先日からここで話題に出ているラリー仕様を作る際に使おうと思っています。ラシー車の内装にはいろんなスイッチが付いているので、識別のためにテープを貼っています。その書体を当時の雰囲気に合わせるにはダイモの書体がいいと思ったんです。しかも本国仕様の12mmリボンが手に入るなんて、言うことなしですよ。


DYMO(ダイモ)テープライター写真
これがDYMO(ダイモ)テープライターの本体と専用のリボン(幅は2種類)です。

印字したテープ写真
実際に当社のラリー仕様に付いてるテープ(グレー)とダイモで印字したテープ(緑)、ダイモの方が書体が大きいですね。

歴史も感じるインテリア
ストップウォッチ考

2017.05.15.mon

ミニのインテリアでも、特に強いこだわりがでる部分が計器類だと思います。各種メーターが整然と並ぶインテリアは、男の憧れが詰まったコクピットです。しかも、ひとつひとつの計器にはちゃんと意味があり、それを使いこなしているという実感も大人の優越感でしょうか。そんな計器の中でも、今回はラリー仕様には欠かせない「ストップウォッチ」を紹介したいと思います。

当方の手元にあるこちらのセットは、Minerva(ミネルヴァ)社製の30分計と60分計です。ラリーなどのレースにおける時間の区分が細かく刻まれていたので、その用途に合わせたストップウォッチを設定しました。現代仕様として、あくまで雰囲気を重視しつつ実用にも使えるようにしたいのならば、ひとつは普通の時計を選んだ方が絶対に良いとは思います。

このミネルヴァ社は19世紀半ばにスイスで創業した老舗の時計メーカーです。中でもストップウォッチ用のコイルが特許を取り、軍事用や冬季オリンピックなどでの正式採用で注目を集めたようです。ブランドヒストリーなども追ってそのパーツへの愛着を深めることで、さらに愛車への思い入れも強くなりますので、自分のお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。


ストップウォッチのセット写真
ストップウォッチのセット。ステーも2個留められるように作られています。

ビスで固定する方式のステー写真
ビスで固定する方式のステー。見た目よりもかっちり固定されています。

ラリー用パーツ探訪
優れものエルボーランプ

2017.05.06.sat

ラリー仕様をご所望のお客様に影響を受けて、先日来、ネットでラリー関連のパーツをチェックしまくっております。インテリアの計器や、その他の細かいパーツは古い資料に頼って「このパーツは何だろう?」などと想像を巡らせながら探したりします。ただ、参考にしている資料が「ラリー仕様にモディファイしたミニ」の場合は、当時物のパーツを現代に合わせてセッティングしている可能性もあります。

以前も述べましたが、ラリーでは運転するドライバーと、ナビゲートしたり室内の操作系全般を担当するコ・ドライバー(まあ助手席にいるアシスタントといったニュアンスでしょうか)がいました。インテリアパーツに関しては、コ・ドライバーが室内の操作をするので、助手席側についていたと考えられるパーツがあります。今回紹介する室内用のエルボーランプなんかも、そのようなパーツの一つだと思います。

なぜ室内灯(エルボーで稼働するタイプ)をコ・ドライバー側に付けるかというと、この室内灯の用途が「夜間などにマップを見るため」のものだからです。以前、お客様自作のマップホルダーを紹介した際も、実際の取り付け位置は助手席側になると述べたと思います。このように実際のラリーシーンではコ・ドライバーの領域だったものですが、現代の実用に合わせるならドライバーが操作できる位置にないと不便かもしれませんね。


室内用エルボーランプ写真
この室内用エルボーランプ、かなり物欲をそそる優れものなのです。

室内用エルボーランプ関節曲げ時写真
第一関節部分を折るとオン/オフになっており、第二関節で角度をさらに変えられます。

自分だけのアイデアで
キラリと輝く個性を演出

2017.04.28.fri

ミニの改造というと、Mk I 仕様であったりカフェレーサー風にしたりと、オーナーそれぞれの好みで仕上げることができます。もちろん、ある仕様にする場合「見本」となるイメージが先にあるとは思います。でも、そのイメージはあくまでも誰かの作ったものであり、自分の「趣味」はさらにそこから加味されると思います。そして、そこにはミニに乗っている者同士だからこそわかる「センス良いなぁ」という改造があると思います。

今回紹介する「LEYLAND」のネームプレートは20cmくらいの大きさがあり、ズッシリと重量感もあります。センターモチーフとして使うには重たいしバランスも悪いので、家の玄関扉などに打ち付けておけば雰囲気かもしれません(ただ、LEYLANDのネームプレートとマッチする家というのはかなりお高い注文住宅になりそうですが……)。このネームプレートをルーフキャリアのフロントに貼り付けて、ひと味違う雰囲気を出したいなぁ、と。

キャリアといったら「モンテカルロラリー」のロゴ入りのものが思い浮かびます。そこをあえて、このLEYLANDプレートを貼ることで「ワークスタイル」のような雰囲気を作ります。トラックのヘッドの上に会社名hが入っているのをよく見ます。あのイメージをミニに応用すると、かなり渋くて個性的なスタイルになるんじゃないでしょうか。このように、ミニの改造にもナナメ上の発想を取り入れることでブレイクスルーが起こりそうな気がします。



「LEYLAND」のネームプレート
このネームプレートは文鎮のように重量感があり、質実剛健な質感が頼もしく感じられます。


ラリー仕様への道
インテリアのアクセント、スイッチ類

2017.04.18.tue

先日来、お客様の影響で往年のラリー関係のパーツを見ると血が騒ぎます。当店の在庫にもラリー仕様に仕上げたミニはあるのですが、こちらは完全に作り込まれたコンプリートカーのようなもの。自分で仕上げたいという情熱がミニオーナーさんにはあるようです。その気持ちはよくわかるので、当方もついネットで当時ものパーツをポチッとしちゃうことがあります。そのひとつが、今回紹介する「ラリーマンスイッチ」です。

フォグ、スポット、ペアの切り替えスイッチです。ペアというのは両方同時点灯という意味ですね。このパーツをお客さんに説明している時に「PAIR」を「パイラ」と読んでしまったのは忘れてください(汗)。現代では、フォグやスポットランプを使う環境でのドライブというシーンは滅多にないかもしれません。ラリーという過酷な環境でのドライビングには、実用としてこのようなパーツが必要だったのでしょう。

このラリーマンスイッチは、当時の売られていた形態のままで手に入りました。箱の質感にも往年のクルマの部品という感じが漂います。カーマニアは必要な部品を呼び喪服待て買うクセがあります。使えなくなった時に困らないようにもうひとつないと不安なのです。それがさらに進むと予備の呼びも手に入れたくなります。なので、同じパーツとはいえ「ある時に買わなければ」と必死に集めるのがマニアの心情なのです。わかってください、そこの奥サマ。



WIPAC製ラリーマンスイッチ
WIPAC製ラリーマンスイッチ。外箱が配線の説明も兼ねている実用的なパッケージです。

箱の後ろのケーブル
箱の後ろはこんな感じ。ケーブルを巻いてあるゴムがイカの燻製みたいになってますね。


同じ趣味の人には優しい
ミニオーナー同士の交流

2017.04.10.mon

最近、ご自身のMk I を「ラリー仕様」に改造したいと熱心に研究中のお客様がいらっしゃいます。こちらでも手に入れられるものなら手伝おうと思い、リストアップしてもらいました。別のお客様で、すでにミニ1000をラリー仕様に仕上げ済みのオーナーさんがいらっしゃいます。その方がリストを見て、このパーツなら自分が作ったものがあると持ってきてくれました。それが今回紹介する「マップホルダー」です。

ラリー用のパーツでは、普段使いでは必要のないパーツがいくつかあります。このマップホルダーも、ラリーの際にコ・ドライバー(ナビゲーターの意)がコースレイアウトの地図を固定しておくためのホルダーです。このように特別なパーツのため、なかなか普通に流通しているものじゃないんですよね。で、ミニ1000のオーナー様は「ないなら作ろう」ということで、ラリー仕様にする際に手作りで仕上げそうです。

確か、ミニ1000にも同様のマップホルダーが取り付けられていたと記憶しています。流通してないパーツなので予備も含めて製作していたのでしょうか。溶接は使わずしっかりビス留めしてあり、塗装も縮み塗装(のように仕上がる缶スプレー)なので質実剛健な感じがあります。自分と同じラリー仕様を目指しているオーナーさんへのプレゼントということで、同じ趣味の先達からのエールであり長い改造へのスタートでもあります。



マップホルダー
マップホルダー。スマホのホルダーとしても流用できれば商品かも可能か……なんてね。

サイドのビス留め
サイドのビス留め。2箇所をしっかりと固定してあります。

縮み塗装風に仕上げた逸品
ビス留め箇所は計8箇所。その上から缶スプレーで縮み塗装風に仕上げた逸品です。


カワイイお尻もミニの魅力
テールレンズあれこれ

2017.04.04.tue

今年もすでに4月になりました。ここ数日天気が悪かったせいで桜の時期もずれ込んでいます。その分、今月中旬くらいまでは関東の桜は楽しめそうです。週末は是非、栃木県に遊びに来てください。

さて本題ですが、ミニのパーツの中で「テールレンズ」は象徴的な部品のひとつです。クラシックなMk I タイプや2色テールなどで、クルマの印象がガラッと変わります。テールレンズ自体はリプロ品で十分ですが、「LUCAS」のロゴが入っているかいないかでオリジナルと差が生まれます。オリジナルにこだわりたい人は多いと思いますが、市場在庫は極めて少なくなっております。

特に現状Mk I~Mk IIIに乗っている方は、付け替える際もオリジナルを取り付けたいことでしょう。この部品が在庫薄になっている要因として、取り付け時にネジを締め込みすぎて破損するケースが多いことが挙げられると思います。元々のファクトリーコンディションでは、テールレンズに使用するネジは、タップの切れ込みが途中までしか入ってないのでストッパー代わりになっていました。

それが、リペア部品が流通し始めた時点で全ネジに切り替わったようです。テールレンズはガスケットが厚いのでどこまでも締め込めてしまうんです。この点に注意して取り付けないと、せっかく苦労して手に入れたオリジナルのテールレンズにひび割れが入ってしまうことになります。オリジナルのネジが手にはいればいいんでしょうが、そちらの方がさらに希少な気がします。



オリジナルのMk I テール
こちらはオリジナルのMk I テール。小型の丸型レンズは可愛くて最もミニらしいですね。

Mk IIIに装着されている2色の角型テール
Mk IIIに装着されている2色の角型テール。可愛らしさよりもスマートな印象のテールです。

発売当時のテールに使用していたネジ
こちらが発売当時のテールに使用していたネジ。タップが途中までしか切られてません。


商売道具のメンテナンス
スチームのプランジャーヘッド交換

2017.03.24.fri

そろそろ花見の季節ですが、最近は暖かくなってきたと思ったらグッと冷えたりして、花の時期が読めない気候となっております。学校の卒業シーズンも過ぎて、これからどんどん春めいてくるところですが、ミニ乗りの皆さんもドライブに出たくなる時期ではないでしょうか。関東近郊にお住いの方は是非、日光観光のついてなどに当店にお立ち寄りください、と宣伝しておきます(笑)。

さて本題、長年クルマ屋稼業をしていると、店主とともに道具の方も使い古されていきます。自分のことは、気が付いた時に病院に行くなどしてメンテナンスできます。しかし道具の不具合は、こちらが何かしら対策を講じなければいけません。単純に修理を呼べば済みますが、ずっとひとりで店をやっている身としては、道具は同僚です。手をかけて直してやりたいと思うのが人情でしょう。

大事な道具のひとつにスチーム(高圧洗浄機)がありますが、30年使い込んできた間に何度か凍結による水漏れを起こしております。今回もそれで、プランジャーのヘッドを面研すれば治るかと思ったんですが、中の部品が使えなくなりそうなのでヘッドのみ交換することにしました。のちに確認したところASSY交換が可能で、その方が後の手間を考えたら良かったんですが(後の祭り)。



30年使い込んできたスチーム(高圧洗浄機)写真
当店の道具のメンテナンスなどという裏事情ネタですみません(汗)。


当時のスタイルを追求するための
粋なワンポイント

2017.03.17.fri

ミニのカスタムにはいろいろと定番がありますが、その中でも「ラリー仕様」というのは心躍るものがあります。ハードなドライビングを要求されるラリーという世界観が、男のコのハートを揺さぶるのでしょう。また、単純にモンテキャリアなどをつけるだけでパッと見的に雰囲気が変わる点も魅力があるとは思います。でも、こだわる人は細部を追求するので、国際識別記号プレートなども当時モノを求めるようです。

国際識別記号プレートとは、例えば英国なら「GB」であるように、国際間でどこの国のクルマかを認識するためのプレートです。現在よく見かけるミニのカスタムでは、ステッカータイプを使っている人が多いと思います。最近のモノはロゴの書体が違うんですよね。当時モノは丸みのある書体で、現在手に入りやすいものは角ばった書体のモノを採用しております。この辺も、こだわりたい人には気になるポイントでしょう。

今回取り寄せたのはプレートタイプですが、こちらはステッカータイプのような両面テープとは違ってボディにビス留めしなければいけません。取り付けにはある種の根性(笑)が必要になりますね。GとBの間に「AA」のロゴが入っています。日本でいうJAFのような自動車サービスの団体ですね。クラシックなミニのファンにはグリルバッヂが有名ですね。このような細部にもひと工夫あるアイテムがオールドファンには刺さるのですよ。



国際識別記号プレート
国際識別記号プレートは、国際間の交流があるヨーロッパならではの文化なのかもしれませんね。


当時モノにこだわるなら
ゆっくりじっくり探しましょう

2017.03.10.fri

最近、Mk I に当時モノのフォグランプを取り付けたくて探しているユーザーさんがおります。これが、いざ探してみると本物は全然ないのです。そこでリプロ品を探してみるんですが、当時のセンターモチーフが付いたタイプのリプロが出ていないらしく、どうもクラシックな質感が再現されていないのです。そこからフォグランプを探して長い迷路に入り込んでしまいました(汗)。

お客さんの中に、当時モノのフォグランプを在庫としていくつか保有している方がいて、そのひとつを修理で預かりました。フォグランプのソケットが紛失しているので、配線をハンダで直付けして補修しました。このように、ある所にはあるんですが、探している人の手には入らないと言う。当店の在庫車には取り付けてあるので、そちらを購入してもらえれば嬉しいのですが(笑)。

当店の在庫をほじくっていくつかフォグランプを見つけましたが、サイズが6インチなのです。当時モノは7インチサイズなので、ひと回り外径が小さいんです。ちなみに2タイプあったフォグは、ひとつがルーカスのスポットライトでレンズカットされていないタイプ。もうひとつはmossというメーカーの拡散フォグで、どちらもお気に召してはいただけなかったようです(泣)。



フォグランプ写真
左から、ルーカスのスポットライト、mossのフォグ(どちらも6インチ)、修理で預かった7インチフォグ(ルーカス)です。


飛び石によるフロントガラスの割れは
ガラスリペアキットで修復!

2017.03.02.thu

ミニ専門店と言いながら、いろんな車種がバックヤードに担ぎ込まれてきます。それはミニオーナーさんのセカンドカー(もしくはファーストカー)の場合もありますが、ミニに限らず、長いクルマ屋稼業での付き合いからいろんなお客様がいらっしゃるのです。いろんな車種を触ることでミニの整備にも生かされるし、幅広いカーライフを提案できるということもありますが、当方がクルマならなんでも触ってみたいということもありますかね……。

今回のケースではハイエースを例にとってみます。現場を走り回る仕事車なので、思いっきり使い倒しているクルマが多いようです。走る機会が増えると「飛び石」に当たるリスクも増えるわけで、そんなクルマが先日当店に運び込まれてきました。フロントガラスにビシッとヒビが入ってます。実寸で3センチほどのキズなので、普通なら直せないレベルだと思われます。でも一応モノは試しということで、ガラスリペアキットの登場です。

このキットは、ガラスの割れ目にレジン溶液を流し込み、真空引きにより焼き固めるという手法で穴を埋めるものです。穴の大きさからチョット厳しいかと思いましたが、目視ではわからない程度には補修できました。これなら問題ないでしょう。あまり飛び石でガラスを割ってしまうことはないとは思いますが、まさかの時はガラス交換だと手痛い出費になってしまいます。リペアキットも万能ではありませんが、小さいキズなら埋められるので便利ですね。



ガラスのキズ写真
このようなフロントガラスのきず、通常ならリペアキットじゃ修復できないんですけど……。

ガラスのキズ修正後写真
キズが見当たらない……、というより直した箇所をマーキングするのを忘れてました(汗)。

リペアキット写真
これがリペアキットなんですが、なんとなく医療道具みたいな見た目ですね。


Mk I 、フューエルポンプの故障
移設されたパーツを元に戻すの巻

2017.02.27.mon

ミニはいろんなシーンで楽しまれてきたクルマなので、乗ってるユーザーによって色々な使い方ができます。普段の足として使う方から、休日の趣味としてドライブに出かけたり、チューンナップしてレースシーンで活躍したり……用途はユーザーの自由です。そんなミニだから、中古で手に入れた際に独自のチューニングがされている時があります。かつての、顔も知らないオーナーさんの使い方を想像しながら乗り継いで行くのも一興かと思います。

先日入庫したミニも、おそらくかつてのオーナーさんの意向で改造されたと思われる箇所に故障が生じました。フューエルポンプの故障で、ポンプの位置もMk I の定位置とは違う場所に設置されていたんです。それに伴ってもろもろの配線も複雑化しており、それらを定位置に戻す作業も並行して行うことにしました。それと、以前から気になっていた「車内のガス臭」も改善していこうという修理プランで進めて行くことにしました。

まずはポンプを交換し、定位置に戻します。そしてタンクのエア抜きのホースをワンウェイバルブ化することで燃料臭さを解消しました。その他、ムダなボディアースもシンプル化し、ゴチャゴチャして見えたトランクルーム内をスッキリさせました。いろんなオーナーの手を渡り歩いたミニが、それぞれの場所で独自の修理、改造を繰り返してきたように見受けられます。この辺は「個性」とか「個体差」というよりは人為的な違いですねぇ。



新品のフューエルポンプ写真
フューエルポンプは故障していたので新品に交換して定位置に戻しました。

ワンウェイバルブ写真
ワンウェイバルブによりエアホースから燃料が逆流しないようにしました。

トランクルーム配線写真
トランクルームに配線がゴチャゴチャ、スッキリさせましょう。

整理された配線写真
ライセンスランプのアース線などをシンプルにし、ケーブルをトランクドア内に収めました。


足回りのリフレッシュ
予算に応じてコイルサスにも対応

2017.02.15.wed

ミニといえば、その特徴の一つがラバーコンです。ミニの走りの象徴といっても過言ではありません。独特の跳ねるような乗り味は、このアレックス=モールトン博士の「ゴムバネによるサスペンションシステム」という発想から生まれました。元々はコンパクト車のコスト削減策として用いられた手法です。でも、コイルサスペンションが主流となった現在においては、ラバーコーンよりもコイルの方が安価に手に入れられるという……。

先日入庫したミニはラバーコーンがヘタっており、完全に底突きしている状態でした。実はこの状態でも走っているミニは多く、このダイレクト感を「ミニの(ラバーコーンの)乗り味」だと本気で勘違いしている人もいるようです。それは誤解です。硬めのサスが「レーシー」というイメージがあるせいか、コンコンと路面状態の影響をダイレクトに受ける「死んだサスペンション」のミニに乗り続けているとクルマに悪い影響が出るので気をつけましょう。

さて、ヘタったラバーコーンを外しコイルスプリングに換装します。これに関しては、当方では熱烈にラバーコーンを推します。ただ予算に応じて、または乗り手の感覚に応じてコイルへのコンバージョンでも承ります。ちなみに部品代に関しては、かなりコイルの方がお手軽です。工賃は足回りの状態によって違うので(単純にサスペンション部品だけの交換に留まらない場合が多いので)、直接お店の方に電話ないし来店いただいてご相談ください。



クッション性を失ってしまったラバーコーン写真
すでにサスペンションとしてのクッション性を失ってしまったラバーコーン。

コイルに換装した写真
コイルに換装。以前みたミニでスプリングがセンターずれした車両がいたので注意しましょうね。

燃料抜き取り風景
ちなみにリア(左側)のショックを外す際は燃料タンクも外さなければいけません(泣)。


国産対応品が製造中止!?
ウインカーリレーあれこれ

2017.02.08.wed

生産中止になって17年目を迎えた今年も、ミニのパーツは在庫が豊富にあるようです。モノを長く愛用する英国の国民性があらわれているからでしょうか。それはありがたいことですが、中には国産の部品で対応した方が良いものもあります。当方も英国オリジナルにはこだわりたいと思っておりますが、電装品などは国産の方が優れていると言わなければいけません。

そんな部品の中でも「ウインカーリレー」は、ミニ対応の国産部品が製造中止になってしまったようです。もちろん輸入品は取れるのですが、先に述べた通り、やはりクオリティは国産部品の方が高いのです。市場在庫が手に入るうちにストックしておいた方が良いのか……。この手の部品は、通常ならトラブルが発生してから仕入れれば良い消耗品ですからねぇ。

ちなみに写真の通り、ウインカーリレーの形状にはいくつかパターンがあります。写真には写っていませんが、英国製のウインカーリレーは四角い形状となっています。そして2口と3口のモノがあります。Mk I には3口のモノを使います。Mk II ~ III には2口のものを使用しますが、気の利いた部品には2口のモノに別配線が付属し、3口にも対応できるようになっていたりします。



ウインカーリレーにも色々形があります。
ウインカーリレーにも色々形があります。左から2番目の部品には2つに分岐できる別ラインが付属します。


ミニのオイル漏れ
ケーススタディ

2017.01.31.tue

車検で入庫したミニ、ひと通り終わってオーナーさんに引き渡す段になって、地面に謎のオイル地味を発見すると悲しくなります。単純にドレンボルトの緩みであれば締めればいいんですが、そういう基本的な部分はすでに車検整備でチェック済みなのです。だから、それ以外の可能性を考えると「重整備の予感」にめまいを覚えるのでした。

今回は重整備に至らなかったケースですが、オイル漏れの可能性としてチェックしておくべき箇所として記しておきます。まず、先にあげたドレンボルト、これは基本ですね。オイルを抜くボルトですから、緩んでいれば当たり前のことながら漏れます。結局、今回のケースでは、漏れたオイルの導線を辿ってみて、怪しい部分を絞りました。

それでミッションケースとブロックを止めているボルトの部分からのオイル漏れを見つけました。オイルが飛び散っていたので分かりにくかったんですが、そこを増し締めして様子を見たら漏れが止まりました。エンジンの振動と熱により、設計上どうしてもボルトが緩む箇所ではあるので仕方ないのでしょう。オイル漏れがきになる方は確認してみてください。



ミニの下に怪しいシミ
ミニの下に怪しいシミ、オーナーさんなら誰でも見つけたことがあるはず?

ラジエター側
ラジエター側にもオイルの跡は見られたが、飛び散ったような雰囲気です。

ここが漏れの本命
ここが漏れの本命。ミッションケースとブロックを止めた部分です。


冬になると起こりやすいバッテリー不調
ちょっと変わった原因に四苦八苦の巻

2017.01.23.mon

冬場になると、数日クルマを動かさないでいるとエンジンのかかりが悪くなることがあります。バッテリーの不調によることが多いのですが、先日入庫した車両はちょっと状況が違うのでした。まだ交換するには早いバッテリーだったのですが、エンジンが全然かからないのです。一応バッテリー以外の可能性も検証しましたが、原因はバッテリーに絞られました。

どこからか漏電しているのは分かるのですが、その場所が特定できません。仕方ないのでラインをたどっていくと、ひとつ不明なケーブルが見つかりました。オーナーさんに確認して「もしかしてタコメーターとか壊れてない?」と聞くと「壊れている」とのことです。動かないタコメーターのケーブルから漏電していたのです。このラインを切って問題は解決しました。

タコメーターはインテリアの要として、壊れていても外さずに残しておきました。このタコメーターを直すということになればまた別の仕事となりますが、今回はバッテリーの不調のみです。しかし、社外品のタコメーターから漏電というのは、アフターマーケットでいろいろ自分好みに改造できるミニならではのトラブルかもしれません。初歩的な確認漏れとも言えますが……(汗)。



内装はいろんなパーツで「盛れる」楽しさ
このようにミニの内装はいろんなパーツで「盛れる」楽しさも魅力なのです。


内装をクラシックに仕上げるなら
細部にもこだわりを……ネジ編

2017.01.16.mon

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

ミニというと、パッと見の外観は大幅には変わってないので、知らない人から見ればみんな同じに見えるのかもしれません。ただ、このページを見てくれているような人は「ミニ好き」な方だと思うので、見た目の違いも、それによる仕様の違いもすぐに分かるでしょう。例えば、高年式のミニをMk I 仕様に仕上げるのも、クラシックな意匠への憧れを形にしているからでしょう。そんなクラシック仕様にするときの、オールドファンからのアドバイスだと思ってください。

内装でインパネやドアトリムを固定するネジですが、Mk I当時の本国ではおそらくプラスネジとマイナスネジが併用されていたと思われます。マイナスネジの方が歴史は古いですが、その頃はプラスが流通し始めていて、かなり浸透していたとは思います。でも、旧車の良さを「味」と捉えるなら、マイナスネジにして風味をさらに増すのも「粋」なカスタムと言えるんじゃないでしょうか。そう思って当方では、真鍮製(サビと腐食に強い)のマイナスネジを大量ストックしています。

マイナスからプラスにネジの形状が変わっていったのは、ドライバーで閉めるときのトルクの問題でしょう。プラスの方がより強く締められるので、かっちり固定できるわけです。当時の英国ではポジドライブという、プラスのネジにさらに小さな切れ込みを加えた形状のものが流通していました。こちらも旧いクルマにはよく使われているので、当時のライトウエイトスポーツが好きな当店にも大量にストックされています。ネジという細かい部品にもクルマの歴史を垣間見られるんですね。



シガーソケットステーを製作します。
ネジいろいろ。左から通常のプラスネジ、マイナスネジ、ポジドライブ、ポジドライブ用のドライバー。

穴を開けます。
ポジドライブいろいろ。細かい切れ込みにも噛むように専用ドライバーがあるんです。

ステーの形に曲げて溶接します。
マイナスネジのストックたち。真鍮製の30年もののネジですがサビも腐食もございません。

このミニにはこの位置に取り付けました。
当方で仕上げたマーコスの内装ももちろんマイナスネジ仕上げ。この渋さ、伝わるかなぁ。


人気のワンオフもの
シガーソケットステー

2017.01.10.tue

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

新年1発目のネタは、お客様から好評をいただいているシガーソケットステーをご紹介します。ご紹介といっても当店のオリジナル商品というわけではなく、シガーソケットを付けたいというお客様のご要望があればワンオフで作っている渾身の自作1点ものです。どうしても個体差やな愛想のカスタムの具合によって付ける位置などが変わるので、作り置きしても微調整がいるのでワンオフにしています。

最近ではUSBポートとしてマストな装備なので、しっかりしたステーがあったほうが内装の見栄えも良いと思います。スマホなどの充電用としてもないと困る人も多いでしょう。ステーの製作は、鉄板を切り出して曲げて溶接して塗装するだけ。何度も実績があるのでそれほど時間はかかりませんが、何せ通常業務の合間にやっているので即日渡しというわけにはいきません。

今年もこのように、ミニ好きの皆様に興味を持っていただけるようなネタを日々探しながら、定期的に更新していきたいと思いますのでよろしくお願いします!



シガーソケットステーを製作します。
シガーソケットステーを製作します。まずは鉄板に線を引いて切り出します。

穴を開けます。
展開図の形状に切り出して、穴を開けます。

ステーの形に曲げて溶接します。
ステーの形に曲げて溶接します。

このミニにはこの位置に取り付けました。
現車に合わせて塗装し、組み付けます。このミニにはこの位置に取り付けました。

このミニにはこの位置に取り付けました。
このミニにはこの位置に取り付けました。


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ミニクーパーファクトリー・バグパイプ 〒320-0065 栃木県宇都宮市駒生町1377-3 TEL&FAX:028-652-0064 E-mail:info@mini-bagpipe.com
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