top.gifmenu01.gifmenu01.gifmenu02.gifmenu02.gifmenu03.gifmenu03.gifmenu04.gifmenu04.gifmenu05.gifmenu05.gifmenu06.gifmenu06.gifmenu07.gifmenu07.gif

2016~2017年
年末年始の営業のお知らせ

2016.12.28.wed

もうすぐ本年も終わりですね。クルマ屋というものは年末になると忙しくなり、バタバタと慌ただしくしている間に年が明けているというのが例年のことです。そして今年も変わらないでしょう。一応、年末年始の休業日をお知らせいたします。

2016年12月30日(金)~2017年1月6日(金)

以上、年末年始の休業日とさせていただきます。それでは皆様、本年もお世話になりました。来年も元気に頑張っていきますので、一緒にクルマのある生活を楽しんでいきましょう。



スタッドレス交換
年内にスタッドレス交換希望の方はお早めにどうぞ。

ミニのストップランプ
スイッチの接触不良を補修

2016.12.26.mon

今までこの項で何回か述べてきたように、ミニは古いクルマだからっていう理由だけで放置されているトラブルが多いような気がします。設計の古いクルマだからといって、高年式は平成以降のクルマなので現代車です。それでも雰囲気としてはクラシックな英国の空気感を漂わせていて、そこが魅力でもあります。ただ、古いクルマの乗り味だと片付けて、不便なことを諦めて乗る必要はないと思うのです。ちゃんと直るので修理しましょうね。

そういう類のトラブルではありませんが、今回は「ストップランプが点いたり点かなかったり」という接触不良の案件です。これは何年に1回の交換とかじゃなくて、気が付いた時に直せばいい部品ですね。とはいえ今回のお客様は、当店で3年前に交換してあるので、当方としてもチョット「早いな」とは思いました。とりあえずストップランプのスイッチを調べてみると、点灯時に接点が軽くスパークしているように見えました。

部品をバラして見ると、単純な構造なので「直せそうだな」と思いました。接点の接触が甘いので、ちゃんと干渉するように角度を補正すればいいだけです。取り付けて見ると問題なし。部品交換することなく補修で済ませられました。この手の部品を3年で交換してたら「キリがない」という話なのでホッとひと安心です。でも、同じクルマでこういう細かい補修が連発するとウンザリしちゃうかもしれませんね。そればっかりは「個体差」としか言えない部分です。その個体差も愛おしくなるはずですので長く付き合ってくださいね。



ストップランプのスイッチ
今回の補修パーツはストップランプのスイッチです。新品でもそれほど高価な部品ではありません。

スイッチ本体をバラして見ると
スイッチ本体をバラして見ると、ブレーキを踏み込む時に接触する箇所の構造がわかりました。

ちゃんと接触する角度に補正しました。
その接点の角度が悪かったので、ちゃんと接触する角度に補正しました。チョット後ピンですが(汗)。


早めの履き替えをオススメ
……とはいえ早すぎた初雪

2016.12.16.fri

雪国の人には慣れたモノなんでしょうが、関東でも都心に近い地域の方は「雪」の準備をする習慣が身についていないようです。当店のある宇都宮は北関東なので、比較的雪の降る地域にございます。ですので、12月ともなれば「スタッドレスに履き替えるべ~や」という声がそこかしこで聞こえてきます。ですが今年は都心でも記録的に早い初雪で、11月24日に降るという異常事態(?)となりました。

その前日にミニのお客さんがやってきて「スタッドレスに交換してください」と言われました。当然タイヤは準備してあるのですが、ストックヤードに置いてあったのでその場では交換できなかったのです。なので、代車に装着していたスタッドレスを「代タイヤ」として取り付けました。ずいぶん早いタイヤ交換だなと思って聞いたら「明日降るんですよ、予報出てました」とのこと。その予報通りに降りましたね。

毎年のように「異常気象」と言われる昨今の日本ですから、これまで以上に「備えあれば憂いなし」という状況じゃないでしょうか。スタッドレスタイヤに履き替えることで心にゆとりができます。年末にかけて忙しくなっていきますが、年を越す前に替えておけば年末年始に急なクルマの出動があった際も天気を気にせずに外出できます。時間ができたらお近くのカーショップなどでぜひタイヤの交換を済ませてはいかがでしょう。



素敵なデザインのパンツ
スタッドレスタイヤ、初雪が早すぎて用意が少し遅れちゃいましたが準備完了です!

ソックス
代タイヤとの交換完了。これで急な雪も怖くないですね!

ソックス
オークションでゲットしたクーパー純正アルミ(1000円/1本ですって!?)にスタッドレスを装着。


英国ライトウエイトスポーツの雄
憧れのロータス・ヨーロッパ~その2~

2016.12.08.thu

最前からよくここでも語らせていただいている通り、当方はスナップオン信者と言っても過言ではありません。修行時代からコツコツ揃えた工具は愛着だけじゃなく、商売道具として長年付き合ってきた相棒なのです。その工具を一式揃えた後は、帽子やシャツなどのアパレル系も集まってきてしまいました。もう「パンツ以外はほとんどスナップオン」という状態だったんですが。

つい先日、とうとうパンツもラインナップに加わったようです。これで当方は全身スナップオンに包まれて仕事することができるようになりました。少し前にソックスも、知り合いからの海外の土産として手に入れております。もはや、ひとつたりともスナップオン以外の衣類を身につけない「純粋なスナップオン人間」に生まれ変わってしまいました(笑)。

マニアの心理としては「使う用と飾る用」じゃないですけれど、パンツも3色手に入れておきました。いわゆる「勝負パンツ」ではないですけど、この記事を見て「今日はスナップオン履いてるんですか?」と聞かれても動じないよう準備はしていたいものです。いや、真に受けて聞かないでくださいね(笑)。ただ、お気に入りのモノに囲まれて暮らすのは何よりの幸せです。



素敵なデザインのパンツ
素敵なデザインのパンツ、モデルが誰なのかは伏せておきます。

ソックス
ソックスは海外で購入してもらったもの。細部にこだわるのがマニアです。


英国ライトウエイトスポーツの雄
憧れのロータス・ヨーロッパ~その2~

2016.11.30.thu

前回もご紹介したロータス・ヨーロッパS2タイプ54ですが、もう少し詳細を伝えさせてください。ディティールにこそ魂が宿るのがプロダクトです。そんな言葉を聞いたような気がします。その細部ですが、いくつか他社品の流用が見られるのがロータス車の特徴でもあります。中でもウインカーは当時のカローラに使われていたものが正式採用されたものなのです。

フロントウインカーなので、見る人が見れば「これカローラと一緒じゃん」とわかるかと思います(ちなみにリアはルーカス製でアルファロメオのものだったような……)。このように使える部品は他社製品であっても取り入れるのです。エンジンもルノーのR16という型式のエンジンだし、そういう面では柔軟な発想があるように思われます。

この車両についている部品はすべて当時モノです。ホイールナットにピッチも「98mm」という60年代のレーシングカーでは主流だったもので、ロータス7やジネッタなんかも同様ですね。当時のレースシーンの意匠を今に残す希少なヨーロッパ、これがバックヤードにいてくれるだけで熱が上がる気がしますが、車検が済んでオーナーの元に帰って行きました(涙)。



ボンネットのエンブレム
ボンネットのエンブレム、シンプルかつ伝統を感じさせるデザイン。

フロントウインカー
フロントウインカーはトヨタ・カローラ純正(小糸製作所)のものを採用。

リアはルーカス製
リアはルーカス製です。

ホイールナット
ホイールナットのピッチ98というのは当時の英国製レーシングカーの主流なのです。


英国ライトウエイトスポーツの雄
憧れのロータス・ヨーロッパ~その1~

2016.11.24.tue

当店はミニクーパーファクトリーと掲げてはおりますが、店主の脳内では「ミニ&英国ライトウエイトスポーツ」を扱う店として勝手に解釈しております。なので、そのラインのクルマは大歓迎だし、お客さまにも多数の(ライトウエイト系の)オーナーさんがいらっしゃいます。その中でも今回は「ロータス・ヨーロッパ」が車検で入庫したのでご紹介したいと思います。

このヨーロッパは68年式のS2タイプ54という希少なクルマなのです。シリーズ2ではフロントのエンブレム脇にコブのようなウインカーがあるんですが、こちらはバンパー下部に設置されています。シリーズ1との共通部品も多いのですが、変更になっている点も多数あります。この年式にして快適仕様なので、ドアはパワーウインドーになっているんですよね。

また、ドアはプッシュボタン式なんですが、クオーターパネルに手を入れられるリセス(すき間)があるのが気が利いています。このクルマは当時数少ないディーラー車です。オーナーさんは長いこと大事に乗り続けていらしゃるわけですね。見た目は個性的でも、当時のレースシーンからフィードバックされた技術が詰まった車両だけに乗りやすくて良いクルマなのです。



ロータス・ヨーロッパ
車検のために預かっているロータス・ヨーロッパです、当方の私物ではありません(笑)。

リアから
リアから。バックが見づらいかと思うかもしれませんが後方の視認性はそれほど悪くないのですよ。

リアエンジン
リアエンジンです。ルノーR16エンジンを使用しているので型式は「R16」なのです。

インパネに色々シールを貼ってある
インパネに色々シールを貼ってあるのは車検の検査員が何のスイッチか分かるようするためです。


リペアもいいけど
新品交換もしなくちゃね!

2016.11.14.mon

英国のビルダー精神を尊敬しているので、モノを「使い続ける」ことを信条としています。ですから安易に部品交換するんじゃなくて、使える部品はリペアすることが多いのですが。とはいえ消耗品や安いパーツは新品交換するのが当然です。古いクルマに長く、お金をかけずに乗り続けるには「使うところには使う」ことが大事だと思います。

ラジエターキャップ。なんてことない部品だと思うかもしれませんが、これは単に冷却水を密閉するためのフタというだけではない役割があります。ラジエターキャップは、エンジンを冷やすためにラジエーター内の圧力を調整する役割もあるのです。そこが劣化してしまったら、冷却水の温度が上がりオーバーヒートを起こす危険もあるのです。

この部品は高額なものではありません。ですが、オーバーヒートなんてことになったら諸々問題が大きくなってしまいます。それなら気付いた時に交換しましょう。交換時期には諸説ありますが、古いクルマなので「一度も交換してないな」と思ったなら替えてみてはいかがでしょうか。その際はちゃんとプロに任せるか、手順を確認して(水温が下がっているかなど)安全に交換してください。



パッキンが割れてます。
パッキンが割れてます。交換しちゃいましょう。

交換の際はしっかり水温が下がってるのを確認しましょう。
新品です。交換の際はしっかり水温が下がってるのを確認しましょう。

ラジエターキャップ
ラジエターキャップを交換する丈でエンジンルームがリフレッシュします(個人の感想です)。


ツールマニアの憂鬱
20年ぶりに登場したタップダイス

2016.11.7.mon

私、体の中で石を作る男でございます。先日もボディリペアのために工場に入庫していました。人間のメンテナンスはクルマのようにはいかず、部品交換や補修はきかないということでした。つまり安静にしているのみ。「すい石」という膵臓に石ができる症状が出て、先月後半はピットインしておりました。不在の間はみなさま、ご迷惑をおかけいたしました。

なので新しいネタはあまりないのですが、前回のハブベアリング補修の関連ネタを上げます。もろもろ足回りの補修交換も終わったので、仕上げにネジ山のタップを切り直しておきました。ガタついたベアリングによる熱変形でネジ山が変形している可能性もありますので……。そこでわがスナップオンのタップダイスが登場、20年前に購入して以来はじめて使うかもしれません。

タップを切り直してリフレッシュした足回りに生まれ変わりました。私もすい石の痛みから解放されて、現在リフレッシュして「慣らし運転」の日々です。入院前は食事も食べられず、体調もすぐれず、気分はサイアクでした。こうして退院してみると、まだ完全復活とはいきませんが「以前より健康になったような……」錯覚に陥っております。健康って大事ですね(笑)!



タップの切り直し
タップの切り直し、このツールのこのサイズを使うのははじめてでした。

スナップオンのタップダイス
これがスナップオンのタップダイス。20年前に購入したものです。


ベアリングの破損と交換・その3
交換した部品をもろもろ再利用してみる

2016.10.28.fri

今回もハブベアリングの損傷と交換の作業について……の続きです。ベアリング破損の影響により周辺の部品にも被害が及び、それによる性能の低下も出てくるので早めの対策が必要だと述べてきました。今回のケースは、前の車検で「傷んでいる」と事前に分かっていたので、お客様にも「次回の車検では必ず」という準備ができました。クルマの現状を理解しながら乗ることも大事だと思います。

そして交換作業に入るワケですが、この作業が結構チカラ技なのです。ドライブシャフトに焼き付いて、ベアリングが外せない状態になっています。この場合は当店のいろんな治具や工具を駆使して外すワケですが、この取り外した不要な部品も「治具」として生まれ変わるのです。今後も同様の交換修理のケースがあるので、固着したカラーを外す際にひと回り削ってサイズダウンさせて使うのです。

以上でベアリングの破損と交換作業は終了ですが、クルマの個体差によっていろんなケースがあります。その個体差は、丁寧にメンテナンスしてノーマルに戻せる部分もあるし、愛すべき個性として残したい人もいるでしょう。クルマの個体差も、乗る人の個性もあり、それらが上手く重なり合って素敵なカーライフをおくれることを願います……なんて綺麗にまとめてみました(笑)。



ドライブシャフトに焼き付いたベアリング
ドライブシャフトに焼き付いたベアリング。これがなかなか抜けないんですよね(汗)。

今回の交換で取り外した部品
今回の交換で取り外した部品。クルマの部品としては使えないけど、治具として生まれ変わります。

治具として生まれ変わった姿
かつての交換部品が治具として生まれ変わった姿です。


ベアリングの破損と交換・その1
足元の異音に気づいたら

2016.10.11.tue

どんなクルマでも心配になるのは、運転中に「異音」が聞こえた時でしょう。原因不明の音は不安に気持ちにさせます。なるべく早めに専門店に持ち込んで対処したいところです。古いクルマでももちろん異音がしたら早めの対処が最良なんですが、古いから「音がしても仕方ない」と思っている方もいるのかもしれません。異音はクルマからの「直してくれ」のサインだと思って対処しましょう。

運転中に足回りから異音を感じるのであればハブベアリングの破損を疑います。当店で車検時に足回りのオーバーホールを徹底しているのは、ここの状態を常に確認したいからです。ベアリングがすり減ったまま放置していると、その周辺が連鎖的に壊れます。修理箇所が広がり、いつまで経っても「入院中」のミニを見かけます。まあ、一度は徹底的に直した方が良いことは間違いありませんが。

前回の車検でベアリング交換をすすめたお客様が、その際には他の修理箇所もあるので次に持ち越したいとのことでした。その2年後に再び車検で入庫していただいた際に、今回は「ベアリング交換しますよ」と念を押させていただきました。被害が周辺に及ぶ前に対処すれば、古いクルマでも長く乗り続けられるのですから。そこで後輪片方、前輪両側の計3箇所をベアリング交換致しました。その顛末は次回以降、詳細にお送りいたします。(続く)


10_02.JPG
まずはリアから。すり減ったベアリングでガタガタし、圧着不足で異音がします。摩擦熱でグリスが焼けて真っ黒ですね。


オルタネーター&ベルトの交換
細部の劣化をチェックしよう~その2~

2016.10.3.mon

前回に続いてオルタネーター交換のミニの詳細となります。この際はファンベルトの交換もしたんですが、そこで見つかったのがテンションベアリング取り付けボルトのクラックです。ベルトにテンションをかけるために強く締めないと不安な箇所なんですが、オーバートルクにより裂けてしまったみたいです。

工作機で細工しようかとも思いましたが、純正部品が手に入ったので普通に交換しました。未だに部品が安定供給されている点にミニの根強い人気を感じます。この部品交換も車検と合わせることで工賃をまとめることが出来たので、後で不具合が見つかった際に都度修理するよりはお得だと思います。

クルマの維持費が増えると「手のかからない国産車」に移行してしまうかもしれません。せっかく大好きなミニに乗っているのに、下りてしまうのはとても悲しいことです。だから、なるべくお金がかからない方法(部品の自作など)で模索して、純正部品が安ければ交換するなど、負担がかからない修理を考えて提案します。


09_04_06.JPG
写真の真ん中あたり、ドライバーで示した箇所がボルトのクラックです。



09_04_07.JPG
取り外してみました。



09_04_08.JPG
左のゴールドの部品が新品のテンションベアリング取り付けボルトです。

オルタネーター&ベルトの交換
細部の劣化をチェックしよう~その1~

2016.9.28.wed

ミニのメンテナンスでユーザーさんが音を上げてしまうポイントに「次々と不具合が起こる」という話を聞きます。1箇所壊れはじめたら、それに関連する部位にも立て続けに不具合が起こるという連鎖反応です。現状ディーラーがない外国車なので、メンテナンスが行き届いてなかった時期があるんでしょう。

どんなクルマでも、なるべくサイフに優しいメンテナンスで助けたいとは思っています。先日、車検でオルタネーターを交換したお客さまのミニは、ラジエターの取り付けステーにガタが来ていました。ボルトの取り付け部分にあるゴムパッキンの劣化でガタガタになっており、振動で他のパーツにも負荷がかかる状態でした。

パッキン自体はスリーブ状になっているので外れはしませんが、割れて縮んでスッカスカの状態です。コレは交換しましょう。高い部品ではないので気付いた時に同時交換しておけば同じ作業工賃内で納められます。当店では、車検整備の際になるべく念入りにメンテナンスして不具合箇所の補修をさせてもらうようにしてます。


09_04_01.jpg
オルタネーターの交換。見て分かるように下が新品です。


09_04_02.jpg
ファンベルトも交換します。


09_04_03.jpg
これがラジエター取り付けステーです。両端のゴムパッキンが劣化してますね。


09_04_04.jpg
新品のゴムパッキンです。


09_04_05.jpg
ゴムパッキンを交換した取り付けステー。これでガタは軽減されるでしょう。


マフラーのチョイスあれこれ
アフターパーツの購入について

2016.9.20.tue

前回に引き続きマフラーネタです。お客さまは別の方ですが、前回と同様にタイコとのつなぎ目が剥離してしまった状態のミニです。この症状の主な原因をサビと考えて「錆びないマフラー」というオーダーから社外品のステンレスマフラーをチョイスしました。目安ですが、このマフラーで純正品の1.5倍程度の価格でしょう。

前回のように純正にこだわるのも悪くないのですが、社外のマフラーは新設計で使い勝手としても向上している場合が多いです。今回のステンレスマフラーの場合は、純正マフラーとステーの付く位置を変えているんです。それは、力を分散させてタイコとのつなぎ目に金属疲労が集中しないようにしてあるんだと思います。

アフターパーツに関しては他のクルマとは段違いに点数の多いミニです。ジックリ探せば自分の要望にかなり近い理想的なモノが見つかると思います。現代ではネットを使ってご自分で簡単に検索できるし購入もラクラクです。ただ、その際は保証が付かない(特に個人売買の場合)ことが多いと覚悟してください。

当店で正規ルート(いわゆる部品屋さん)のパーツを取り付ける際は保証が付くので、欠品や不具合には部品交換などの対応が出来ます。でも保証がない場合、欠品は追加注文しなくちゃいけませんし、不具合の補修はお客さま負担となりますのでご注意ください。パーツ持ち込みでも取り付けますが、その点はご理解ください。



09_03_01.jpg
前回と同じ部分が折れています。


09_03_02.JPG
取り付け位置はこんな状態です。落ちないように紐で吊ってますね。


09_03_03.JPG
今回は社外品のステンレスマフラー。排気温度センサーも初めから付いてます。


09_03_04.JPG
2枚目の写真と比べれば分かるように、ステーの位置が変わり安定感も増します。


純正マフラーの交換
ワンオフ排気温度センサー加工付き

2016.9.12.mon

車検場で聞いた話では「ミニのマフラーはだいたい社外品だよね」ということでしたが、純正品も普通に適正価格で手に入ります。強化対策してある社外品も多数流通していますが、今回は純正にこだわったオーナーさんの例として。タイコとのつなぎ目が金属疲労とサビで劣化し、剥離脱落してしまったマフラーを交換します。

元々の純正マフラーには真ちゅう製の排気温度センサーが付いてましたが、今回取り寄せた純正マフラーの場合オプションになるようでした。取り寄せても良かったし、装着済みのマフラーを探しても良かったのですが、もともと付いていた純正の真ちゅう製センサーの方が「モノが良さそう」だったので移植することにします。

この手の工作は当方の得意とするところではありますが、この辺りはちゃんとオーナーさんの確認を取って進めているので悪しからず。マフラーからセンサーだけを切り取って、新品のマフラーに穴を空けて溶接します。このような「ひと仕事」が施されているクルマというだけで愛着が湧いてくれれば良いのですが……どうでしょう?



09_02_01.jpg
旧マフラーはこのようにタイコとパイプが分離しちゃっている状態でした。


09_02_02.jpg
パーツ屋さんには純正のマフラーのストックがあるので安心してください。


09_02_03.jpg
下が旧マフラーで、排気温度センサーが付いています。


09_02_04.jpg
その部分だけを切って部品を取り外します。リユースですね。


09_02_05.jpg
周辺を切り取ってパーツだけの状態にしていきます。


09_02_06.jpg
一方コチラは新品のマフラー。取り付け箇所に穴あけ加工を施します。


09_02_07.jpg
溶接してセンサーを取り付け、コレをクルマに装着して完了です。


ストラットタワーの破損
ATミニのメンテナンス

2016.9.5.mon

現在、市場に流通しているミニは非常に少なくなってきています。ミニは比較的マニュアル車が好まれるタイプの車だとは思います。でも、流通台数が減ってくるとAT/MTを選んでいる場合じゃないということもあります。そんなATミニのお客さんが先日オーバーホールで入庫しました。ATオーバーホールの際、エンジンルームを覗くとストラットタワーにヒビが入っているのが確認できました。

ストラットタワーはサスペンションからの衝撃を受けるとともに、クルマの前後左右の揺れも吸収する部位となります。それに加えてAT車はMT車よりも重くなりますので、その荷重も加わります。このクルマに関してはラバーコーンがつぶれていたり、アッパーアームのグリスアップもやってなかったりで走行時の衝撃がダイレクトに伝わり、ヒビが入るに至ったと推測されます。

ATオーバーホールとともにラバーコーンも新品に交換し、足回りオーバーホールもしっかりやり直しました。ストラットタワーも下ろして、歪みなどを修正した上で溶接です。単純にラバーコーンが減っていたからストラットタワーまで損傷したとは言いません。それ以外にも多くの要素が重なって破損に至ったんだと思います。そのためにも基本的なメンテナンス(オイル交換とグリスアップ)は最低限徹底しておくことをお勧めします。そうやって不足のトラブルを防ぐことはできると思います。


09_01_01.jpg
写真中央部辺りにヒビが見られる黒いパーツがストラットタワーです。


09_01_02.jpg
取り外して補修します。


09_01_03.JPG
3D計測して歪みを修正しました。高い剛性を求められる部位なのでシビアに仕上げます。


09_01_04.JPG
溶接でしっかり破損部位を補修して完成。


ミニに長く乗ってもらうため
出費を抑えたサービスを提案

2016.8.25.thu

相変わらず残暑は厳しく、また台風にも見舞われて、夏の天気に左右されている毎日ですが皆さま元気にお過ごしですか? お盆休みでエネルギーをチャージできた人も、余計に疲れちゃったという人もいることでしょう。当方は休みなくピットで作業してましたが、決して儲かっているワケじゃありません。周りが休みの時じゃないと出来ないこともあるのですよ。

で、本題。休みに入る前に車検で入庫したミニですが、以前からドライブシャフトブーツの破損が気になっていました。「次の車検で交換しよう」ということで、このたび車検で入庫するまでは気をつけて乗ってもらってました。グリスが飛び散って面倒なことになるので……。ですが、都度部品を交換するよりも、車検時の足まわりオーバーホールで同時に直す方がお得だし総合的にクルマを管理しやすいのです。

ブーツなどのゴム製品はどうしても劣化が避けられません。消耗品なので必ず交換することになります。そうやって不具合箇所を潰していけば、調子の良いミニに仕上がるハズなんです。古いクルマと言っても乗りやすくて管理しやすいクルマでもあるので、クルマ趣味の人だけじゃなく、いろんな人に乗って欲しいですね。当店の在庫車にも乗りやすいミニありますので、栃木県内および近郊の方、いかがですか(ちょっと宣伝)。

08_04_01.jpg
ブーツがパックリ切れちゃってます。グリスも周りに飛んでますね。


08_04_02.JPG
新しい強化品のブーツに交換。取り付け方は2016.6.17のコラムで紹介した専用工具で行います。


ミニの足まわりの象徴
ラバーコーンの交換

2016.8.19.fri

ミニの跳ねるような独特の走りを支えるのがラバーコーンです。実物を見ると、こんなゴムの固まりがクルマのサスペンションに使われているのかと不思議に感じるでしょう。アレックス=モールトン博士が、超小型車であるミニに適したサスペンションとして開発したラバーコーン。ゴム製なので当然ですが、時間の経過による劣化は避けられないのです。

何度も紹介させていただきましたが、当店では車検時に足まわりのオーバーホールを徹底しております。そのタイミングで、その時々の不具合を同時に修正ないし補修できるので、結果的には細かくメンテナンスするよりは安価に収まっていると思われます。ラバーコーンの交換も、車検時の同時交換を依頼されることが多く、車検後は見違えるような走りを手に入れることが出来ます。

必ず経年劣化するラバーコーンですが、中にはヘタッたラバーコーンでの走りが「普通のミニの走り」と誤解している場合があります。ヘタッた、つまり経年劣化で潰れたラバーコーンは本来のサスペンションの役割を果たしてません。ゴムの伸縮による路面からの衝撃吸収という役割が果たせないのだから当然ですね。なのでゴツゴツした乗り心地が不愉快に感じたらラバーコーンを交換しましょう。

08_03.JPG
奥が5〜6年使用したラバーコーンで、手前が新品のAVON製ラバーコーンです。



ピットをキレイに保つ工夫
お掃除グッズにも遊びを!

2016.8.10.wed

残暑厳しいなか皆さまいかがお過ごしでしょうか。もうすこしでお盆休みとなるので、仕事の調整等でバタバタと慌ただしい日々を過ごされているのではないでしょうか。熱中症などに気をつけて、暑さに負けないよう張り切っていきましょう。とりあえず、気分転換のためにピットの掃除でもしてみましょう。そんな時にオススメの道具がこのプラスチック製のクリーナーです。

手動ですが、コロコロ転がすだけで右上の回転式クリーナーヘッドがゴミを集めてくれます。以前はスチール製を使ってましたが、今回は軽量化を図りプラスチック製の変更です。しかも、色をサーフブルーに合わせて、当社の97年式クーパー・ヘリテイジと並べて置いてみると、暑い夏に爽やかな一服の清涼剤……なんて気休めで猛暑を乗り切ろうというアイデアなんですが。

このように周辺のアイテムをミニと色合わせしてみたり、カタチの似たもので揃えてみると愛着も増します。自分のコダワリをツールに落とし込むことで、趣味性もさらに確立されていくことでしょう。実生活とは少し逸脱した世界観を持っていると生活に広がりが生まれます。それが趣味を持つことの豊かさだと思います。ミニを通じて豊かな世界を手に入れましょう

08_02.jpg
手押しのクリーナー。軽くて容量も大きく、そしてカワイイ……。



憧れのエリーゼ
観ているだけはツライの

2016.8.5.fri

当社はミニと英国ライトウェイトスポーツの専門店なので、たまにはミニ以外の車両も紹介しましょう。今回紹介するのは「ロータス・エリーゼ」……と言ってもコチラは当方の所有する車両ではございません。当社のお客さまの持ち物で、わけあって現在お預かりしている状態なのです。

このようなクルマを観てしまうと乗りたくなってしまうのが人情、ですがそこはグッと堪えております。当社のもうひとつの取り扱い車種である「英国ライトウェイトスポーツ」を代表する車両のひとつとしてラインナップに加えたいところですが。まあ「いつかはエリーゼ」ということで……。

クルマ好きにとってロードスタータイプのクルマは常に持っておきたい一台です。当社にもジネッタやマーコスなど、その筋の在庫がありますがエリーゼは別腹(?)です。現在、工場に入るたびにチラッと見えるので、なんとなく「所有欲」が満たされているような気がしないでもないという。



08_01_01.jpg
個性的なクルマがならぶ当社でさえも異彩を放つこのフォルム、欲しい。



08_01_02.jpg
ピットにいるだけで雰囲気をアゲてくれるステキなクルマです、欲しい。



新品の部品だからといって
新しいワケじゃないという話〜その2〜

2016.7.28.thu

さて、なかなか梅雨が明けなくてハッキリしない日々が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。前回に続いて部品に関する「よくある話」をさせて頂きたいと思います。先日、ネットで取り寄せたという新品の車高調キットを持ち込まれたんですが、どうも「あやしいな」と思いまして……。

普通ならこんなことはしないんですが、取り付けてから不具合が生じるのもイヤだし、このページのネタにでもなれば良いかな……なんて感覚で軽く分解してみたんです。そうしたらやっぱり、ボールジョイントのグリスが乾いて固着しちゃってました。これじゃ、取り付けてすぐに異音がします。

新品の部品に替えたばかりで不具合が生じたら、乗っている人にとっては悲しみを通り越して怒りが芽生えそうです。そんなことが度重なれば、せっかくの愛車・ミニを嫌いになってしまいそう。そんなことがないようにケアしたいモノです。この車高調キットは、もちろんグリスをたっぷり塗りこんで取り付けました。

単に経験上「前にもあったな」と思ったので先手を打っただけのことですが、長年倉庫で寝ていた部品にはこういうことがあります。ネットで手に入れた格安の部品が「おかしいな」と思ったら取り付ける前に確認してみることをオススメします。でも、本当はショップで注文して取り付けてもらえると尚良いんですが……。


07_05_01.JPG
部品に固着した古いグリスを剥離しました。


07_05_02.JPG
新品のグリスをこれでもかと盛り込んで組み付けます。


新品の部品だからって
新しいワケじゃないという話

2016.7.21.thu

ミニは古いクルマですが、設計がシンプルな分メンテナンスのポイントを抑えておけば長く安心して乗れます。当店でずっと面倒を見させてもらっているお客さまならクルマの素性も分かっているので、大きなトラブルもなく乗り続けられるようシッカリ整備しております。仮にトラブルが出たとしても、それは「あの部品がそろそろ交換時期なんだろうな」と推測することが出来るのです。

それでも時々、「あれ、何でこのタイミングで?」というトラブルが出ることがあります。先日は、1年前に取り替えたばかりのラジエターのドレンコックのガスケットがダメになっていました。どう見ても経年劣化によるヒビ割れなんですが、通常新品なら6〜7年はもつ部品です。このような部品は、使ってないから新品ではありますが、製造してからの時間経過がかなり経っていると思われます。

通常の部品であれば製造年月日はロット番号などで遡れるのですが、このガスケットは在庫がなかったので単体で部品屋さんからもらったんです。なのでロット番号とかも分からないし、返品交換もきかないので、当方で新品を都合して付け直しました。もちろん工賃や部品代も取れません。このケースはまれではありますが、個人売買で部品を仕入れたりする方は気をつけた方が良いかもしれません。


07_04.jpg
右が劣化したガスケットで左が新品。この劣化はかなり年数がいった状態のハズ。


突然ウインカーが動かなかったり
終いにはエンジンが止まっちゃったり

2016.7.13.wed

先日、お客さんから「朝になったら急にウインカーが動かなくて」と相談を受け、すぐお店にミニを持ってきてもらいました。ウインカーの挙動ならヒューズボックスの接触不良かなと思い、軽く触ってウインカーを動かしたら問題なく使えました。古いテレビの映りが悪くなって、箱の上を叩いたら見えるようになった……そんな時代のエピソードを思わせます。一応、念のため接点復活剤を塗布して接触不良を防止し、そのまま帰したんですが……。

今度は店から200mくらいの所で「エンジンがかからなくなっちゃった」というので救出に行こうと思ったら、一瞬エンジンがかかったので戻ってきてくれました。ウインカーだけじゃなく、エンジンにも影響があるということはメイン電源が接触不良なのかなと、もう一度ジックリとヒューズボックスを見て気づきました。よく見ると、管ヒューズの端が黒ずんでいます。経年劣化で切れたんでしょうが、奇跡的に細くつながっていたようです。

こうなってしまったらヒューズ交換です。新品のストックがあったので比べてみると、切れたヒューズの方が長くなってます。中のハンダが溶けて、盛り上がってしまったようですね。完全に切れたというより、この端の部分が剥離されているような状態なのでしょうか。とにかく大したトラブルじゃなくてひと安心です。ちなみにエンジンルーム内にヒューズボックスがあるのは'96年までのミニとなります。


07_03_01.jpg
ここがヒューズボックス。イチバン上がメイン電源で、ここが接触不良でした。


07_03_02.jpg
上が新品のヒューズで下が今回切れてしまったヒューズ、長さが違います。



07_03_03.jpg
切れたヒューズの端のカバーを取ると焦げてます。これじゃ通電しないわけです。



クルマいじり入門
ミニのオーディオ

2016.7.6.wed

クルマを自分好みにカスタマイズしたいという気持ちは、特にミニのオーナーさんには少なからずあると思います。改造というと専門店でしかできないと考えるでしょうし、確かに専門工具や知識がないと出来ないことが多いです。それでも自分で出来ることはトライしたいというDIY派は増えているんじゃないでしょうか。ネットで調べればやり方は載ってるし、部品の購入もネットで出来ますからね。

そんな中で、一般のユーザーさんでも比較的やりやすいことがオーディオの取り付けでしょうか。ACC(アクセサリー)電源、常時12V電源、スピーカー、アンテナと、4つの配線しかありません。これらを社外オーディオに接続するだけですからカンタンです。とは言え、音質にとことんこだわってミニを究極の視聴空間にしたいという方は、カーオーディオの専門店に行ってください(笑)。

オーディオを自分で取り付けられたら、クルマに対する気持ちも変わってくるんじゃないでしょうか。ある程度クルマに触れると思えれば、「自分で出来るメンテナンス項目はこなしてみようかな?」という気になるはずです。それは、ミニを長持ちさせることにもつながると思うし、大事に乗り続けることでさらに愛着も増すと思います。そんな感じのポジティブな連鎖を期待しております!


07_02.JPG
オーディオ取り付けからはじめて、ステップアップしてください。


'97以降のAT車にオススメ
ステディロッドブッシュの大型化

2016.7.1.fri

このページで何度もご紹介している通り、ミニのメンテナンスで多いのはゴム部品の交換です。ゴムで作っていると言うことは、メーカー的にも数年ごとに交換することを見越して組んである部分です。劣化であったり経年疲労で摩耗することがあらかじめ分かっている部分です。そういった部品の交換のタイミングは、長年付き合っているショップなら管理してあると思います。

今回もゴムブッシュですが、これはメンテナンスと言うより強化品の紹介です。車検で入ったミニのステディロッドブッシュを組み直した際に、どうもガタつきを感じたんです。そこで1mmオーバーサイズのブッシュで組んだらガタが抑えられ、ATの挙動に格段の違いが見られました。このような細かい組み直しでクルマの挙動が劇的に変わるというのがミニの楽しいところです。

ちなみにオーバーサイズのブッシュを組む際はかなりの力を要します。まあ人力で入れるワケじゃなく、プレスにかけるのですが。このように関節のクッションをキツキツにして若返らせるわけです。膝の半月板を傷めた人が再建手術をするようなものでしょうか。しかも、人間と違ってクルマはリハビリしなくても成果が出るんですから便利ですね。

06_04_01.JPG
ステディロッドブッシュ通常品、25.23mmです。


06_04_02.JPG
ステディロッドブッシュ強化品、26.25mm、約1mmオーバーサイズです。


06_04_03.JPG
このように小さな改良でも、小さなミニには大きな成果があるのです。



ブレーキバックプレート
インナー側にサビが……なぜ?

2016.6.23.thu

当店に車検で入庫したミニは、足まわりのオーバーホールが通常メニューとなっております。先日入庫したミニのリアブレーキをバラしたところ、バックプレートのインナー側にサビが広範囲に広がっています。前回もサビの浮きは見られたんですが酷くなっているようなので、念入りに確認したところサイドブレーキバーゲイターのブーツが切れているのが確認できました。

まあ普通でしたらこのブーツが切れていてもサビが混入する原因にはならないはずです。ただ、コチラのミニのオーナーさんが栃木県内でも日光市の方なので、冬場には雪道を走ることがあるんです。雪道と言っても融雪剤がまかれているので、道路に雪は残っていません。ただ雪解け水に含まれた融雪剤の成分が、切れたゲイターブーツから混入してイタズラするのでしょう。

ミニのトラブルには、旧車ならではのポイント以外に「地域差」にも留意しなければいけない点があるようです。地域によっては、ミニに限らず注意するのが当たり前のこともあるのでしょう。海沿いの地域ならば潮風対策が必要だし、暖かい地域、寒い地域にはそれぞれクルマを維持する秘訣があるはずです。タテ長の日本ならではの地域差なのかもしれませんね。

06_03_01.JPG
ドラムブレーキを開けてビックリ、こんなにサビているなんて!


06_03_02.JPG
原因はこのゲイターブーツ、外見じゃ切れてるか分かりませんが。


06_03_03.JPG
外してみればこの通り、パックリと口を開けております。


06_03_04.JPG
サビを落としてバッチリ塗装しました、ゲイターブーツも新品に交換しましたよ。



切れたブーツの交換
対策品を数種類ご用意

2016.6.17.fri

ミニの修理でよくあるのがステアリングラックブーツやドライブシャフトアウターブーツなどの、いわゆるブーツの切れです。もともと純正品として使われているものは、材質が薄くゴムが硬いので作業性はとても良いんです。ですが、耐久性が低いので切れたら交換しなくてはいけません。

当方では、この交換のスパンを長くさせるために対策品を使用しています。ひとつは純正品の強化対策品で、これでもかなり品質は良いので交換までの期間はグンと長くなります。そして、この上の上位ランクとしてスナップオンの最高級品も用意しております。もうゴムの品質がけた違いに良いんです。

この辺りは予算に応じてと言う部分なので、来店の際にご自分でご判断ください。ただ、当店では「用意はしてますよ」とだけ申し上げておきます。専用工具もありますので、クイック対応させて頂きます。もし興味がある方はご相談ください。


06_02_01.jpg
切れたステアリングラックブーツ、よく見かけますよね。


06_02_02.jpg
コチラは強化品に交換。この上に最高ランクの対策品もあります。


06_02_03.jpg
左が普通の強化対策品、右がスナップオンの最高級品です。


06_02_04.jpg
専用工具での取り付け方法。まず先端にブーツをセットします。


06_02_05.jpg
取り付け時はこんなに広がるんです。それだけ丈夫で柔らかい材質と言うことですね。


リアからの異音
謎の音の正体を探れ

2016.6.6.mon

先日入庫したミニは、オーナーさんが某オークションサイトで落札した車両だそうです。ショップで購入していない分、メンテナンスの履歴などには不安がありますが……。そのミニのリアから「異音がする」というので、試走してみると確かにコンコン底突きするような音が聞こえるので原因を調べます。

左のリアから音がするので、そこの足まわりをバラしてボールジョイントを確認しましたが、グリス切れもなく特に問題はないようです。ちなみにこの足まわりのバラシは車検整備のメニューなので、工賃は発生しないようにやりました。この辺りは、オーナーさんに長く乗ってもらうための心がけです。

で、音の正体ですが、ガソリンタンクから聞こえているような気がします。そこでガソリンタンクを外してみると、ショックアブソーバの取り付けナットがゆるんでいたのでした。コレは当方の想像ですが、ショック取り付けの際に仮締めしておいて、それを忘れてタンクを取り付けてしまったのではないでしょうか。



06_01_01.JPG
タンクを取り外すので、ガソリンを抜きます。



06_01_02.JPG
取り外すとショックの付け根がすぐ見えます。で、ナットがゆるんでました。


メンテナンスの心意気
なぜ「補修」で済ませるのか

2016.5.25.wed

当社にはさまざまな工作機械が置いてあるのですが、それらはすべてミニのパーツを補修するために導入しました。旧いクルマのメンテナンスには、単に部品を仕入れて取り付けるだけでは間に合わない部分が出てきます。そもそも合う部品がなかったり、あってもガッチリ適合しないなんてコトも起こるのです。そのような場合はどうしても「現場合わせ」で仕上げなくちゃいけません。

先日、ヒーターからのクーラント漏れで入庫したミニを整備しました。水中につけてエアを入れて確認したところヒーターコア・サイドのカシメが劣化でズレているようです。ヒーターコアを交換しても良いかなとは思いつつ、一応この部分を補修できたら漏れは防げるのでトライしました。チョット強引な組み付けになりますが、ヒーターコアをマルッと交換するよりは全然安いので……。

というワケでカシメのズレを強引に手作業で詰めてみました。ここが塞がってしまえば漏れないのでしばらくは問題ないでしょう。水中につけて確認しても水泡は出ませんし、一応キチンと塞がったことは確認できました。確かに部品交換した方が早いんですが、そうするとメンテのたびに出費がかさんでクルマに乗るのが嫌になっちゃうでしょう。直せるならなるべく補修で済ます道を探しています。

もちろん普段当方で面倒みているクルマだから「補修で済ませられる」と判断できるわけで、飛び込みで「修理だけしてくれ」と言われても困ります。クルマを見る時は、車検整備などでひと通り診た後でないと本当に「正しい状態」を把握できませんからね。専門店と長く付き合う気持ちがあるクルマ好きのユーザーさんに長く乗ってもらいたい、そんな気持ちを理解してもらいたいのです m_ _m


05_04_01.JPG
ヒーターユニットを取り外してチェックです。



05_04_02.JPG
水中にて確認すると泡がブクブク出てますね。



05_04_03.JPG
カシメを詰めて隙間を埋めたら漏れはおさまりました。



05_04_04.JPG
キレイにクリーニングして取り付けます。


エンジンルーム内に
謎のプラスチック片が……。

2016.5.16.mon

ミニの象徴的な意匠のひとつにラバーコーンがあります。このゴム製のサスペンションは、アレックス・モールトン博士が開発したミニ特有の足まわりです。なんてことはミニ好きの常識なのですが、ラバーコーンを説明する時はどうしても言いたくなるフレーズです(笑)。純正のラバーコーンはダンロップ製ですが、先日お客さんの持ち込みでエイヴォン製のロングストローク・ラバーコーンを取り付けました。

当方がイギリスに出向いた時に、やたらタイヤの広告が貼られている街に着いたのを思い出します。そこはエイヴォン川岸の街で、街とタイヤメーカーとのつながりを直に感じたものでした。日本で言うと横浜ゴムみたいな感じでしょうか。そのエイヴォン・タイヤ製のラバーコーンに付け替えようとしたら、単純に付け替えるだけでは済まないようです。強化ラバーコーンなので、純正品より厚みがあり、加工が必要のようです。

そこでHi-Loキットを調整して、ボルトをカットすることで組み込みました。ミニに乗る方の中にはコイルスプリングに変更する人もいますが、どうしてもラバーコーンが良いという純正コダワリ派も多いのです。ちなみにこの強化ラバーコーンは、高年式の重量が重くなったミニへの対策品として作られたもののようです。ラバーコーンの劣化が気になり「コイルに替えようかな」なんて思っている方は、こんな選択肢もあります。



05_03_01.JPG
こんな感じで黄色いプラスチック片が落ちていても見逃しちゃいそうですよね。



05_03_02.JPG
ラジエターを取り外したらブレードが取れちゃって、意味をなしていません。








ミニと言えばラバーコーン
唯一無二の乗りアジ

2016.5.11.wed

ミニの象徴的な意匠のひとつにラバーコーンがあります。このゴム製のサスペンションは、アレックス・モールトン博士が開発したミニ特有の足まわりです。なんてことはミニ好きの常識なのですが、ラバーコーンを説明する時はどうしても言いたくなるフレーズです(笑)。純正のラバーコーンはダンロップ製ですが、先日お客さんの持ち込みでエイヴォン製のロングストローク・ラバーコーンを取り付けました。

当方がイギリスに出向いた時に、やたらタイヤの広告が貼られている街に着いたのを思い出します。そこはエイヴォン川岸の街で、街とタイヤメーカーとのつながりを直に感じたものでした。日本で言うと横浜ゴムみたいな感じでしょうか。そのエイヴォン・タイヤ製のラバーコーンに付け替えようとしたら、単純に付け替えるだけでは済まないようです。強化ラバーコーンなので、純正品より厚みがあり、加工が必要のようです。

そこでHi-Loキットを調整して、ボルトをカットすることで組み込みました。ミニに乗る方の中にはコイルスプリングに変更する人もいますが、どうしてもラバーコーンが良いという純正コダワリ派も多いのです。ちなみにこの強化ラバーコーンは、高年式の重量が重くなったミニへの対策品として作られたもののようです。ラバーコーンの劣化が気になり「コイルに替えようかな」なんて思っている方は、こんな選択肢もあります。



05_02_01.JPG
純正と比較するとこんな感じ。容量が全然違います。


05_02_02.JPG
ボルトの切断により長さを調整しました。1/4ほどカットしています。


05_02_03.JPG
ナットも半分ほどにカットしております。
こういう細かい処理がスムーズに出来るように工作機械を揃えたんです。



ひとあじ違うSモール
キレイに取り付るコツ

2016.5.2.mon

ミニのオーバーフェンダーにはいくつか種類がありますが、Mk I 仕様にする方にはフェンダーレスが人気のようです。そこにSモールを取り付けるのですが、この取り付けに苦戦しているミニをたまに見かけます。強引にハメ込んでビスを打ち込んでいたり、モールを部分ごとに分割&加工して取り付けたりして……それでもキマらないというか、モールが浮いちゃったりしていたりします。

この取り付けにはコツがいるんですが、当方もむかしは分からなくてイロイロ聞いてまわったものです。モールは、部品屋さんから届いた段階で丸めた状態で送られてきます。同じ方向に曲げられてクセが付いちゃっているので、ここを矯正するのがひと苦労だったりします。ホイルアーチ部分なら丸い形状を生かせますが、ボディ下部に流れ込む部分で逆方向に曲げなければいけません。

この「曲げ」加工に当社ではプラスチック溶接機(ドライヤーのようなもの)を使っています。熱で真っ直ぐにするので、手で強引に曲げて割れちゃうといった手違いがなくて良いのです。また、取り付ける際はフェンダーのリブに接着剤を流し込むので、カンタンに外れないのです。今回、Sモールを取り付けたのはMk I クーパーSですが、この要領で高年式にも流用できると思います。



05_01_01.JPG
入庫したクルマに付いていたモールは3分割して取り付けられていました。


05_01_02.JPG
取り外して新品に付け替えます。新品(写真右下)はこのように丸まっています。


05_01_03.JPG
ドライヤーで加熱しながらゆっくり曲げ、接着剤を塗りこんだリブに取り付けます。



クラシックから現行車へ
すこしずつ快適に変更

2016.4.26.tue

オリジナルのMk I に乗る場合、どうしても「当時モノ」にこだわりたいところです。でも、現代の道を走る上では、あった方が良い装備があります。実際、販売当時のスペックで走っても全然構わないんですが、その状態は理想というわけじゃなく、当時の交通状況とテクノロジーの限界に応じて造られたに過ぎないということです。

で、先日来いろいろ手を加えていたMk I のオーナーさんから「ハザード」を付けたいというリクエストがありました。旧いクルマなので、急なトラブルでエンジンがかからない時があります。それがもし暗い夜道だったりしたら、ハザードで自分の存在をアピールしたいところです。小さいミニで、しかもブルー系だったりすると夜に溶け込んでしまいますから。

後付けでハザードを新設した際に、ヒューズボックスの破損を見つけました。もともとエンジントラブルで入庫したこのMk I ですが、当社で販売したクルマじゃないので、その都度トラブルに対応するカタチになってしまいます。ヒューズボックスは新品に交換しましたが、次の車検整備は当社でミッチリ面倒を見させて頂きたいところです。



04_04_01.JPG
ハザードを新たに取り付けました。


04_04_02.JPG
今度はヒューズボックスの破損です。


04_04_03.JPG
収まりよく設置します。このクルマ、経年劣化がまとめて来た感じですね。



ラジエター交換
奮闘記〜その後〜

2016.4.18.mon

前回までのラジエター交換、ヒーターバルブにてすっかり参っていた私ですが、すべてが終わったと思ったらクルマの下にシミを見つけてしまいました。まだクーラントが漏れてるのかと思って液ダレをたどっていくと、今回はどうやら別件のようです。この漏れはブレーキマスターシリンダーかクラッチレリーズシリンダー辺りでしょう。

目視でマスターシリンダーと判断できたので早速補修します。ただ、マスターシリンダーを触るならついでにレリーズシリンダーも見ておきたいところ。このクルマは当方が診るようになってからレリーズシリンダーはチェックしてないハズ。なのでオーナーさんの了承をいただき、オーバーホールすることにしました。

クルマが古くなってくると、どうしても劣化して補修が必要な箇所が増えてきます。でも、その箇所を見越して早めに対策したり、新品に交換するんじゃなくてリペアで直していけば良いのです。ただ、完全に交換が必要な部品もありますので(今回の場合はラジエターとヒーターバルブ)、ポイントを押さえた経済的なメンテナンスを提案していきたいと思います。



04_03_01.JPG
ドライブシャフトを伝って、漏れたオイルが垂れています。


04_03_02.JPG
ブレーキマスターシリンダーからのブレーキオイル漏れでした。


04_03_03.JPG
ついでなので手を付けてなかったレリーズシリンダーもチェック。


04_03_04.JPG
汚れていたのでクリーニング&リペアしました。これで今後も安心です。


ラジエター交換
奮闘記〜その2〜

2016.4.11.mon

前回、新品のラジエターを交換し、今回はヒーターバルブを新品に交換します。ところが、いざ取り付けてみると液ダレがあります。新品なので「おかしい」と思い部品屋さんに確認すると【ヒーターバルブの接着不良】とのこと。製造した段階での不具合なので仕方ないとの返事でした。仕方ないとは言え、液ダレしたままお客さんを乗せるわけにもいかないので補修します。

ヒーターバルブを分解して接着の具合を見てみようとしたら、当然ながらガッチリくっついています。弊社の工具たちを駆使して、というかまあ強引に開けて中身をチェック。開けて、製品の挙動に干渉しない程度にまんべんなくボンドを流し込み、圧をかけて固定します。ヒーターバルブを接着し、エア漏れのないことを確認してから取り付けました。

ちなみに、この樹脂製の部品はベークライトという素材で出来ています。耐熱性、難燃性に優れた素材で、だから高温となるクルマの部品として使っても大丈夫なんです。ひとまず、ヒーターバルブも取り付け、ひと通り整備は終わりと安心していると……おや、クルマの下にオイルのシミがあるじゃないですか……しつこいようですが次回に続きます。


04_02_01.JPG
水に浸してみると、ぶくぶくエアが漏れてるじゃないですか。



04_02_02.JPG
ヒーターバルブを分解して、再度ボンドで接着します。



04_02_03.JPG
そして固定。もう2度と漏れて欲しくないと願いながら。



04_02_04.JPG
どうですか、水面は静かなものです。もう漏れてないですよね!



04_02_05.JPG
ラジエター交換から始まった今回の整備、終わったと思ったらまたオイル漏れ!(つづく)



ラジエター交換
奮闘記〜その1〜

2016.4.5.tue

ラジエターからクーラント液が漏れている車両が入庫されてきました。クルマの下回りに液ダレがあるとゾッとしますよね。ラジエターとヒーターバルブから漏れがあるようです。まず、ラジエターの漏れている箇所を補修してトラブル解消と行きましょうってことで、とりあえず外してみました。この時点ではカンタンな補修で済むと思っていたんですが……。

ラジエターを4回ほど付けては外してを繰り返した挙げ句「新品に交換しよう」と判断しました。何度補修しても液が漏れてくるのは、ラジエター内部に破損があるからです。補修にはアッパータンクを外す必要があるので、そうするとコアのハンダが剥がれてしまいます。その際、チューニングミニならばコア増しを提案しますが、ノーマルなら新品と交換した方が経済的です。

ちなみに新品に付け替えたところでホースから漏れがあったので、ホースも新品に交換しました。何回取り外すんだと思いながら、合計6回目でラジエターの取り付けは終わりました。この後はヒーターバルブ交換がありますが、こちらもそうカンタンにはいかず……その話はまた次回と言うことで(つづく)。



04_01_01.jpg
クーラント漏れにより、ラジエターを取り外します。


04_01_02.jpg
補修箇所を見つけては直し、見つけては直しの繰り返し。


04_01_03.jpg
はい「3回目」。それでも液漏れは止まりません(泣)。


04_01_04.jpg
はい、新品取り寄せ〜……ところが別の問題発生。



04_01_05.jpg
新品のラジエターをセッティング、しか〜し!


04_01_06.jpg
再びクーラント漏れ、ホースを新品に替えてやっと装着完了。

ミニのトラブル
スピードメーターが動かない

2016.3.28.mon

1986年製のミニ1000が、スピードメーターの不調で入庫してきました。不調というか、「動かない……」とのことです。いろいろ原因は考えられますので、ひとつひとつ可能性を潰していきましょう。それで、ケーブルシャフトが動かないので、ここに原因があることは突き止めました。狭い車内をたどってやる作業はかなりハードなストレッチです(笑)。

外したケーブルを見てみると、途中で熱断裂しているのが分かります。エンジンルーム内で、エキゾーストパイプと干渉して断裂したのでしょう。この断線によりメーターが動かないということが分かると思います。このように原因がカンタンに(でもないんですが……泣)究明できれば、そこを補修すればいいのでトラブルは解決できます。

ちなみにスピードメーターは、ミッション側の回転数を拾って、ケーブルを伝ってメーターに数字を反映させる作りになっています。だから、ケーブルが断線していたら当然メーターは動かないわけです。あと、チューニングでギア比を変えたり、タイヤの径を変えたりするとメーターの数字がズレちゃうのも当然ですよね?まあ、その際は補正できますのでご相談ください。


03_04_01.JPG
スピードメーターのケーブルをたどります。狭い!


03_04_02.JPG
写真のケーブルの真ん中右よりあたりが断線している箇所です。

CDIのトラブルは
アース不良を疑え!?

2016.3.17.thu

先日、エンジン不調で入庫したクーパーSについての記事を上げさせていただきました(2016.2.03「クーパーSのエンジン不良 原因を追いかけて」参照)。その際はオールペン時のサンディングによるコネクタの接触不良が見られたので、そこをクリーニングすることで一時的に解消できました。でも、どうしても「本命」という手応えがなかったんです。

そこで、しばらく預かっておいて不具合がなければと思い試運転していると、再びエンジンがかからなくなるトラブルが見られました。そこで、前回のように原因を辿るわけですが、今回は前に潰した可能性は除外できます。すべてクリアにしてあるので、あとは前回手を付けなかった箇所に限定されるわけです。それがCDI(電子制御式点火装置)でした。

ここをほじくってみると、接触不良があり、点火が不安定になってしまったようです。アースも上手くできてなく、アース線も潰れていたので修復してボディに止め直しておきました。カプラーに接点復活剤を塗布し、やっと、今度こそクーパーSのエンジンは完全復活となりました。ちなみに、このページで数ヶ月に渡って紹介してきたこの話ですが、数日間のピットレポートを小出しにしているだけなので、作業としては数日のことなんですよ(笑)。


03_03_01.JPG
やっと辿り着いたエンジン不調の「原因」はCDIの接触不良でした。



03_03_02.JPG
インシュロックを使ってシッカリ固定し、アースもキチンと取り直します。

Mk I クーパーSに
3点式シートベルトを取り付け

2016.3.7.mon

旧いクルマには、シートベルトが付いていない車両があります。車検は当時の保安基準に準じるので、その当時シートベルトが付いていない車両なら問題ありません。昭和44年3月31日以前に製造されたクルマに関してはシートベルトの装着は免除となるはずです。現在のような3点式シートベルトの装着が義務化されるのは50年4月1日以降に製造されたクルマからとなります。

なので、シートベルトの付いていないMk IクーパーSには装着義務はありません。ですが、お客さんの希望があれば付けます。今回は別の事情ですが、付けた方が良いと思ったのでお客さんと相談して3点式シートベルトを取り付けることにしました。さすがに「もとから付いていない」だけあって、シートベルトを取り付けるためのスペースは自作で何とかするしかありませんけどね。

後付けだからと言って、大好きなミニのインテリアを汚すのは嫌なので、取付には気を使いました。ストラップ巻き取り装置は見えないよう、リアクオーターのドアポケット内に収めました。当然ですが、そういう作りになってないのでベルトを通す穴を開けます。それでも見栄えが良いようにキレイに収めました。もともと「こうなっていた」と思われることが理想ですが……。


03_02_01.JPG
リアクオーターのドアポケットにベルトのリトラクター(巻き取り装置)を収めます。


03_02_02.JPG
こちらは固定用バックル。ボディにしっかりと取り付けます。


03_02_03.JPG
ドアポケットのカバーにもベルトを通すための切り込みを入れます。


03_02_04.JPG
このように収まりました。自然な仕上がりじゃないでしょうか。



タイヤ&ホイール交換と
トーイン調整

2016.3.2.web

先日、預かったミニのタイヤ交換をしていたらエアバルブが破損してしまいました。予備の部品は取ってありますが、なんだか腑に落ちないままバルブを付け替えてみると……。あれ、サイズが合わないなぁ。それほど特殊なホイールでもないと思うんですが、ミニでは定番の10インチアルミです。そこで、部品屋に問い合わせてみると、「レイズのホイールかな?」とのこと。

たまに特殊なエアバルブがあるそうなんです。で、滅多に破損することもないので、コレが特殊なサイズだってことも忘れてしまいます。今回はたまたま「知ってる」担当者と話せたからすぐに代替部品が届きましたが、分からなければムダに苦戦するところでした。知らないと言うだけで、本当はカンタンに直せる部分もあるのかもしれませんね。いくつになっても勉強です。

足まわりの調整でトーイン調整というのがあります。基本的な設定はトーゼロからややトーインというところが基準値になるでしょう。当店ではトーゼロで設定します。トーインというのは「車両を上空から見た場合、進行方向に対しタイヤ前端が内側を向いている状態」です。扁平タイヤを履いている場合などはトーインにすることで内側偏摩耗を緩和することが出来るといいますが、ミニには関係ないかな?


02_05_01.jpg
タイヤチェンジャーで履き替える際にバルブが破損してしまいました。


02_05_02.jpg
上がよくあるサイズのエアバルブ、下が今回取り寄せたサイズです。


02_05_03.jpg
トーイン調整の図。




クーパーSの
足まわりオーバーホール(後半)

2016.2.22.mon

前回に続きまして足まわりのオーバーホールについてです。通常の車検整備のコースでバラしていくと、どうしても追加の修理箇所が出てきます。もちろん当方でずっと面倒を見ている車両なら、その修理箇所も把握していたり、今回は「まだ大丈夫かな」とか様子を見ることができます。でも、最初のお客さまに関してはなるべく「修理しますか?」とお伺いを立ててみることにしています。

ある程度までバラすと、工賃なしでついでに手を出せる箇所が出てきます。そういった箇所を同時に直しておけば安上がりだし、放置していてもいずれ直すことになるし、その「いずれ」が来た時には連鎖的に他の箇所にもトラブルが生じている
場合もあります。今回の場合は、通常の車検整備でやる足まわりオーバーホールに、テンションロッドのゴムブッシュとロアアームのブッシュ交換を追加しました。

ミニという、趣味性の高いクルマに長く乗っていただくには、整備も大事ですが、いかにコストを抑えてメンテナンスするかという点も大事だと思います。お客さまのニーズに合わせながら、予算やライフスタイルに合わせた整備を提案します。時には、お客さま自身でできることは「やってみれば」と手ほどきもします。そうやって地道ながら、栃木県内のミニを守っていきたいと思っております。


02_04_01.JPG
足まわりのオーバーホール。どんどんバラしていきます。


02_04_02.JPG
ラックブーツのゴムが切れてますね。交換しましょう。


02_04_03.JPG
ベアリングの汚れを洗浄してグリスをタップに塗りこみます。


02_04_04.JPG
ブッシュ類は定期的にリフレッシュさせましょう。


02_04_05.JPG
グリスニップルも減っちゃってグリスが入っていかないので交換です。


クーパーSの
足まわりオーバーホール(前半)

2016.2.16.tue

新年から手がけていたクーパーSのピットレポート続編です。特に長くかかったというワケではないのですが、ミニによく見られるトラブルや故障の類が数点見られたので何回かに分けて解説いたします。今回は足まわり。試走で、ブレーキに違和感を感じたので確認するとベアリングから異音がします。コレはオーバーホールの必要があると判断し、オーナーさんに連絡しました。

単体でこの箇所をオーバーホールするとなるとそれなりの工賃がかかります。この車両には他にも必要な修理がありそうだったので、ついでに諸々確認できる「車検整備」のコースとしての足まわりオーバーホールをオススメしました。車両により、または状態により多少値段は変わりますが、バラバラに修理するよりは単発でやった方が安上がりなのは間違いないところです。

先方にご理解いただき、足まわりをバラしてのオーバーホールとなりました。ブレーキは、リアのカップが固着しており、外してみると組違いになっております。メカニックが自分で組違いに組み付けられるパーツではないので、本国での流れ作業で逆に付けちゃったのでしょう。珍しいケースではありますが、メカニックとしては気を付けたいところではあります。(つづく)



02_03_01.JPG
足まわりのリフレッシュは当店のミニの車検では定番コースとなります。


02_03_02.JPG
写真の状態は正しく組み付けられた状態です。
中間の黒い部分が逆に付いていたのです。


ミニじゃないけれど……
ファンベルト、謎の欠損

2016.2.09.tue

ミニという名前の付くクルマに、かつての四駆の雄「パジェロ」ミニがあります。当店で扱うミニとは異なりますが、ミニつながりということでしょうか、バックヤードに1台控えております。この手のクルマは使い勝手が良いので重宝します。まあ有り体に言えば代車のゲタ車ですが、クルマ屋の意地として大事に乗っております。

つい先日、エンジンルームから異音がして、開けてみるとゴムの焦げたような匂いがします。よく見るとファンベルトが欠損しています。ウォーターポンプの微妙なガタつきで干渉してゴムが裂けたようです。このすこし前、オルタネータを新品に交換した際にベルトのテンションを張りすぎたようです。ガタつきの分ゆるめに張れば良かったのですが、正規のテンションで張ったら裂けました。

ちなみにミニ(我らが英国の方のミニ)の場合はベルトが太いので切れることはないと思います。いつもはミニのトラブルやよくある修理を紹介しておりますが、たまには国産車のトラブルも載せてみました。基本的にはミニ専門店ですから誤解なきように。ただミニに乗っているお客さまが必ずしもミニだけに乗っているとは限りませんから、いろいろな車種を扱うことになりますが(笑)。



02_02_01.JPG
かつてはジムニーと覇権を争ったパジェロミニですが……。


02_02_02.JPG
メンテナンスはしっかりやってます。オルタも新品に交換したばかり。


02_02_03.JPG
このようにベルトの中心がパックリと割れちゃってました。



クーパーSのエンジン不良
原因を追いかけて

2016.2.03.wed

前回の続きとなりますが、新年明けて早々に入庫したクーパーS、そのエンジン不良の原因を探り修正していきたいと思います。まず、エンジンがかからない原因として「燃料がきているのか」を確認します。家電で言うところの「コンセントが差さっているか」レベルの初歩ですが、一応1から辿るためにチェック項目としてあげておきます。もちろん燃料に問題はありませんでした。

点火系でプラグを確認しますが、無理矢理エンジンをかけようとした後なのでこちらはカブッています。クリーニングしますが、コレが原因と言うことはないようです。デスビもチェックすると、オイルが漏れているようなので気にはなりますがエンジンが動かないこととの関連はありません。一応クリーニング。で、最終的に配線の接触不良により電気がきてないことが判明しました。

ひとつひとつ潰す消去法で、トラブルの原因を確定させることはできました。オールペンした際に、サンディングの粉がコネクタに入り込んで、年数を経て接触不良を起こしてしまったようです。洗浄してからエンジンは普通に動くようになりました。この状態でしばらく当社で様子を見た上で、他の要因が見当たらなければトラブル解消と言うことになりそうです。



02_01_01.jpg
新年最初のお客さまはクーパーSです。
ミニクーパーファクトリーの名にふさわしい幸先の良いスタートです。


02_01_02.jpg
点火系のトラブルではプラグも要チェック項目。



02_01_03.jpg
デスビはオイルがまわってきちゃっている感じです。



02_01_04.jpg
全部を潰して最後に残った電気の配線。
オールペンの際のサンディングが積もってます。


02_01_05.jpg
クリーニングして元に戻したら、ひとまずエンジンはかかるようになりました。


新年イッパツ目のお仕事
突然エンストしたクーパーS

2016.1.27.wed

例年、年末年始の休業中もお店には出ていることが多かったりします。それは用事があってのことなので、実際に仕事をしようと思ってお店にいるワケじゃありません。それでも店にいるところをお客さんに見られたら、当然対応しなくちゃいけないワケですが。一応「休業中」をホームページで掲げているので、期間中は休んでやろうと1月2日は昼から一杯引っかけていました。

クルマ屋さんなので飲んだら仕事になりません。このようにしてムリヤリ休みモードに突入した途端、会社の電話が鳴り出しました。対応すると急にエンストしたのでレスキューをお願いしたいとのこと。クルマはMk I クーパーSだそうです。引き取りに行きたい気持ちはあれど、当方すでに飲んでます。仕方なくお客さんの保険付帯のロードサービスで対応してもらいました。

一旦お客さんの自宅に移動してもらい、後日当方が取りにうかがうという段取りです。気掛かりだったので、名ばかりの休業を早めに切り上げて、1月4日に引き取りに行きました。エンストした時の状況などを聞き、とりあえず当方で預かることになりました。プラグ交換などの簡単な仕事で済めば良いんですが……次回、「エンストの原因究明の巻き」を乞うご期待、とか引っ張ってみたりして。



01_04.JPG
新年最初のお客さまはクーパーSです。
ミニクーパーファクトリーの名にふさわしい幸先の良いスタートです。



ミニ屋だから
つい付けちゃうんです

2016.1.25.mon

クルマは純正の状態がイチバン調子が良く、すべての機能を正常に使えるワケです。それでもドレスアップしたりカスタムに精を出すのは、「人と違う」クルマにしたいからでしょう。もちろん用途によっては、例えばレースに出るという場合ならチューニングする必要も生じるでしょうし、レース用の安全基準もあるワケで、その場合のカスタムはまた別の趣味の話です。

当方にもイタズラ心というか、ついイジッてしまう時があります。エクステリアのドレスアップというのでしょうか。当社の代車「プレオ」のエンブレムをついミニのウイングバッジに換えてしまいました。本当は代車もミニにしたいんですが、お客さんはミニオーナーばかりじゃないので、こういう軽が一台あると便利なんですよね。でもミニ屋の意地としてエンブレムで主張してみました(笑)。

まあエンブレムを換えたところで走行にも安全性にも何ら支障は来さないです。パッと見にも変化は分からないかもしれませんが、ミニ好きには主張するモノがあるかもしれません。逆に「何じゃコリャ?」と怒られる向きもあるかもしれませんが、その節はミニ屋の些細なイタズラ心と笑って済ませていただければ幸いです。


01_03_01.jpg
割と違和感なく収まっているので気付かれないかもしれません。




01_03_02.jpg
近くで見ても納まりが良いのは、それだけ優れたデザインってことでしょう。



01_03_03.jpg
もちろんリアにも付いてますよ。


クラッチの不具合
まずはレリーズシリンダーのO/H

2016.1.15.fri

ミニに乗りたい人の多くはMT車を選ぶでしょう。コンパクトでキビキビ走るミニだから、クルマを操縦する喜びをより味わえるマニュアル車の方が楽しいと思います。ATでもMTでも性能に違いがあるワケじゃありませんから、どちらを選ぶかは乗る人のライフスタイルや好みで決めればいいと思います。ただ、クラッチペダルを踏んでギアを入れ替えるフィーリングは、クルマを運転する初期衝動を刺激するような気がします。

で、今回はクラッチの不具合についてです。MT車のミニに乗っていて、クラッチのキレが悪くなったり、繋がりにくくなったり、ペダルが重く、踏みしろがなくなってきたと感じたことはありませんか? そんなミニが入庫してきたので診てみると、クラッチオイルが漏れているらしく、にじみが見られます。レリーズシリンダーからのオイル漏れなので、ここを調べることにします。

レリーズシリンダーのオーバーホールは、インナーキットを交換することを推奨しています。ASSY交換となる場合もあるんでしょうけど、当店ではインナーキット交換で長く問題なく走っているミニのお客さんがたくさんいます。もちろんASSY交換よりも安価に済みます。結局オイル漏れなので、オイルシールが劣化しているわけです。だから、劣化箇所だけを交換すれば安く済むし、旧いクルマに永く乗り続けるコツだと思います。


01_02_01.JPG
レリーズシリンダー内部をクリーニングします。


01_02_02.JPG
インナーキット交換。新品のピストンに入れ替えます。


01_02_03.JPG
これでオイル漏れは解消され、クラッチフィールは元通り。


新しい年に
足まわりのお手入れ

2016.1.8.fri

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

今年は暖冬のようですが、備えあれば憂いなしと言うことでスタッドレスタイヤに交換される方が年始に立て続けにご来店されました。暖冬の年は急に大雪が降ったりするので、まあ履き替えておけば間違いはないでしょう。新しい年と言うこともあって、あえてニューミニの写真を載せてみました。

タイヤ交換の時にネットで買ったホイールを持ち込みでいらっしゃるお客さんもいます。安くてお買い得ですが、中古ホイールなので、念のため当店ではバルブを交換させてもらってます(バルブは工賃込みで500円+税/1個)。ホイールに固着したゴムなどもちゃんと剥離して取り付けてあげます。

あと、当店ではタイヤに窒素ガスを充填させていただいております。窒素ガスは外気からの影響が少ないので、安定したエアの状態を保つことができます。乗り心地も良くなるのでオススメですよ。安全で快適で楽しいカーライフを送るために、スタッドレス交換、窒素ガス充填など、この週末にいかがですか?
余談ですが、当店からイチバン近い餃子専門店は「正嗣(まさし)」さんです。メニューは焼き餃子と水餃子のみで、餃子単品かライスを付けた定食しかないです。餃子は一人前210円なんですが、お土産にすると一人前200円です。10円は光熱費でしょうか。チョット気になります(笑)。


01_01_01.JPG
年始から連発でニューミニのタイヤ交換です。


01_01_02.JPG
ホイール持ち込みでご来店のローバーミニのお客さま。もちろん交換いたします。


01_01_03.JPG
中古タイヤなのでゴムのカスが固着しております。


01_01_04.JPG
スクレッパーとワイヤーブラシでクリーニング。


01_01_05.JPG
バルブも念のために交換しましょう。



01_01_06.JPG
当店ではタイヤの空気は窒素ガスをオススメしております。


bar02.gif
ミニクーパーファクトリー・バグパイプ 〒320-0065 栃木県宇都宮市駒生町1377-3 TEL&FAX:028-652-0064 E-mail:info@mini-bagpipe.com
bar01.gif